クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない の商品レビュー

越尾圭(著者)

2024/08/12

「部屋の隙間から忍び込んだ毒蛇による殺人事件」というあったけど無かった導入から、怒涛の展開の連続で中だるみせず一気に読み切れました。
名有りの登場人物が全員濃いキャラクターで、誰が重要人物なのか気にしながら読見進めるのが楽しかったです。

2024/03/16

親友の死の際に電話を受けたため事件に巻き込まれる主人公。ペットの違法取引の世界に入り込み、親友が亡くなった真相へとたどり着いていく。ミステリーというよりサスペンスに近い作品でした。帯の表現は少し大げさな感じもした。

2024/01/06

幼馴染のペットショップ経営者から電話を受けた獣医師の主人公が自宅へ向かったところ、ヘビに噛まれて死亡した幼馴染の遺体を発見。幼馴染を死なせたヘビは輸入が規制されている毒蛇だった。死の真相を探るべく、幼馴染の妹や雑誌記者らと調査を始めるが、診療所が襲われて…。
タイトルが秀逸。

2023/07/09

冒頭から一気に興味を惹かれました。
コメディありアクションあり、多少無茶では？な展開あり
最後まで飽きずに楽しめる作品です。

2023/04/21

無言電話に呼び寄せられた獣医遠野は,クサリ蛇に噛まれた親友小塚の死体発見。
被害者の妹が税関勤務,クサリ蛇が希少動物である事が事件の肝。
希少動物の違法取引の闇を暴く内容が興味深い。

2023/02/23

動物が惨殺されるシーンがあるので、苦手な人は要注意。
被害者が主人公に電話をかけるものの
何も言わずに事切れてしまったので
ゼロから探し回らないといけない様子に
もどかしさを感じた。
警察の主人公への態度がめちゃくちゃ胸糞なので
個人的にはそこも注意かな、と。

2023/02/02

ペットを題材とした軽い読み物を期待していたらガッツリ重い話。結構エグい。
殺され方も毒蛇に噛まれるとか、その事件の関係で動物が惨殺されたりとか、その描写も詳しくて気分悪い。最後は逃げ惑う希少動物を猟銃で殺すとか…なんだかなぁ…
犯人はわりと早めにわかっちゃったし。
そもそも最初の殺人事件で、何故被害者は主人公に連絡してきたの⁇夜中の無言電話でいきなり窓ぶち割って入るかな…個人的にはちょっとちょっと…という作品でした。
残念。

2022/11/26

ペットショップ店主の恭平が、自宅で猛毒を持つ希少な蛇に噛まれて亡くなった。事件の真相を、親友の獣医師・太一が追う。話の大筋はなんとなく掴めるが、細かな謎が解明されていく過程が面白い。共に行動する、税関に勤める恭平の妹・利香や、ライターの樋口の動きも良く、次の展開が気になって、最後までグイグイと読ませてくれる。でも、犯人と繋がっているのが誰かも分からない中で、人を信用しすぎなのが引っかかる。なかなか驚きの真相だったけど、ちょっと盛りすぎな気もした。

2022/05/06

一気読み。途中から犯人わかってきたけど、筆力があって、最後まで面白く読めました。樋口さん最初怪しいと思ってしまった。

2022/03/23

タイトルからもう少しおちゃらけ？的な話かと思ったけど、動物密輸の話かなり面白く読みました。
獣医の遠野、税関職員の利香、雑誌記者の樋口の3人で、利香の兄が毒ヘビに殺された事件を追っていく話だけど、この著者の登場人物の描き方はすごく読みやすいというか、分かりやすい！最後も結構いい終わり方だったので、読後感も○でした。