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仏教入門 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/01/24

読みやすく、とても面白かった。思想編の無明の発見を元にすると仏教への理解への手がかりとなるようだ。最後の涅槃が知り得ないため、の者となると信じて仏道に励むことになり、先日読んだ浄土真宗とつながると思った。

Posted byブクログ

2023/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

coten radio の最澄と空海の回を聴いて、超ロジカルな仏教に興味をそそられ読んでみた。 いやぁ〜、仏教おもしろい!全然理解は及んでないし、本を読んだだけでは到達できない領域があるから、ほんのさわりしかわかってないと思うけど、おもしろさはすごく感じる。禅僧の方が書いてるので、なんか説得力もあって良き。 でも「歩いている人は歩いていない」はやっぱりよくわからない笑 わかりたいけどわかれない自分が悔しい泣 唯識に関する本も読んでみたいなぁ。

Posted byブクログ

2022/12/09

悟りとは、静的状態ではなく、死の受容に向けた運動であると著者はいう。この結論はとても腑に落ちた。 座禅を身体技法として突き詰めると身体状態として言語から離れられること、ただ、それ自体は「悟り」ではないという。 また、経典に記載あるブッタの悟りとは「無明」(無常、無我)の発見で...

悟りとは、静的状態ではなく、死の受容に向けた運動であると著者はいう。この結論はとても腑に落ちた。 座禅を身体技法として突き詰めると身体状態として言語から離れられること、ただ、それ自体は「悟り」ではないという。 また、経典に記載あるブッタの悟りとは「無明」(無常、無我)の発見ではないかという主張。ここで、この悟り(無明の認識)は、ゴールではなく、先の悟りへのスタートラインであるという。 禅宗の僧侶として、仏教自体を「手段」として、「実存」を考える著者ならではの見解だと思う。 私自身はとても共感した。

Posted byブクログ

2019/11/15

入り口はどこか 第1部 思想篇(ゴータマ・ブッダ;苦、無常、無我;縁起と因果;空と縁起;無記と中道;輪廻と業;悟りと涅槃) 第2部 実践篇(出家と戒律;坐禅と基本的修行;途上にある者) 著者:南直哉(1958-、長野県、禅僧)

Posted byブクログ

2024/06/06

p29 「机」として使われるから、〜「机」になる。 #師はしばしばこの例えを用いるが、使う直前に机として使おうとする動機を説明できない。もう一歩踏み込むなら過去の経験に基づいて机としての働きに期待するから机として用いるのである。名は期待された機能に与えられたラベルである。 p38...

p29 「机」として使われるから、〜「机」になる。 #師はしばしばこの例えを用いるが、使う直前に机として使おうとする動機を説明できない。もう一歩踏み込むなら過去の経験に基づいて机としての働きに期待するから机として用いるのである。名は期待された機能に与えられたラベルである。 p38 道具〜それは何らかの目的のために使われて、初めて道具である。 #この目的こそが動機であろう。 p43 〜関係の仕方を命名(言語化)して意識に刷り込み、〜それ自体で存在する〜これが言語の機能であり、無明とはそのこと〜 p193-194 〜ブッダが〜、我々の実存をまるごと「苦」と見ているからである。「自己」の実存構造には、他者から課せられて自己たりえるという、根本的な矛盾がある。〜、「課せられた」構造を「迎え入れる」構造へ転換し、最終的に構造自体を解消〜しなければならない。 なぜなら、我々が言語内存在であり、意識的実存である限り、自己の在り方が他者との関係で決まる実存様式は変わらず、〜その矛盾は完全に解消しないからである。 p195 仏教は「ありのまま」の人間の在り方を肯定しない。〜したがって、結局、我々を安心させない。

Posted byブクログ