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知りたくなる韓国 の商品レビュー

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2024/01/20

「マスメディアでもSNSでも扇情的な紹介がされがちだが,学問の世界はそうあってはならない。韓国がどのような来歴をもち,国としてどのような舵を切り,そして世間のふつうの人びとはどのように暮らし,どんな問題を抱えているのか。まず手に取ってほしいはじめの1冊。」 「「歴史」「政治」「...

「マスメディアでもSNSでも扇情的な紹介がされがちだが,学問の世界はそうあってはならない。韓国がどのような来歴をもち,国としてどのような舵を切り,そして世間のふつうの人びとはどのように暮らし,どんな問題を抱えているのか。まず手に取ってほしいはじめの1冊。」 「「歴史」「政治」「社会」「文化」の4章で構成されており、4人の専門家によって書かれた本。良い関係を築くための一歩は、まず相手を知ろうとすること。隣国でありながら、以外と知らない韓国の入門書。」 (大居雄一『差がつく読書術』の紹介より) 目次 第1部 歴 史  第1章 朝鮮王朝時代  第2章 大韓帝国~日本統治時代  第3章 米軍政~大韓民国時代 第2部 政 治  第4章 韓国という「国のかたち」  第5章 韓国外交における日韓関係  第6章 南北関係とコリア・ナショナリズム 第3部 社 会  第7章 変化する韓国社会  第8章 韓国家族の「いま」  第9章 韓国の教育と就職事情 第4部 文 化  第10章 再考される伝統  第11章 交差する文化  第12章 模索しつつある韓国

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2021/07/30

朝鮮半島とはどういうところなのか、歴史や経済ポップカルチャーなど様々な視点から知ることができた。入門におすすめ。クリティカルシンキングが養われそう。

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2019/12/26

本屋B&Bで開催されていたポスター展『想像からはじめるーーSolidarity-連帯-연대ーー』で紹介されていた一冊。  私にとって韓国とは、2000年頃の第一次韓流ブームで突如として現れた隣国です。 それまで地理として大韓民国、朝鮮民主主義共和国という国があるとは...

本屋B&Bで開催されていたポスター展『想像からはじめるーーSolidarity-連帯-연대ーー』で紹介されていた一冊。  私にとって韓国とは、2000年頃の第一次韓流ブームで突如として現れた隣国です。 それまで地理として大韓民国、朝鮮民主主義共和国という国があるとは知っていても、韓国と朝鮮の違いすらあやうい。ましてやどんな文化をもった国なのか、お隣であるにもかかわらず、ほとんど興味がなかった(日本に入ってくる情報も少なかったですが)といってもいい状態でした。  タイトルを忘れてしまいましたが、韓流ブームにのって公開された映画のなかで、制服の女子高生が夏の川で遊んでいる回想シーンがありました。制服、女子高生、夏の川、日本と同じようなものにノスタルジーを感じる韓国文化にけっこう驚きました(日本の映画やドラマが影響を与えている可能性ももちろんありますが)。 アメリカやヨーロッパよりもずっと近い感性をこの国は共有しているのではないか。それなのに私たちはこのお隣のことを何も知らない。  現在は華やかに見える韓国ではあるけれど、1980年代まで夜間外出禁止令があったこと、北朝鮮とは「休戦」状態であること、歴史的、政治的混乱は日本の占領とは無関係ではありえないこと。  韓国ドラマ『トンイ』を見ているので、チャン・ヒビンの話は知っていたものの、トンイの息子から5代ほどで朝鮮王朝が滅びていることは今回初めて知りました。ドラマでは華やかな宮廷ですが、政治的、経済的にはだいぶ荒廃しているわけです。  また、日本の統治期間が35年の長きにわたっていたことも今回あらためて知りました。(そうです、そんな基本的なことすら知らなかったんです!)  急成長による歪みとして、若者の学歴は高いものの就職難や経済格差、高齢化社会も問題になっていることなど。  歴史、政治、文化など幅広く解説されているものの、特に複雑な政治部分は文章のクセもあってわかりにくいです。それでも最初の入門としてはとてもよい一冊ではないでしょうか。  日韓問題は簡単なことではありませんが、私たちに今必要なのはお互いを知ること、知ろうとすることではないかと思うのです。  以下、引用。  米軍が朝鮮戦争中に実戦配備した大量の戦車は、休戦後に埼玉の所沢補給廠に運ばれて解体されています。ここから生じた貴重な鉄資源は、東京タワーの施工を請け負ったゼネコンの竹中工務店に納品されました。つまり、東京タワーの3分の1ほどは米軍の戦車をスクラップした鉄でできているのです。  人間になりそこねた虎は、山の神の使いで邪鬼から守ってくれる守護動物として多くの絵画や民画に描かれてきました。子ども向けの昔話に登場する動物は、圧倒的に虎が多く「むかしむかし、虎がタバコを吸っていた頃」と始まるのが昔話の定番となっているほどです。 

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2019/10/24

昨今、日韓両国間で争点となっている事象含め、2019年時点で最新の状況を含めた韓国についての概説書であり、恐らく初学者にも平易な良書です。 「初学者」などと偉そうに言っている私は、第三外国語で"コリア語"を選んで挫折しつつ、国際政治学を学んだだけで、韓国につ...

昨今、日韓両国間で争点となっている事象含め、2019年時点で最新の状況を含めた韓国についての概説書であり、恐らく初学者にも平易な良書です。 「初学者」などと偉そうに言っている私は、第三外国語で"コリア語"を選んで挫折しつつ、国際政治学を学んだだけで、韓国についての専門的な知識を得ている訳ではないのでエラそうに言う資格など無いのだが、個人的には第1部の歴史、及び第4部の文化が大変読み応えがあった。 こういう時期であるが故に、改めて「知りたくなる」隣国であり、知るべき存在だと思います。 (日韓両国間が)経済的な相互依存度が低くなってきた近年、互いの重要度が低くなってきており、長い目で見ると危険な兆候であるので、こういう本が読まれる機会が増えることを期待したい。 奇しくも、韓国において「反日種族主義」という本が物議を醸していますが、韓国においても、日本を「知りたくなる」時期であって頂きたい。 そういう願いが、恐らくは著者にもあったと思うこと、また、その願いを叶えるに足る実を備えた一冊であると思います。

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2019/10/21

ちかごろ韓国は何かと話題になることが多いが、韓国に関するテレビの報道やネットの記事などが増えているからと言って、それに合わせて日本人の韓国に対する理解が深まっているようには見えない。韓国に対して「あんな国とは関わりたくない」という極論に走る人がいるけれども、日本と韓国の地理関係は...

ちかごろ韓国は何かと話題になることが多いが、韓国に関するテレビの報道やネットの記事などが増えているからと言って、それに合わせて日本人の韓国に対する理解が深まっているようには見えない。韓国に対して「あんな国とは関わりたくない」という極論に走る人がいるけれども、日本と韓国の地理関係は変わりようがないのだから、韓国と関わらないと言う選択肢は現実問題としてはありえない。そして、否応無く関わりを持たざるをない韓国という国の実情を知らなければ、正しい対韓政策など出来るはずもない。 では韓国を知るために何を読めばいいのか?という疑問に対する答えが本書である。ネット上のいわゆる嫌韓やK-POP・韓流ドラマを通じて接する韓国とのギャップに驚く人がいるかもしれないけれど、それは決して著者のせいではない。 さすがに韓国の全てがこれ一冊で分かるという訳にはいかないが、韓国という難問を考えるための入口として、本書はうってつけだと思う。

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2019/08/06

隣国の韓国を知るための基礎知識を提供する。第一部歴史:朝鮮王朝時代、大韓帝国~日本統治時代、米軍政~大韓民国時代。第二部政治:韓国という「国のかたち」、韓国外交における日韓関係、南北関係とコリア・ナショナリズム。第三部社会:変化する韓国社会、韓国家族の「いま」、韓国の教育と就職事...

隣国の韓国を知るための基礎知識を提供する。第一部歴史:朝鮮王朝時代、大韓帝国~日本統治時代、米軍政~大韓民国時代。第二部政治:韓国という「国のかたち」、韓国外交における日韓関係、南北関係とコリア・ナショナリズム。第三部社会:変化する韓国社会、韓国家族の「いま」、韓国の教育と就職事情。第四部文化:再考される伝統、交差する文化、模索しつつある韓国。巻末に、韓国を理解するのに役立つ映画や文学のリストがついている。最近出版されたので、最新の韓国の様子が概観できる。

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