ロマンス言語学概論 の商品レビュー
ラテン語から分岐発展した諸語についての歴史言語学の概説書。なんだか親しみやすそうな表紙とはうらはらに、内容はすごく本格的。学部1~2年では厳しいだろう。日本の超一流研究者が書いてあるだけある。Lachmannの法則とかさらりと書いてあって(p.29)、畏れる。というか、一度ロマン...
ラテン語から分岐発展した諸語についての歴史言語学の概説書。なんだか親しみやすそうな表紙とはうらはらに、内容はすごく本格的。学部1~2年では厳しいだろう。日本の超一流研究者が書いてあるだけある。Lachmannの法則とかさらりと書いてあって(p.29)、畏れる。というか、一度ロマンス語の概論を学んでから読むべきか。専門家向けの集成的な概論書なのかもしれない。 完全なる初心者は島岡茂『ロマンス語の話』(大学書林)などから入るほうが良いかも。 しかし、こうしたレベルの高い本で学べるとは、いまの学生はうらやましい。
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