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学校の時間対効果を見直す! の商品レビュー

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2020/07/25

事例が載っているのは面白いなと読み進めたが、答えがあるわけではなく…。多分この本を手に取った教師は、答えの探し方ではなく、答えそのものを求めていると思う。(それがあらゆる場面において正しいかはおいておいて)

Posted byブクログ

2020/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

慣習や経験ではなく、エビデンスに基づき教育を行うためのきっかけとなるハンドブック。仮説検証のためのフレームワークやエビデンスを探す際のリソースも示されており教育研究の入門として最適。 エビデンスのリソース Education Endowment foundation (EEF) What Works Clearinghouse (WWC) Campbell Collaboration (キャンベル共同計画) SICO Student(児童・生徒):「どんな児童(生徒)に」 Intervention(手立て):「何をすると」 Comparison(比較) :「何と比べて」 Outcome(ねらい、成果):「どんな成果がある(あった)か」 学習指導編 Q.共同学習は効果があるの?  →A.実践のやり方によって差があるが、全体的に学力や学習の意欲を高める効果があった。 Q.時間がない中、振り返りをする意義はあるのか? →A.振り返りは、「具体的に」「正確に」「明確に」伝えることが大切。特に、児童・生徒が難しいと感じている課題に対して振り返りを行うことで、児童・生徒の自主的な行動を促す。学校全体で取り組む事で、学習効果をより高めることができる。特に、英語や算数において、その効果を発揮しやすい。また、短期では効果が見えにくいため、継続的な指導が必要。 Q.読解力を高めるため音読は効果がある? →A.音読が読解力を高める直接のエビデンスはなし。読解力を高める方法として、「親子読書」や「キーワードや図を使った長文の要約」があげられる。 Q.宿題は学力向上に効果がある? →A.宿題を出すことで学力が大きく向上するといえる効果はなし。やらないよりはやったほうが学力は高くなる傾向にある。宿題は1日1時間〜2時間が適切。小学校よりも中学校のほうが効果が高い。ただ、家庭環境の違いなど、宿題以外の影響が学力に結びついている。そのため、宿題の効果を高めるためには、保護者の関与が必要。

Posted byブクログ