男子が10代のうちに考えておきたいこと の商品レビュー
読みやすくスラスラと最後まで読めます。高校生の男子を対象とした本のようなのですが、男女問わず将来について、考える時期に読むといいなと思いました。 この日本で、男子として生きることについて書いてあり、読んでいてなるほど…と思いました。自分の頭で「あたりまえ」について考えるきっかけに...
読みやすくスラスラと最後まで読めます。高校生の男子を対象とした本のようなのですが、男女問わず将来について、考える時期に読むといいなと思いました。 この日本で、男子として生きることについて書いてあり、読んでいてなるほど…と思いました。自分の頭で「あたりまえ」について考えるきっかけになる本だと思います。読んで良かった。 第一章の【女子がいう「すごい」に隠された意味】 のところは面白かったです(笑)
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34歳男サラリーマンです。男性学の入門の入門といった位置付けとしても面白かった。1人でも多くの10代に届いて欲しいと思う。
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女性に家事を押し付けることで、男性は仕事をしなくてはならなくなるなど、女性差別により男性も不自由になっており、男女平等は男性をも救うこととなる。 他人に関心がないやさしさから、他人を尊重するやさしさへ転換しよう。
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現在も日本社会で生きていく男性には総じて、「進学校」の高校から「難関大学」、そして「一流企業」への就職を両親や先生から期待される傾向にある。筆者はとりわけ高校生男子を対象に男性が抱える問題を説明する。
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高校生男子向けに書かれた本で、12歳の息子のために借りてみましたが、彼には少し早かったかな!? 私が読んでしまいました。面白かったです。 性別役割分担が固定化してることの影響を、良いことの裏には悪いことがあるという視点で書いています。10代に向けて書いた本とは言っても、専門的な知...
高校生男子向けに書かれた本で、12歳の息子のために借りてみましたが、彼には少し早かったかな!? 私が読んでしまいました。面白かったです。 性別役割分担が固定化してることの影響を、良いことの裏には悪いことがあるという視点で書いています。10代に向けて書いた本とは言っても、専門的な知見を分かりやすく平易な文章で書いてあって、読みやすいし、いろいろと、自分はどうかな、と振り返る機会を得ました。 最近の私は、だんだんとオジさん化が進み(私は女ですが、家庭の事情で主に家計を担っているので)あと少しで、仕事さえしてればいい、に飲み込まれそうになっていたかもしれないけど、そうじゃなかった、フルフルと首を振って、気持ち新たになりました。 うちの子にも、もう少ししたら読ませたいな。まあ、彼はうちが普通の家とは若干違うので、読んでも、それがどうしたという感じかもしれないけど、それならそれでいいのです。
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10代(というか高校生)女子へのアドバイス的な新書はよく見かけたが、同じ世代の男子に対する本はこれが初めてかもしれない。どの世代でも「全く男子ってヤツはしょうもないなあ!」と様々な面において悩まされてきたものだが、昭和が過ぎ平成が終わって世界はこんなに変わったのに、未だ男らしさの...
10代(というか高校生)女子へのアドバイス的な新書はよく見かけたが、同じ世代の男子に対する本はこれが初めてかもしれない。どの世代でも「全く男子ってヤツはしょうもないなあ!」と様々な面において悩まされてきたものだが、昭和が過ぎ平成が終わって世界はこんなに変わったのに、未だ男らしさの呪縛に囚われた男子たちは多く、しかもその過ちに全く気づかない者も多いことに考えさせられてしまう。今は誰もが辛い時代。そんな時代にジェンダーを考え、より良い明日を作ることが急務とされているのだから、この本をきっかけにこれまでの「男らしさ」について考え、見直していこうとする若い男子が増えることに期待したい。いっそ来年の課題図書にしちゃってもいいんじゃないの? …でも自分の知ってる男子はこういう本を読まない輩が多いから、どう勧めていこうか考えちゃうなあ。
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安心と自由という観点から、この問題を考えることもできます。社会学者のジグムント・バウマンさんは安心を増やそうとすると自由が犠牲になるし、自由は安心を犠牲にしないと手に入れらないと述べています。その上で、「自由のない安心は奴隷制に等しい。一方で、安心のない自由は、見捨てられて途方にくれることに等しい」と述べています。(p.123) 性別によって役割が明確に分けられていれば分けられているほど、自由と安心の割り振りが極端になってしまいます。逆に言えば、<男らしさ>/<女らしさ>という二分法にとらわれなければ、自由も安心もほどほどに確保できる可能性があるわけです。(p.124) どの問題でも共通しているのは、こちらに合わせてお前が変われという一方的で自分本位な態度です。無関心に基づく「やさしさ」は、「異質」なものと実際に接触すれば簡単にその裏にある不寛容が露呈します。それに対して、積極的寛容には敬意と開放性という特徴があります。相手に敬意を求めるのであれば、自分も敬意を払う必要があります。相手に変化を期待するのならば、こちらも変わらなければなりません。保育園は近隣に配慮しなければなりませんが、住民にも保育園に気を使うことが求められるということです。多様性が認められる社会には、この意味での「やさしさ」が必要なのです。(pp.153-154)
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題名で10代をターゲットにしているが、日本で男としての役割や、ジェンダーの考え方とその変遷について、参考文献を紐解きながら、述べられているだけで、考える材料提供、問題提起てきな本である。なにかのヒントが得られる本ではないので、知識や経験の少ない10代が読んでも当然参考にならない。...
題名で10代をターゲットにしているが、日本で男としての役割や、ジェンダーの考え方とその変遷について、参考文献を紐解きながら、述べられているだけで、考える材料提供、問題提起てきな本である。なにかのヒントが得られる本ではないので、知識や経験の少ない10代が読んでも当然参考にならない。なんらかの考える指針が書かれていればよかったと思います。
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対象は、兄弟に女の子がいない人の本のような気がします。女性に対して、どう対応するか?が、一番学べる本です。 社会人には当然となりつつあるP36”さしすせそ”ですが、 「さすが」 「知らなかった」 「すごい」 「センスいいですね」 「そうなんですか!」 を、女性は男性に対して、部...
対象は、兄弟に女の子がいない人の本のような気がします。女性に対して、どう対応するか?が、一番学べる本です。 社会人には当然となりつつあるP36”さしすせそ”ですが、 「さすが」 「知らなかった」 「すごい」 「センスいいですね」 「そうなんですか!」 を、女性は男性に対して、部下は上司に対して 利用します。 そして、特に女性が男性や先輩に、上司に言う場合には 「すごい」と書いて「馬鹿だね」と、読むことを 知っておく必要性がありますね。 女性は、単に従順にふるまっているわけではなく 男性はおだててあげないと不機嫌になるので 「すごい」と口に出す必要がありながらも、 心の中で”バカだね”と、思ってうさを晴らしているわけです。 この辺りの裏を考えるスキルというか 考え方を持ちたいものです。
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