犬ぞり隊、南極大陸横断す の商品レビュー
1989年にアメリカ・イギリス・日本・ソ連(現ロシア)・フランス・中国の6人で成り立つ国際チームが出来上がったことがまず驚きで、単なる冒険だけでなく政治的にも意味のある物だったと思います。 もちろん冒険譚としても非常に面白い。 始まりの高揚感や終わりの消失感、特に約7ヶ月に渡るこ...
1989年にアメリカ・イギリス・日本・ソ連(現ロシア)・フランス・中国の6人で成り立つ国際チームが出来上がったことがまず驚きで、単なる冒険だけでなく政治的にも意味のある物だったと思います。 もちろん冒険譚としても非常に面白い。 始まりの高揚感や終わりの消失感、特に約7ヶ月に渡るこの冒険の終わりには、各人それぞれが未来のことを考える描写があり、冒険のリアルさを感じられました。 特にジャン・ルイの『たった一人の北極行』も読んでいたため、登場人物にしっかり感情移入も出来ました。 この偉大なる冒険から30年経った復刻版ということもあり、後日談が載っていることが嬉しかったです。 それと冒険から20年後に6人が集まり写真を撮っている様子から、筆者は本当に貴重な体験をなされたんだなと思いました。 作中にも大きく内輪揉めした描写もなく、本当に仲が良かったと感心致しました。 このような仲のメンバーで旅や冒険が出来る方々は本当に幸せ者だと思いました。
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本人サイン入りを所蔵 本人にお会いし、ここまで格好いいおじさんがいるのか!と感服しました。 もちろん、生死を彷徨い、冒険家という滲み出る格好良さがあることは言うまでもありません。 この冒険ももっと評価されてもいいのではないでしょうか?
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やってることはそこそこすごいと思うんだけど、1世代前の人なので、やはり今の周りの冒険家の方がすごいと思っちゃうな。
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