愚直に、考え抜く。 の商品レビュー
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アストロスケール創業者の著書。 宇宙ビジネスにはイマイチ共感できなかったものの、途方もない挑戦と思われる宇宙ビジネスの創業を可能にした著者の思考法はとても参考になった。 以下ネタバレ。 著者は東大卒業後、旧大蔵省、マッキンゼーなど、誰もが羨むようなキャリアを歩んできたが、40歳手前に、Mid-life Crisisと呼ばれる、自分の先行きに不安を抱くようになった。 そんな彼は、以下のような方程式を定め、 課題=あるべき姿-現実 実現=思考×行動 それぞれ、夢想力、孤考力、広動力と名づけ、詳細に解説している。 参考になった点は以下の通り。 ◾️夢想力 あるべき姿を高める、損得で考えない、哲学と文学で決断の拠り所を手に入れる ◾️孤考力 1人で考え抜く、解決策を最大限挙げ、並べ尽くす、コソガ法で論理と優先順位を確認、2倍未満の法則 ◾️広動力 一次情報に接する、親課題を並列で一気に解ききる、英語で動く
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自分を超え続けるための方程式 ①課題方程式:課題=あるべき姿−現実 ②実現方程式:実現=思考×行動 これらを実現するための3つの力 → 夢想力、孤考力、広動力 ・夢想力:自由な発想に基づいたオリジナルなあるべき姿を考える力。あるべき姿と現実との差分を課題とし、私はこの課題に蹴...
自分を超え続けるための方程式 ①課題方程式:課題=あるべき姿−現実 ②実現方程式:実現=思考×行動 これらを実現するための3つの力 → 夢想力、孤考力、広動力 ・夢想力:自由な発想に基づいたオリジナルなあるべき姿を考える力。あるべき姿と現実との差分を課題とし、私はこの課題に蹴りをつけるという明確な目的を定める力。 ・孤考力:あるべき姿にたどり着くための親課題・子課題を定義し日々解く力。大きな課題や相互に絡み合った課題を、解決できる程度に細分化し、部分的に解決し続け、あるべき姿への成立解を進化させる力。 ・広動力:孤考力に裏付けされたアクションを、圧倒的な行動量で実施し、あるべき姿に近づく力。孤考力に前向きなフィードバックを与え、あるべき姿にたどり着く力。 あるべき姿が自身で腹落ちするかどうかは、論理よりも欲求や感情、もっと原生的で生理的な感覚といったものに裏付けられる。 正体不明の焦りや不安に駆られるときこそ、一度立ち止まり、損・得ではなく、快・不快で考える。そうすればそれまで見えていなかった新しい道が見えてくるだろう。 コソガ法で論理と優先順位を確認する。 2倍未満の法則で新規学習を効率化する。 すなわち、『愚直に』考え抜く。
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元気が出てくる一冊 夢を思い描き、とことん考え抜いて、行動する。 愚直にいろいろとやってみるとコトは動き、無理とおもっていたこともつながってくる、、たしかに。
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中年から大きな夢を追う、 勇気が湧いてくる物語。 著者の、愚直にあらゆる可能性を列挙して 片っ端から試していく、手間を惜しまない姿勢、 いいのは分かるけど、凡人はそれが できないんだってば(笑)
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・何度も鏡の中の自分の向かって、実現すべきこととそのためにすべきことを語りかけることで、クリアな状態を作る ・幸せとは、あなたが考えていること、あなたが言うこと、あなたがすることの調和がとれている状態である(ガンジー) ・とにかく整理する。構造化をする。構造化しながら描く。書かな...
・何度も鏡の中の自分の向かって、実現すべきこととそのためにすべきことを語りかけることで、クリアな状態を作る ・幸せとは、あなたが考えていること、あなたが言うこと、あなたがすることの調和がとれている状態である(ガンジー) ・とにかく整理する。構造化をする。構造化しながら描く。書かなければ、志向は雲散霧消する。構造化して書き下すと、志向に広がりを生み出し、行動が明確になる。解決のための新たな可能性を作ってくれる。 ・「〇〇こそが、最善の選択肢」と言葉にすることで、論理と優先順位を確認する
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どんなことも考えることが大事、という当たり前のことをこの著者が成し遂げる実績が裏付けている。 あるべき姿を考えて、達成したいことのために選択肢を選び、とにかく取り組む。新しいことに挑戦する時に読みたい1冊。
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宇宙ゴミ問題の解決を目指す「宇宙ベンチャー」として世界初のビジネスモデルを作り、150億円も調達した著者の思考法を追体験できる本。 著者を一言でいうなら「直感的で、その道をとことん突き詰めて歩き続ける人」。 例えば、今、目の前の仕事に「なぜ、ワクワクしないんだろう」と思うのな...
宇宙ゴミ問題の解決を目指す「宇宙ベンチャー」として世界初のビジネスモデルを作り、150億円も調達した著者の思考法を追体験できる本。 著者を一言でいうなら「直感的で、その道をとことん突き詰めて歩き続ける人」。 例えば、今、目の前の仕事に「なぜ、ワクワクしないんだろう」と思うのなら、1度立ち止まり「快/不快」で考えれば良いと。 赤ん坊の判断基準がまさに「快/不快」。それが少年になって「善/悪」を学び、大人になると「損/得」を学ぶ。そうした3つの基準をミックスして生きているが、時にそんな赤ん坊の感覚(本能的で直感的なもの)に立ち返るのもアリなのである。 事業を進めていく際に「調査分析」することも否定的。それは「デジタルカメラ」が普及してきた25年ほど前のケースでの説明が分かりやすかった。当時、フィルムは淘汰される運命にあったが、その時、盛んに行われてた議論は、人々はデジタルデータを街のお店でプリントするのか、自宅でプリントするのか、の2択だった。 どこの大企業も、この2択に関して莫大な時間とお金をかけて調査分析を行ったが、どれも予測は外れて、実際に消費者がとった行動は、「プリントせずにネットで共有する」だった。 つまり、調査も分析も、役に立つのは「現実」を理解する部分にすぎない。「あるべき姿」を創造したい時に調査と分析を使用すると、思考は止まってしまう。予測というオリジナリティに欠けたものに陥ってしまうことを踏まえて行動しなければならないのだ。
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