月と珊瑚 の商品レビュー
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平和記念学習で学んだより胸に迫った。 本土でかつ原爆の落とされた地域でもないからそこまで深く勉強をすることはなかったし修学旅行でも胸は傷んだがどこか人ごとだったように感じる。 今はそれが恥ずかしいと思う。 沖縄の問題は根深い、私たちは普段それを知らずに生きている。でも向き合わないといけない、身に染みて感じた一冊だった。
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小学校高学年の課題図書です 沖縄に住んでいる6年生の珊瑚は東京から転校してきた子からバカにされ漢字の勉強を始めます 最初はひらがなが多いとこから漢字が増えていく文章 もう1人東京から越してきた月 彼女たちとの関わりを通して成長していく子どもたちのお話 沖縄の民謡、平和記念日、...
小学校高学年の課題図書です 沖縄に住んでいる6年生の珊瑚は東京から転校してきた子からバカにされ漢字の勉強を始めます 最初はひらがなが多いとこから漢字が増えていく文章 もう1人東京から越してきた月 彼女たちとの関わりを通して成長していく子どもたちのお話 沖縄の民謡、平和記念日、アメリカの基地、戦闘機の音 そこで生活している人たち 沖縄と戦争について考えさせられるお話でした
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2020年度小学校高学年、課題図書 沖縄に住む六年生の珊瑚 自分の名前も漢字で書けなかった少女の成長物語 ラストの作文でそれが読者にもはっきりと分かる 横軸に沖縄の現実を織り交ぜながら 家族や友人の中で珊瑚は成長していく 読んでいて胸が痛くなるけれど 子どもたちにも知ってほ...
2020年度小学校高学年、課題図書 沖縄に住む六年生の珊瑚 自分の名前も漢字で書けなかった少女の成長物語 ラストの作文でそれが読者にもはっきりと分かる 横軸に沖縄の現実を織り交ぜながら 家族や友人の中で珊瑚は成長していく 読んでいて胸が痛くなるけれど 子どもたちにも知ってほしいことだ ずっと切り捨て続けているのだから この著者の作品をもっと読みたいと思う ≪ 沖縄の サンゴ礁には 血と涙 ≫
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2020年度(第66回)課題図書の高学年向け。 夏休み終盤、図書館で借りられた。(今年は夏休みが短くて、読書感想文に取り組む子が減っているよう) 大城珊瑚は、勉強が苦手な小学六年生。 沖縄で、民謡歌手のルリバーとねこのダイヤと一緒に暮らしている。 新学期の4月、東京から泉月(いずみ るな)が転校してきた。 沖縄ってこんな感じなのか、と思う一冊。 友達のくるみ、亮、賢の印象がぼんやりしている一方、東京出身の詩音と月はキャラが立っている。 詩音は、ただの無神経な余所者で済まされないレベルで、本土の私たちが知らない沖縄のことを知るためのキャラクターなのだと思うことにした。 月の存在がなんとも不思議、都会型モデルなのか? 沖縄の6月が平和月間であること、糸満にそんな場所があるなんてことを初めて知りました。 沖縄本島に旅行に行ったことはあるけれど、表面的なところしか見ていませんでした。 学生の頃の講義で沖縄の基地について考えたとき、沖縄出身の学生の言葉をきいて、あまりに私たちは無知だと感じました。 それからなぜか、沖縄に対して罪悪感のようなものを感じます。 脱線しましたが、「てぃんさぐぬ花」は次は違う気持ちできけそうです。 物語としては、珊瑚の日記の体で読みやすいのですが、まとまりがない気がしました。
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沖縄の小学6年生の子たちの話 主人公の珊瑚は、民謡を歌うルリバーと二人暮らし。 東京からきた詩音と大阪から転校してきた泉、沖縄育ちの珊瑚とくるみ。沖縄に対していろんな思いをもちつつ将来を夢見る成長物語。 珊瑚の日記を通して、物語が進むのでとても読みやすい。
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沖縄と戦争の関係は切っても切れないわけで、そこらへんがひしひしと伝わってくる。それに対して、沖縄の人間が勝手にやってろと言い放つ東京からやってきた子どもの発言もリアル。 とは言ってもこの感覚は恐らく日本でも至るところにあるはずで、東京や都会にひたすら新しいものを取り込む混沌がある...
沖縄と戦争の関係は切っても切れないわけで、そこらへんがひしひしと伝わってくる。それに対して、沖縄の人間が勝手にやってろと言い放つ東京からやってきた子どもの発言もリアル。 とは言ってもこの感覚は恐らく日本でも至るところにあるはずで、東京や都会にひたすら新しいものを取り込む混沌があるなら、田舎には過去を守ろうという徹底した保守がある。 そして最終的には沖縄の流れに乗って郷に入っては郷に従う東京育ちに、ある種の強さを見る。流されたり、迎合したり、そういうのも時として生きていくには大事なことだよね。 と、勝手に本筋と全然関係ない視点で分かったふうな口をきいてみる。
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2020高学年課題図書。沖縄に住む民謡歌手の祖母と暮らす6年の珊瑚は、漢字もろくに書けないおっとりした子で、東京から来たしおりにバカにされ、日記を書きながら勉強も頑張り始める。戦争、沖縄の歴史、基地問題、貧困、考え方の違い、将来の夢…いろいろ詰め込みました、という感じがしないでも...
2020高学年課題図書。沖縄に住む民謡歌手の祖母と暮らす6年の珊瑚は、漢字もろくに書けないおっとりした子で、東京から来たしおりにバカにされ、日記を書きながら勉強も頑張り始める。戦争、沖縄の歴史、基地問題、貧困、考え方の違い、将来の夢…いろいろ詰め込みました、という感じがしないでもない(笑)。珊瑚が少しづつしっかりしてくるし、しおりの変化、賢や亮の個性、月の過去、くるみの優しさも伝わるが「感想文書きましょう」感がハンパないような気もする。
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読書感想文コンクール課題図書高学年の部、国内物語枠。 上条さなえさんの本が課題図書なんていいですね! 舞台は沖縄、沖縄戦、基地問題、貧困問題etcが絡んでくるので割と重たいです。しかも高学年に読ませるのに「アメリカ兵に犯された」はどう説明してよいのやら…しかし、子どもたちのみずみずしい青春物語はイイ。 感想文書くのは非常に難しそうな一冊。主人公に感情移入できるところは多々あるが、「沖縄」に触れようとすると途端に難しくなりそうな予感。
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読み初めて、「あれ?これって小学高学年課題図書じゃなかったっけ?」と疑問を抱くほど、ひらがなだらけの文体だった。 それは、漢字が書けない、勉強ができない珊瑚の日記として書かれているからだ。 珊瑚は、自分の作文とクラスメートのしおんの作文との差に愕然とし、転校生の月に好かれたくて漢...
読み初めて、「あれ?これって小学高学年課題図書じゃなかったっけ?」と疑問を抱くほど、ひらがなだらけの文体だった。 それは、漢字が書けない、勉強ができない珊瑚の日記として書かれているからだ。 珊瑚は、自分の作文とクラスメートのしおんの作文との差に愕然とし、転校生の月に好かれたくて漢字の勉強を頑張る。 それは、4月に書いた作文「六年生の夢」と7月に書かれた作文「二十歳の夢」に大きな差となって現れる。 その間、祖母のルリバーと二人の生活は貧しいのはなぜなのか。ルリバーの秘密から沖縄の過去に向き合う。本土から来た沖縄を知らないクラスメートと基地問題、騒音問題と話は広がり、珊瑚自身も沖縄を深く知っていく。 珊瑚と一緒に読者も、沖縄が抱えてきたたくさんの問題を考えるきっかけになればいいな。
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