激動の時代のコンテンツビジネス・サバイバルガイド の商品レビュー
出版・映画・音楽業界が、デジタル技術の驚異的な進歩と、その活用の進展に伴い業界秩序の大幅な変動にどのように対応し、将来を考えていく主旨の本です。 既成のビジネスプレイヤーたちが破滅的なイノベーションが起きてる事態にどう影響し、何を変えていくのか考える上で活用できる一冊だと思います...
出版・映画・音楽業界が、デジタル技術の驚異的な進歩と、その活用の進展に伴い業界秩序の大幅な変動にどのように対応し、将来を考えていく主旨の本です。 既成のビジネスプレイヤーたちが破滅的なイノベーションが起きてる事態にどう影響し、何を変えていくのか考える上で活用できる一冊だと思います。
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音楽と映画のエンタメ系と電子書籍が中心ではありますが、デジタル化されたコンテンツビジネスが既存のビジネスといかに戦い、あるいは戦わずして既存ビジネスを駆逐していったかがまとめられており、非常に示唆に富む内容です。アメリカ市場の話ではありますが、デジタルコンテンツと高速回線によるイ...
音楽と映画のエンタメ系と電子書籍が中心ではありますが、デジタル化されたコンテンツビジネスが既存のビジネスといかに戦い、あるいは戦わずして既存ビジネスを駆逐していったかがまとめられており、非常に示唆に富む内容です。アメリカ市場の話ではありますが、デジタルコンテンツと高速回線によるインターネットがいかに破壊的なテクノロジーだったのか、破壊的なテクノロジーが環境や市場をどのように変えていくのか、という点は日本も同じ。音楽ではAKBの握手券や投票券商法、ジャニーズの特典商法、書籍では雑誌と漫画を軸にした取次による流通網の整備、という日本独自のマーケティングや商習慣は、毀誉褒貶あるものの逆にすごいなーと思った。ただそれが既存ビジネスの延命措置にしかなってなくて、けっきょくただの時間稼ぎにすぎないところがかなしい。
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