ネット時代の手紙学 の商品レビュー
仕事のために読んだ一冊。 うんうん、そうなのよ、そうなのよ、と共感することしきりでした。 大変におこがましいことですが、日頃私自身考えたり感じていることを、語彙力・文章力の足りない私の代わりに専門家が「こう言いたいんでしょ?」と正しく言い直してくれているような錯覚を起こしそうにな...
仕事のために読んだ一冊。 うんうん、そうなのよ、そうなのよ、と共感することしきりでした。 大変におこがましいことですが、日頃私自身考えたり感じていることを、語彙力・文章力の足りない私の代わりに専門家が「こう言いたいんでしょ?」と正しく言い直してくれているような錯覚を起こしそうになる本でした。 その中でさらに、仕事を行う上でもっと深く考えた方が良いと思う課題を見つけることができたことは収穫です。 手間がかかるもの、時間がかかるもの、手軽ではないということは人間という生き物にとって悪いことではなく、むしろ良いことなのではないでしょうか。便利さや合理的なことが良しとされる中にあって、人間らしくあるためにはむしろ存在しなくてはいけないものだということが、とても分かりやすく書かれています。やはり大事なのはバランスですよね。 とにかく、この本に書かれているような手紙の本質を思うと、これが滅びることになれば世の中は殺伐とせざるを得ないということは確実と信じられます。
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