鼻持ちならぬバシントン の商品レビュー
今よりも裕福になりたいと願う母親とその息子との家族愛を複数話に亘って描いた作品。駄目な息子に振り回される母親の姿はいつの時代も一緒だなと再認識。色んな登場人物が著名な文献を頻繁にもじっているところに注目すべき。
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『ウィリアムが来た時』に続き、サキの長編が刊行。 国書の『ウィリアム〜』は、歴史改変SFっぽい設定があったのだが、こちらは短編と同じく、同時代の英国を舞台にしている。その分、濃縮された毒をたっぷり楽しめるというなかなかお得な長編。 ここ数年、サキの短編はかなり入手難易度が下がり、...
『ウィリアムが来た時』に続き、サキの長編が刊行。 国書の『ウィリアム〜』は、歴史改変SFっぽい設定があったのだが、こちらは短編と同じく、同時代の英国を舞台にしている。その分、濃縮された毒をたっぷり楽しめるというなかなかお得な長編。 ここ数年、サキの短編はかなり入手難易度が下がり、大抵のものは邦訳で読めるようになったが、まさか長編まで出るとは。ひょっとして、これで、サキの著作は大半が日本語で読めるようになったのかな……?
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