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まんがでわかる ヒトは「いじめ」をやめられない の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/02/14

2024年1月24日、図書館から借りた 快感の神経は生きる為や思想残すために必要な行為を行う時に活性化します。そのため、食事やセックスをする時にドーパミンが放出され快感を覚えるようにできているのです。 類似性と獲得可能性の高い集団に妬みの感情が起こりやすい。類似性とは、性別や職...

2024年1月24日、図書館から借りた 快感の神経は生きる為や思想残すために必要な行為を行う時に活性化します。そのため、食事やセックスをする時にドーパミンが放出され快感を覚えるようにできているのです。 類似性と獲得可能性の高い集団に妬みの感情が起こりやすい。類似性とは、性別や職業、趣味嗜好がどれくらいに通ってるかを示す指標、獲得可能性とは相手が持ってるものに対し、自分もそれらが得られるのではないかという可能性のこと。す 妬みの対象にならないためには、自分の敵にはならないと思わせることが必要。その手段として自分は完璧な人間ではないというアピールをする、心理学で、アンダードッグ効果と言われる。 いじめが起きたら、加害者から十分に、時間的空間的距離をとって集団からよそ者という扱いになり、配慮しなければっていう感情が薄くなるようにする必要があると書かれている。生きるためにはいじめられてる側が逃げると。学校以外のいろんな場所で学ぶことはできるので、いじめられる集団に属してる必要なんてないと漫画のオーナーは言う。 最後に新入社員をいじめる女上司が、実は自分の息子が学校でいじめられてることを知り、改心して罵声を浴びせてた新入社員の真下くんに謝るんだけど、その後息子をいじめてた中学生4人が逮捕されたというテレビニュースが流れる。現実では中学生が逮捕されたニュースなんて流れないけど、こういう世の中になればいいと思った。 最後は脳科学者であるカフェのオーナーの言葉で終わる。ー「集団の中で、1人だけが違う人だと思われるといじめは起こりやすい、でもそれぞれ全員が違う人だと認識されている関係であればいじめは起こりようがないんです」 巻末にいじめの相談窓口の電話番号やホームページが記載されてるのがいいと思った。 この本の印刷所は凸版印刷株式会社だった。そして発行所は小学館。 【コラム部分】 なぜホモ・ねアンデルターレンシスもホモ・ハビリスも生き残れなかったのか? 2024年2月11日、読了 >ある特定の遺伝子が広まる速度は一世代で一パーセントと言われてます。アメリカと日本でセレトニントランスポーターのS方に注目するとほぼ40パーセント違うので一世代20年とすれば20世代で400年で差ができてしまいます。400年前の日本はちょうど江戸時代社会情勢が安定し、快適なことを考える必要もなく農耕中心で、順応主義が促進された時代でした。さらに安政の大地震をはじめ、大きな災害もたくさんありました。このような時代にはみんなと協力しリスクに対して慎重な人が生きやすい国だったのでしょう もっとドーパミン出すには何したらいいの? >人間の脳は理性的なブレーキを上回るほど攻撃することに快感を感じるよう、プログラムされている、私たちの脳が快感を感じるのは、快楽物質と呼ばれるドーパミンの働きによるもの自分が生きていく為に必要なものを得るときや、子孫を残すために必要な行為をする時に活性化するようにできています。食事やセックスをする時にドーパミンが放出され快感を覚えるのはこのためです >テストステロンは支配欲や攻撃性といった男性的な傾向を強めるとされています、女性であってもテストステロンの値が高い人は攻撃になりやすいとされています >小学校高学年から中学二年生までの男子は特に攻撃性が高まっている可能性が高く脳内ではいわゆる情動のブレーキ機能といえる前頭前野が育っていますがこの機能が成熟するのは三十歳前後つまりテストステロンによる攻撃性が高まるこの時期はブレーキが未完成なため衝動を止めることが難しいのです裏切り者検出モジュールとその衝動が結びつくことで制裁行動はより熾烈になってしまいますそのため周囲の大人はこの時期の子供に対し脳が成長過程であることを踏まえた注意とか対応が欠かせません些細なからかいや冗談などからでもちょうどを激化させやすくトラブルが深刻になりやすいと認識し対応すべきなんです いじめにあった方が毎日通うのは大変なので、週に3日は学校に来て周囲に海はいいラーニングで学ぶという柔軟な避難措置がおすすめとのこと、これは週五勤務で働いてる鬱病のサラリーマンにも言えるのでは 2024年2月14日、読破

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2022/08/08

漫画が、わかりやすかった。漫画と同時にその説明をされておりよく分かりました。人間の仕組みがこれほどまでに解明されていることにびっくりでした

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2022/02/24

ベースが漫画で読みやすく、すぐに読み終えられた。するすると内容が入ってきて、いじめが起きるメカニズムだけでなく、具体的な回避策まで分かりやすく書かれていてとても参考になったし、興味深い内容だった。

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2021/08/22

いじめを脳科学見地から記されていて、なるほどと思いつつ起こってしまうメカニズムがあるという一面もあることを認識した。今いじめ渦中にいる人、親も子も大人も一度読んでみたらよい一冊と思いました。

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2021/05/04

イジメを脳科学の視点で論理的に見る、という新しい視点の本。 なるほど、そういう仕組みが…と納得する部分も多々あり。 結局うまく回避するのが一番賢いやり方ということなのかな…。

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2020/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いじめ」の因数分解。 単純に悪いこと、やめよう。ではなく、いじめの機能と成り立ちを考察した上で大人と子どもに分類し、それぞれの特徴に沿った対策を提案してくれる。 確かにこの立場では「いじめをやめられない」ことは否定できない。 この対策でいじめゼロ、なんて方法はなくて、起こることを前提に準備し、敏感にアンテナを張り続けて、感知したらすぐ対応する。 残酷だけど善い悪いという感情論や倫理観では解決しない。時間的空間的な距離をおく。 大丈夫、世界はそこ1つじゃない。

Posted byブクログ

2021/05/01

原書も少し読んでから、このマンガを読んでみた。私には、とても分かりやすかったです。これを読んだ後、人間はどうした他者と争うのか、もう少し考えてみたくなり、戦争論 (まんがで読破)を読んでみることにしました。

Posted byブクログ