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二時間だけのシンデレラ の商品レビュー

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2019/08/09
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※このレビューにはネタバレを含みます

色々と考えさせられた内容でした。 ヒロインのアビーは孤児ゆえに幼い頃、里親家庭を転々としてきたという過去があります。 そのため、嘘で飾り立てた自らの過去-特に恋愛体験をコラム記事に仕立て、人気コラムニスト・恋愛相談のエキスパートとして活躍しています。 そんな彼女がいるはずもない幻の「婚約者」を公表しなければならない羽目になり、親友の兄ルークにその役目を頼み込んだことから物語りは始まります。 アビーが嘘をついたことの背景は彼女の生い立ちに起因するものと理解は出来るものの、やはり許されないことです。 普通、幾ら何でも、そこまでやるか? という大嘘ばかりです、共感できません。 またヒーローのルークも同じ。元恋人のキンバリーに別離を告げた直後、彼女が事故死したという哀しい過去があります。だから恋人を作らない、愛を信じないというのもまた理解は出来るものの、そこまで愛することを拒絶するというのもまた理解できません(彼は両親のことも関係あるみたいですが)、こちらもは共感できない。 最後にキンバリーの両親が娘も実はルークが別れを切り 出した日に同じように別れようとしていた、、、ということを今更ルークに言うのも都合が良すぎる気がしました。 物語りの展開的には良いタイミングでの落としどころだとは思うんですが、、、、 現実に、そうタイミングよく行くかな? という感じ。 とても考えさせられる内容なんですが、私的にはイマイチかなという感想です、済みません。 

Posted byブクログ