語源から哲学がわかる事典 の商品レビュー
哲学史を勉強したいなら、早い段階で読むべき1冊。日本語で西洋哲学を勉強しようとすると、本来のニュアンスが欠落してしまい、より難解なものとなってしまう。そういった課題を克服しようとするのがこの本である。 単に語源の話だけでなく、哲学史の中で特に重要となっている論点のみに焦点を当てる...
哲学史を勉強したいなら、早い段階で読むべき1冊。日本語で西洋哲学を勉強しようとすると、本来のニュアンスが欠落してしまい、より難解なものとなってしまう。そういった課題を克服しようとするのがこの本である。 単に語源の話だけでなく、哲学史の中で特に重要となっている論点のみに焦点を当てることで、哲学史の大枠や全体像、主軸が見えてくる。この枠や軸が、これから哲学史を勉強しようとする時に大きな助けになると思う。
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企画はよいと思いますし、説明も丁寧ですが、「事典」を書名に入れている割には、「事典」としては中途半端な印象を受けました。 完成形に至るまでには、もう2、3回、改訂が必要な印象です。 が、そこまではやらないですよね、きっと。 ただ、著者の、「哲学をより多くの人にわかりやすく...
企画はよいと思いますし、説明も丁寧ですが、「事典」を書名に入れている割には、「事典」としては中途半端な印象を受けました。 完成形に至るまでには、もう2、3回、改訂が必要な印象です。 が、そこまではやらないですよね、きっと。 ただ、著者の、「哲学をより多くの人にわかりやすく伝えたい」という思いは伝わってきました。 というわけで、同じ著者の他の本も読んでみようと思います。
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おもしろい発想から知識とか実体とかとかカテゴリーとかを解説しようっていうわけなんだけど、これは一回そういう言葉に悩んでからじゃないとわからんだろうね。ていうか、「実体」とかを巡る哲学者の考えたことっていうのはほんとうに混乱しているように思う。
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