蛾のおっさんと知る衝撃の学校図書館格差 の商品レビュー
長年司書教諭を勤めていた著者と、その分身といえるキャラクター「蛾のおっさん」の目を通じて見た、学校図書館の現状や問題点について書かれた本。後半は著者の子ども時代から教員を退職した現在に至るまでの図書館を通じたライフヒストリーが綴られている。所々、蛾のおっさんと著者の会話形式で問...
長年司書教諭を勤めていた著者と、その分身といえるキャラクター「蛾のおっさん」の目を通じて見た、学校図書館の現状や問題点について書かれた本。後半は著者の子ども時代から教員を退職した現在に至るまでの図書館を通じたライフヒストリーが綴られている。所々、蛾のおっさんと著者の会話形式で問題点について説明しており、内容に入って行きやすかった。 学校図書館の現状については例えば現場の人の話やSNSでは度々聞いていたが、私自身は生の目で見るか機会が無かった。しかし、この本を読むことで実際に現場を経験された点から書かれたこの本を通じてより深く伝わって来たように思う。 なお、この本で指摘している問題点として「自治体間での学校図書館に対する取り組みの格差」がある。私自身が子どもの頃親の転勤で何度か転校し、学校間・地域間での差に困惑したことがあるだけに、学校図書館だけでなく他の部分でも格差を解消されることを願う。
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学校図書館の実際が分かりやすく示されていた。 今後学校司書、司書教諭の重要性が示されていけばいいなと思う。
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噂では聞くものの、自治体によってこんなにも差があるとは……!学校司書3S(専任、専門、正規)、いつか全国の学校で叶う事を願ってやみません。
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