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警官の目 の商品レビュー

3.7

17件のお客様レビュー

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2023/11/27

有名作家さんたちが書く短編警察小説。 [消えたホトケ 今野敏] 密室の事件現場からの死体消失の謎に三課窃盗捜査係の萩尾が挑む。プロの窃盗犯を相手にする刑事だからこその視点が面白かった。 [汚名 五十嵐貴久] 所轄の警務課員の千田と刑事殺しの罪を背負う元警察官の父のお話。父と子それ...

有名作家さんたちが書く短編警察小説。 [消えたホトケ 今野敏] 密室の事件現場からの死体消失の謎に三課窃盗捜査係の萩尾が挑む。プロの窃盗犯を相手にする刑事だからこその視点が面白かった。 [汚名 五十嵐貴久] 所轄の警務課員の千田と刑事殺しの罪を背負う元警察官の父のお話。父と子それぞれの思いが苦しかった。 [シェパード 美羽省吾] 所轄の強行窃盗係の佐田はとんでもなく身体能力の高い窃盗犯に逃げられてしまう。刑事と犯人の追いかけっこがワクワクするほど面白い。 [裏切りの日 誉田哲也] 刑事課課長の本宮は管内で起きた殺人事件を担当するもなかなか捜査は進まない。そんな中捜査一課長からあることを調べてくれと頼まれる。えっこれで終わり?と思ったら背中の蜘蛛という小説の第一部だということが判明

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2023/06/09

警察小説の重鎮、中堅どころ4人の作家による文庫オリジナル短編集。 偶に読みたくなる刑事もの。 事件が発生して捜査本部が立ち上がる。 本部による捜査では働き方改革なんてもってのほかのブラックな労働環境。そこにカタルシスを感じてしまうのは昭和生れの名残りか。 本部と所轄、ベテランと若...

警察小説の重鎮、中堅どころ4人の作家による文庫オリジナル短編集。 偶に読みたくなる刑事もの。 事件が発生して捜査本部が立ち上がる。 本部による捜査では働き方改革なんてもってのほかのブラックな労働環境。そこにカタルシスを感じてしまうのは昭和生れの名残りか。 本部と所轄、ベテランと若手、幹部と下っ端。 組織、チームならではの人間模様には確執、軋轢が蠢く。 地道な捜査から浮かび上がる細々とした点と点。それを繋ぐ線はベテラン刑事の長年の経験とある種のカン。ベテランは新人若手を育てる。 ま、警察小説の醍醐味は語り尽くせない。 なので見応え十分な長編も捨てがたいが、キレの良い短辺もナカナカ。本書もそんな感じ。

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2021/04/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

4つの短編のうち、読んで良かったと思うのは今野敏と誉田哲也。 やはりリアリティが違う。 誉田哲也の一遍は「背中の蜘蛛」に続くらしい。 これはこれで楽しみ。 作品紹介・あらすじ 豪華執筆陣による警察小説アンソロジー。父親と同じく警察官になった男が、父の起こしたある事件の真相を知る「汚名」(五十嵐貴久)、大好評の萩尾警部補シリーズから「消えたホトケ」(今野敏)、事件解決の端緒に不審な……「裏切りの日」(誉田哲也)、かつてない逃走方法で逃げる犯人を追う「シェパード」(三羽省吾)の4編を収録。

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2020/11/28

230頁を切る薄さに4人、結構豪華な作家陣でお得感があります。もしかするとこの中ではいちばん知名度が低いかもしれない三羽さんに私はかつてドハマリしていたことがあるから、本作は嬉しい。 いずれも主役は当然警官。短編ながら事件自体もじゅうぶんに推理させるもの。そこに作家それぞれ家族...

230頁を切る薄さに4人、結構豪華な作家陣でお得感があります。もしかするとこの中ではいちばん知名度が低いかもしれない三羽さんに私はかつてドハマリしていたことがあるから、本作は嬉しい。 いずれも主役は当然警官。短編ながら事件自体もじゅうぶんに推理させるもの。そこに作家それぞれ家族や上司や部下とのあれこれを絡ませています。つまりは普通の警察小説ということになりましょうか。 トリの誉田さんの作品には、えっ、ここで終わるんかい!と唖然。そうですか、三部構成のうちの一部なんですか。そっちも買わなしゃあないやん。(^^;

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2020/11/06

警察小説の短編4作品。警察組織のいろんなことが少しづつ分かったり隠語が分かったり単純に物語を楽しむのとは別に楽しめることがある。自分には少し難しい内容もあったけど警察小説を読み続けると解るようになる気がする。自分の好みとしては家族小説でもある人間味あるものが好きだ。

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2020/08/16

今野敏、五十嵐貴久、三羽省吾、誉田哲也による警察小説アンソロジー第2弾。独立した四編の、趣きの異なる作風が楽しめます。 今回は三羽省吾氏のみ初見で(^_^;) 前作は軽めが多い印象でしたが・・・今回は読みごたえ充分!特に五十嵐貴久「汚名」と誉田哲也「裏切りの日」は実に楽しく、切な...

今野敏、五十嵐貴久、三羽省吾、誉田哲也による警察小説アンソロジー第2弾。独立した四編の、趣きの異なる作風が楽しめます。 今回は三羽省吾氏のみ初見で(^_^;) 前作は軽めが多い印象でしたが・・・今回は読みごたえ充分!特に五十嵐貴久「汚名」と誉田哲也「裏切りの日」は実に楽しく、切なく読みました。 しかも「裏切りの日」は別な長編の一部・・・それも読まなければ!(^_^)

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2020/05/17

警察小説は好きなのですが、シリーズが長くなると人間関係に比重があるものも多くて、途中からは手をだしにくいです。アンソロなら読みやすいかと手に取ってみました。初読の三羽さんがキャラもしっかりしていて面白かったです。気になっている他作品も読んでみたいです。他は私には安心して読める作家...

警察小説は好きなのですが、シリーズが長くなると人間関係に比重があるものも多くて、途中からは手をだしにくいです。アンソロなら読みやすいかと手に取ってみました。初読の三羽さんがキャラもしっかりしていて面白かったです。気になっている他作品も読んでみたいです。他は私には安心して読める作家さんで、既存のシリーズの一編のものもありますが、もちろんどれも短編として楽しむことができました。誉田さんのだけは回収していない部分があると思ったら、三部作で一冊となるうちの最初の一部だそうです。一冊になったら是非読んでみたいです。

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2020/03/14
  • ネタバレ

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娘がテセウスの船見ている ムズイ TVに「ヤメイ」とか言い煩がれた 此の本の2話目に親子の話がある 主人公の心中は似ている気がする

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2020/03/01

警察小説アンソロジー。 今野敏 「消えたホトケ」死体が消えたのは? 萩尾警部補のもの。 五十嵐貴久 「汚名」父が起こしたという事件の真相は? 三羽省吾 「シェパード」すばしっこい犯人を追い詰めるには。そしてその犯人は? 誉田哲也 「裏切りの日」こちらは「背中の蜘蛛」の第一部。 三...

警察小説アンソロジー。 今野敏 「消えたホトケ」死体が消えたのは? 萩尾警部補のもの。 五十嵐貴久 「汚名」父が起こしたという事件の真相は? 三羽省吾 「シェパード」すばしっこい犯人を追い詰めるには。そしてその犯人は? 誉田哲也 「裏切りの日」こちらは「背中の蜘蛛」の第一部。 三羽さんは初読みですが、三羽さんを含め、長編で読みたい作家さんばかりです。短くてさっと読めるのがこの本で良かったことですが。 誉田さんは「背中の蜘蛛」を読んでねっていう感じかしら。今野さんは短すぎて残念、物足りない。 違ったタイプ刑事たちのですが、それぞれのお話、楽しめました。

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2020/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好物な、警察小説アンソロジー。 初読みは一人だけ… 三羽省吾【シェパード】 ・・・「スタン飯店」の親父がイイ感じ♪ 犯人も…可愛いげがあるというか、"希望"を見出だすラストに好印象。三羽省吾、要チェックかな。 五十嵐貴久【汚名】 ・・・「リカ」と「リターン」だったっけ…?既読の2冊は、"可もなく不可が少々"な感想だった記憶だが、本作はなかなかに感情移入のできる人情話だった。 "もう読むことは無い作家さんだな"の認定を外そう。 今野敏【消えたホトケ】 ・・・安心の今野敏。未読だが、筆者の持ちシリーズからのスピンオフらしい。相棒の女性刑事のキャラ設定に好感。シリーズの方も読まねば❗️ 誉田哲也【裏切りの日】 ・・・短編だからか、白でも黒でもない誉田、といったところか。なんか、誉田作品にしてはあまり引き込まれることもなくぼんやりと進んでふんわりと終わったな、という感じだったが… (巻末解説文によると)長編作の第1部という位置付けなのだとか。これはもう、長編の方も読まねば❗️ …しかし、長編の第1部をアンソロジーに載せるという手法は、いかがなものか?少々不満(苦笑)。 ★4つ、7ポイント半。 2020.01.06.古。

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