美しい日本の川と防災 の商品レビュー
川の防災に関する話がこの一冊で幅広く大まかにわかるのでとてもよかった。 内容から地球物理出身の方なのかなと思ったらやっぱりそうだった。 -- 50平方キロメートルに1台の雨量計を配置するべき ← 狭域積乱雲の水平規模は、約10キロメートルなので、その平面規模100平方キロメート...
川の防災に関する話がこの一冊で幅広く大まかにわかるのでとてもよかった。 内容から地球物理出身の方なのかなと思ったらやっぱりそうだった。 -- 50平方キロメートルに1台の雨量計を配置するべき ← 狭域積乱雲の水平規模は、約10キロメートルなので、その平面規模100平方キロメートルとして、その半分 近ごろになって、災害時に共助だ、公助だと言い出していますが、輪中で見る限り、災害に対しては自助しかありえません 川の幅や堤防の高さはどうやって決めるのかを略述します。先に輪中の説明において左右岸の対立・上下流の矛盾を説明しました。水害に限りませんが、人間社会ではこのような争いはつきもの 明治時代になってからも、「洪水氾濫は自然現象であるから、国や地方自治体は補償しない」という理解であったのです。近年になると、破堤などは行政の瑕疵ということで、国会などで騒ぎになり、徐々に行政の側から補償が出るようになって来ました。 水防活動について、水防法という法律があります。市町村は水防法により水防団を組織することになっています。一般住民も自分のコミュニティを守るため、ボランティアとして水防活動に参加すべきです。
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