下北沢インディーズ の商品レビュー
図書館にあった本で、バンドのことを書いてあるサクセスストーリーかと思って手に取りました。 しかし、内容は色々なバンド内に起こるミステリーでした。 ミステリーは好きなのでスラスラ読むことができました。 他の本も読んでみようって思わせてくれる作品です。
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音楽。主にロックバンドを基にしたライトミステリー。 様々なインディーズバンドの活動の中起こる事件。 それを音楽雑誌編集者の音無がライブハウス店長五味淵の協力を得て解決する。 5作にわたる音楽と人間模様が綴られていました。 音楽を通じた衝撃、感動、陰謀、嫉妬。苦くも爽やかさも。 ご...
音楽。主にロックバンドを基にしたライトミステリー。 様々なインディーズバンドの活動の中起こる事件。 それを音楽雑誌編集者の音無がライブハウス店長五味淵の協力を得て解決する。 5作にわたる音楽と人間模様が綴られていました。 音楽を通じた衝撃、感動、陰謀、嫉妬。苦くも爽やかさも。 ご自身も音楽活動されている岡崎さんならではの作品とも感じました。 ロックの悪魔に魂を売り渡す程の名盤「レジェンド・オブ・シモキタ」。ぜひ聞いてみたい(笑)
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「ブチギレデジタルディレイ」 晴れ舞台の日に起きた事件。 良い機材を使えば良い音が出るのは当たり前の事だが、弾き手の実力が不足していれば折角の機材も宝の持ち腐れになってしまいそうだな。 偶然が重なったせいで自らの実力を勘違いしてしまったのだろうが、だからといって仲間を蹴落とす様な...
「ブチギレデジタルディレイ」 晴れ舞台の日に起きた事件。 良い機材を使えば良い音が出るのは当たり前の事だが、弾き手の実力が不足していれば折角の機材も宝の持ち腐れになってしまいそうだな。 偶然が重なったせいで自らの実力を勘違いしてしまったのだろうが、だからといって仲間を蹴落とす様な真似をしていい理由にはならないだろう。 「ライブ・フライ・ライブ」 東京と福岡を繋ぐSNS事件。 普段から女にダラしたない男は一瞬のミスで自身の悪い一面のみを周りに知られてしまいバッシングを浴びるだろうが、一部の人間は楽しんでいるだけなのだろうな彼女は彼が態々逢いに来てくれたから等と言い、それを優しさだと彼は言ったが彼氏が居るのであれば普通はどんな状況であれ断るだろう。 「ザ・グレート・ベース・エスケープ」 一人しか容疑者は居ない事件。 例え壊れた鍵を修復した事を確認していたとしても、彼女は何らかの方法で彼の高価な楽器を壊していた現実に変わりは無かっただろうな。 彼は普段から荒い運転をしていたからこそ、偶然居合わせ転んだ人を見ても轢き逃げでないのなら大丈夫と走り去ってしまったのだろうな。 「ヒステリック・ドラマー」 MC中に突然出ていった事件。 彼からしたら善意のつもりで猫にお墓を作ってあげたのだろうが、路駐したのであれば周りをしっかり確認してから離れるべきだったな。 意識を失い命の危険もある状態になった出来事に関係し、一番恨みの対象になっていた人物が目の前にいたと知った時は頭の中は真っ白になるだろうな。 「ミュージック・ウィル・ゴー・オン」 批判を書いた犯人を探す事件。 メンバーかマネジャーを一番に疑うのが普通だが、余程グループを解散したいと考えていない限り犯行に及ぶペースが早すぎるとも感じるな。 自分よりも劣っていたはずの彼女が今ではメジャーデビューの話もある程になっていたら嫉妬はするだろうが、犯罪にまで手を染めてしまったらダメだろう。
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地元下北沢、しかも音楽の話なので興味深く読んだ。 主人公は同じで5つくらいのストーリーのオムニバスで構成されている。 悪くないけど今一つパンチにかけるかな。本当は2.5点くらいだけど、地元下北沢が舞台でロックな話なので少しオマケ。
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音楽の話と思ってたのだが、謎解きだった。 音楽雑誌新人記者がインディーズバンドを取材していくと、事件がおこる。ライブハウスのマスターが謎を解いていくのだが。ちょっと弱い気がする。謎が解けるのが早いからかなぁ。もうひと捻りあればいいのにと思ってしまう。
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下北沢と聞くとゾワゾワするな。ごちゃごちゃしたイメージだからだろうか? 他人のことはよくわかるのに、自分のこととなるときちんと判断できないもんなんだろうね。
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五味淵が謎を解き始めたかと思うと、次のシーンではその謎解き結果を音無が当事者に語って聞かせるシーンに一気に転換してしまっていて、読み手としてはちょっと置いてけぼりをくらった感があります。もう少しじわりじわりと作中の登場人物と一緒に謎を解いてゆく場面に立ち会いたいと思ってしまいまし...
五味淵が謎を解き始めたかと思うと、次のシーンではその謎解き結果を音無が当事者に語って聞かせるシーンに一気に転換してしまっていて、読み手としてはちょっと置いてけぼりをくらった感があります。もう少しじわりじわりと作中の登場人物と一緒に謎を解いてゆく場面に立ち会いたいと思ってしまいました。 作品全体としてはライトなノリで著者自身も若き日に音楽活動をしていた経歴があるようなので、その経験で得た音楽関係の知識や、多くのバンドがいつか来る日のメジャーデビュ-を夢見て活動する”若さ”を盛り込んだであろう内容。レジェンドのマスターである五味淵が謎を解くときの雰囲気はなかなか渋いと思わせるものがある一方で、自らが携わるバンドの音楽自体はちょっとイケてないというギャップもあり、もっともキャラが際立った登場人物といえます。その一方で主人公である音無自身のキャラがそれほど際立つものではないのがちょっと残念。
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五味淵とのやり取りが軽快で良かった。何にも考えずに読んであー楽しかった!って感じ。オンタマって温泉卵じゃなくて、以前やってた音楽番組の名前かなーと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
直近に読んだ、地名で始まるタイトルの小説と比べるとずっと読みやすい。会話が多いからかな。第4話「ヒステリック・グラマー」の、言葉から探っていく感じが、『九マイルは遠すぎる』みたい。最初の方の話は結末が似たような感じで、食傷気味になってきたところで、第4話「ヒステリック・グラマー」、第5話で「ミュージック・ウィル・ゴー・オン」、ひねってきて、うまく着地したね。
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音楽を通して謎解きをしていくという斬新なアイデア。トリックも単純で気楽に読めるが読み応えという点では物足りない。本格ミステリに疲れた時の箸休めのつもりで読むのにちょうどいい。
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