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努力論 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/05/12

■評価 ★★★✬☆ ■感想 ◯昔の本だけあって、文体は硬いが、慣れると読みやすくなる。「けだし」多い。 ◯日本版の幸福論の書き方。引用されている人が、日本史の人物なので、日本人としては親近感を抱きやすい。 ◯通読したが、まとめ未。

Posted byブクログ

2023/11/20

 ある飲み会の席で、「それ、幸田露伴の『努力論』にある分福ですね」と話していたのが妙に印象的で、早速読んでみました。  タイトルは『努力論』ですが、あまり努力を云々するものではなく、心の持ち方のようについてといった内容。で、ありました、「惜福」「分福」「植福」という記述。「惜福...

 ある飲み会の席で、「それ、幸田露伴の『努力論』にある分福ですね」と話していたのが妙に印象的で、早速読んでみました。  タイトルは『努力論』ですが、あまり努力を云々するものではなく、心の持ち方のようについてといった内容。で、ありました、「惜福」「分福」「植福」という記述。「惜福」はいいことを丸ごといただきにしないこと、「分福」はそれを人と分かち合うこと、「植福」はさらに将来のために福を植えるというもの。この順番で、「福」が映えるということで、眼からウロコ!までは行かないのですが、表現がとてもわかりやすいと思いました。  それにしても、さすがに文章は文語体で格調高いです。父は、「四字熟語を使えるようになるとカッコいいぞ」と言っていましたが、確かに納得です。こうした文章を書けるようになりたいと思いつつ読んだ一冊です。

Posted byブクログ