世にも奇妙な商品カタログ(2) の商品レビュー
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「バットエンドラベル」それは誰にとって「バットエンド」なのか、ということを考えさせられました。 主人公は「バットエンド」が大好きで、「バットエンドラベル」を本以外にはってしまってはられた人が「バットエンド」になっているのを楽しんでいるのが、ヤバい人だなと思いました。 主人公は「ハッピーエンドラベル」を自分にはっていて、幸せに終わろうとしたが、誰かに襲われて、人生が「バットエンド」で終わってしまいました。主人公にとっての「ハッピーエンド」とは、「バットエンド」ではないか、と思いました。
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破滅的な結末や恐怖を与える奇妙な商品の数々。そんな商品を届ける役を担うのぞめは、人の<望み>を<失望>に変えることを望んでいた。カタログに記載されるマークを全て失望に変えたいという、彼女の真の目的とは。 *** 世にも奇妙な商品カタログの2巻。すでに3巻もすでに出ているようで、気になるところ。全巻は主要人物である諸キングピンクパーカーの少女のぞめとその相棒ニエノの詳細がわからなかったが、多少謎は残るもののだいぶ掘り下げられた印象。キャラが少しつかめたので前作のように「この二人、最悪だな」とは思わなかった。彼らの目的が気になるところだが、それはひとまず置いておいて。 今作も人の欲望に漬け込み、破滅的な最後や絶望、恐怖を結末として与える商品ばかりだった。お気に入りは、『道の種』『記憶力すいとり紙』と『バッド・エンドラベル』これらは三作とも恐ろしかったが、特に怖かったのは『記憶力すいとり紙』記憶力をすいとるってそういうことなのか……。でもそう思えばあの子のああいう態度ってそういうことなのかと納得。説明書を読めばこんなことにはならなかったはずだが、購入者はすでに何度か同じような商品を試している上に、成功して欲に目がくらんでいる状態なので仕方ないといえばそうだろう。全編を通して思ったが、商品の売り方が非常に巧妙。もはや、罠だ。しかも前作と違い多くが非常に安価で手に入れやすく「これくらいなら、話のタネに」と思うぐらい気軽に買えてしまう。徐々に欲をかなえていく形式なので、依存性はあるしで本当に人間の欲望を付いていると感心した。正直言って、仮に自分がすごく困っているとき目の前にこういう類の商品をチラつかされた場合断れる自信がない。前作も面白かったが、今作は飛躍的に面白くなっていると思う。
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私は、この本の1巻を、読んで面白い!と思っていたら、2巻が出ていたので、読んでみました!エピローグとプロローグのあいだに、黒い本があるように、見せていて、面白い!と思いました。3巻も出て欲しいです! この本は、子どもにオススメです!
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