思いはいのり、言葉はつばさ の商品レビュー
心温まる、とてもいい小説。 精一杯生きる当時の人達が綺麗に描かれていた。主人公のお父さんの言葉が良かった。贅沢をするためではなく人の命を助けるために使う、綺麗な心が読んでてとても心地よい。
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理不尽を当たり前のものとして従うしかなかった女たちの、手仕事の話。女になんの権利もなかった時代、嘆いて病んだ人も大勢いただろう、でもこうして手仕事に思いを込め、文字に自由を求める作業もあったのだろう。初めてのまはら作品、久しぶりに一気に読んでしまった。
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表紙がとってもかわいくて手にとる よかったーーー チャオミンの素直な一生懸命な心が伝わってきて 心があったかくなる ニュウシュとは?? 挿絵とかにもなかったので結局どんな文字なんだろうと思っていたら裏表紙のとこに何か細長い模様が え?これが文字なの?が正直な感想 縦に読むのか横にして読むのか?ぜんっぜんわからんーー でも逆にわからない方が良かったのかも 知らない人には文字と思われない方が危険がない 心を自由にするために書く その文字を必要とした人々がいたということ 民族間のこととか貧富の差とか男尊女卑とか 諸々多分描こうとすればもっと重い話にもなるんだろうけど 児童書ってことでその辺はマイルドになってるし メインはチャオミンの成長物語なのでさらっと読めば辛くない 多分深読みしようとすると辛いとこわんさかありそう 願わくばシューインが嫁ぎ先で幸せに生きてくれることを 生きるのに必要以上の財は人の命を救うために うわーーーお父さんいいこと言うねー ここはおばあちゃんちょいとイヤミだけど お父さんとお母さんがちゃんと娘を大事にしてるのですき
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女性だけが読み書きできる秘密の文字ニュウシュについてかかれた物語。舞台は中国。装丁が綺麗。城所潤さんによるもの。装画はまめふくさん。
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分類としては児童書にあたると思われますが、大人が読んでもハッとさせられる描写があり、とても興味深く読みました。 昔、中国の女性達の間で使われてたニュウシュという文字を習っている女の子が主人公という、やや特殊な設定を上手に使い、現代にも通じる女性の生涯について考えさせられる文章でし...
分類としては児童書にあたると思われますが、大人が読んでもハッとさせられる描写があり、とても興味深く読みました。 昔、中国の女性達の間で使われてたニュウシュという文字を習っている女の子が主人公という、やや特殊な設定を上手に使い、現代にも通じる女性の生涯について考えさせられる文章でした。 未成年か成人後か、既婚か未婚か、男性か女性か、など、読み手の立場や属性で大きく感想の変わる、大変面白い物語だと思います。
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様々な民族や、考え方が違う女の人たちが、刺繍や女書を通して理解しあっていて心が温まりました。 また、チャオミンの姉であった人が結婚するときに、チャオミンの気持ちをチャオミンが習っていた女書で表していて、僕も言葉を大切にするとともに、祈って自分の想いを伝えたいなぁと思った
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朝日小学生新聞「中学入試で取り上げられた本」より。(ちなみに、桜蔭中ほか) 少し前に読んだ『彼岸花の咲く島』で、女性だけが学べる「女語」という言葉が登場した。 こちらは「女書」(ニュウシュ)という女性だけに伝わる文字の話。 理不尽な風習や、古くからのしきたりの中で、自由を奪わ...
朝日小学生新聞「中学入試で取り上げられた本」より。(ちなみに、桜蔭中ほか) 少し前に読んだ『彼岸花の咲く島』で、女性だけが学べる「女語」という言葉が登場した。 こちらは「女書」(ニュウシュ)という女性だけに伝わる文字の話。 理不尽な風習や、古くからのしきたりの中で、自由を奪われてきた女性たち。 「文字があなたの(纏足をした)足の代わりだよ」「思いをつづることで、心がきっと自由になる」p82 誰もが文字を学べ、読み書くことができる今、 指先でつぶやくだけで世界中とつながれる今、 自らの思いを託せる「文字」の持つ不思議な力を、改めて感じた。 文字は、人を生かしもすれば殺しもする。 「言葉を大事にするんだよ」p153 「辛いときは、書きましょう 苦しいときは、歌いましょう」p205 「人は初めて書く文字では、思いやりや優しい気持ちを言葉にする」p251あとがきより 「女書」と検索してみた。 装丁に描かれた刺繍のような美しい右上がりの文字。この文字が、女性たちの悲しみや喜びに寄り添ってきたんだな。
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中国に伝わる女書。その美しさに魅せられ学び始める少女チャオミン。少女たちの日常を通して、民族や女性、家族、友情が浮かび上がる。なんて繊細で切なく美しい物語を書くんだろう。思いは祈りになり言葉は翼になる。タイトル通りの素敵な物語。
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チャオミンはニュウシユ(女書)を習いはじめます。 花帯に刺繍されたニュウシユに心惹かれて。 文字を知って、チャオミンは伝えたいことがあふれます。歌にのせて、文字にのせて、気持ちが自由になるのです。
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漢族の父とハル族の母の間に生まれたゴォ・チャオミンは、近所のお姉さんホ・ジュアヌに連れられ刺繍にと手仕事をする娘たちの集まりに参加することを楽しみにしている。 集まりにはもう一つ、男たちに秘密の習い事がある。 「ニュウシュ(女書)」を教えてもらうのだ。 文字を覚えたばかりの小さな女の子の誇らしい気持ち。 自分の気持ちを言葉の形にしてやり取りする手紙や歌。 部族間の反発もあるけど、きちんと交流も、手を取り合うこともある。 年上の子が小さな子を慈しみ、 子どもの成長を見守る家族。 ニュウシュには、女性たちの辛い気持ちを受け止めてきた歴史があるそうです。 チャオミンたちの物語が、ニュウシュに染みこんだ女性たちの涙を天にかえしてくれているといいな。纏足の怨念は作品内ではらされていた。(受けいれ、誇りに思っていた人もいてはったんやろなとは思う。ただ、子どもの足というのが。失われるべくして、失ったものだ。) ニュウシュで恋文もしたためられるんだものね。 チャオミンとジュアヌが結交姉妹になれて良かった。誰かの命と引き換えでなくて、ほんとに良かった。 シューイン姉さんの結婚が、相手といっしょに幸せな日々をニュウシュで綴っていけるものでありますように。 こうであったらよいなと思える物語でした。
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