脱毛の歴史 の商品レビュー
先進国に住む多くの人が行っている脱毛はどのように始まり、過去においては体毛にどのような目線があったのか。 18世紀ごろは髭の豊かさがその人の理性の豊かさを表してると考えられたり、精神異常者は体毛が濃いなど体毛の具合がその人の精神を表していると考えられていた。 当時の女性たちは顔...
先進国に住む多くの人が行っている脱毛はどのように始まり、過去においては体毛にどのような目線があったのか。 18世紀ごろは髭の豊かさがその人の理性の豊かさを表してると考えられたり、精神異常者は体毛が濃いなど体毛の具合がその人の精神を表していると考えられていた。 当時の女性たちは顔や手はお手製の軟膏などで脱毛していたけど、そもそも露出が少ないから見えないところまではやっていなかった。 20世紀に入ってから露出が増えてきたり、科学の発展で脱毛ができるようになってくると、政治的な立場と脱毛の有無が結びついたり、アメリカの資本主義によってより脱毛が広まるようになった。 昔は毛があることが当たり前だと考えられてきたことを思うと、脱毛ブームに終わりが来る日もあるのかな
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もともとアメリカ人(入植者)たちは脱毛することに対して否定的な感情を持っているという話に驚いた。また、脱毛文化の初期段階において、男性が脱毛剤を作る中心にいた理由が、家畜への技術を応用したものだから、という話に驚いた。確かに美容産業はビジネスであり、それらの中心には男性がいるイメージがあるが、もともとは女性が各自で家で行っていたものがビジネスになったとたんに男性が関わってくることに驚いた。
Posted by
なぜ欧米の人々は体毛を忌み嫌うようになったのか? 脱毛は適者生存には合わない。 性選択の結果として毛のない肌が好まれるようになったのかもしれない。 社会的な統制の影響もあるかもしれない。 体毛は次なるフロンディアであり、身体改造の一種として人々の関心を集め続ける。
Posted by
通勤電車の広告を見ていると脱毛を進める広告がものすごくたくさんある.生存に直接結びつかない(異性を魅了するという意味では繁殖に役立つ?)美容への時間とお金をかけることが日本でも広く受け入れられているということに自分は疑問を覚える.外見・見栄えを良くしても中身がすっからなんでいるく...
通勤電車の広告を見ていると脱毛を進める広告がものすごくたくさんある.生存に直接結びつかない(異性を魅了するという意味では繁殖に役立つ?)美容への時間とお金をかけることが日本でも広く受け入れられているということに自分は疑問を覚える.外見・見栄えを良くしても中身がすっからなんでいるくらいなら逆の方がいいと考えているからだろう. 日本では感じられないが米国では飲もうなどの脱毛が当たり前らしい,それを自己の体に対する自由の獲得と捉えるか,社会的圧力に個々が影響されているとみるべきか. 脱毛に限らず,こういう「その行為を取る説明に社会的な無言の圧力が要因になること」っていっぱいあるんだろうなあ 体を痛めつけコストがかかる脱毛,米国では女性のほとんどが実施⇨自分自身含め.周囲の人間が社会的圧力によって行動が規定されているということに無自覚な人の多さ ダーウィンがもたらした文化や価値観への破壊的な影響.脱毛に対する考え方もしかり. 過剰な体毛⇨先祖返り,野蛮,粗暴の象徴,女性の場合であれば男性性
Posted by
- 1