いつか猫になる日まで グリーン・レクイエム の商品レビュー
植物宇宙人から見た動物の存在という視点が斬新。40年前の高校生がかいたとは思えない。今まで読んでいなかったのが悔やまれる。少しこの人を追ってみんとす。
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「いつか猫になる日まで」は初めまして。 「グリーン・レクイエム」はお久しぶり。 「緑幻想」も初めまして。 グリーン・レクイエムの続きがあるとは思って無かったので、そうか、そういう結末になるのか、と。 新井素子節を堪能しました。満足
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素子さんの『絶対猫から動かない』を読む前に、この『いつ猫』を40年ぶりに再読。(手元にあるのはコバルト文庫です!) ひええ。あちこち痒くなるくらい懐かしい!!(笑) このお話って、こんなに突拍子もなかったのかー 普通の女の子がUFO操縦しちゃったり、宇宙人たち相手に月面で大立ち回...
素子さんの『絶対猫から動かない』を読む前に、この『いつ猫』を40年ぶりに再読。(手元にあるのはコバルト文庫です!) ひええ。あちこち痒くなるくらい懐かしい!!(笑) このお話って、こんなに突拍子もなかったのかー 普通の女の子がUFO操縦しちゃったり、宇宙人たち相手に月面で大立ち回りを繰り広げちゃったり… 子どもの頃はそんなハイテンションな素子さんワールドを純粋に楽しんでいたように思うけど、今回の再読で印象深かったのは、大活劇の裏で描かれる創造主の孤独。 無限の時の中ですべての物を創り、それらを意のままに操る「彼」は、だからこそ限りない孤独の中で自らを哀れむ存在だ。 「神さんだが何だか知らないけど、その人の喉元にナイフつきつけて言ってやりたいことがある」p235 そう宣言して彼の存在を否定する娘も、結局は彼の創造の産物なのだとしたら。 どんなに生き生きと描いても、「自分に直接かかわって」くることは決してない存在――それって、と今回の再読で思ってしまった。「物語の作者と登場人物」という構図と同じだ。 「全部まがいものだったんだ――神さんの手のひらの上で」p233 このセリフを言わせた(創造主としての)素子さんの気持ちを思うと、何だかとっても切なくなってしまった。 この3年後に、「新井素子」として自らを物語の世界に飛び込ませた『…絶句』を刊行。どんな思いがあったのかな。そちらも再読したくなってきた。 いちまろの感想・レビュー『絶対猫から動かない』 #ブクログ https://booklog.jp/users/ichimarobooks/archives/1/4041088232
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自分が読んだのはこの本じゃなくて、自分が中学生時代に買った集英社コバルト文庫の「いつか猫になる日まで」(昔の蔵書を引っ張り出してみた)なんだけど、まあ、一応、検索で出てきたこの本で(もう一つタイトルに出てくる「グリーンレクイエム」も、うーんと以前に読んだし)。 当時、一世を風靡...
自分が読んだのはこの本じゃなくて、自分が中学生時代に買った集英社コバルト文庫の「いつか猫になる日まで」(昔の蔵書を引っ張り出してみた)なんだけど、まあ、一応、検索で出てきたこの本で(もう一つタイトルに出てくる「グリーンレクイエム」も、うーんと以前に読んだし)。 当時、一世を風靡したんですよね、作品も、作者も。 先日、娘と話していて、「お話の最後に、自分は物語の主人公ではなく、他人の作ったゲームの中のキャラにすぎなかった、と気づくようなゲーム(RPGみたいなの)を作ってみた」というので、そんな話あったな、と思い出して、読み直してみました。 口語調の文体は読みやすいとは言いにくく、当時から賛否ありましたね。「ファンタジーSF」と分類していますが、SFとしては浅いので、これから読むなら、単なるファンタジーだと思って手にした方がよいと思います。 まあ、いろいろ言ったものの、ずっと好きな作品です(^^)
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後書きに、1980年5月、って書いてある。 今は2021年。 40年以上前の作品だが、 今読んでも新鮮で面白い。
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