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幻の探偵作家を求めて 完全版(上) の商品レビュー

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2019/08/01

かつて晶文社から出版されて、現在入手し難くなっている同タイトルのインタビュー集の完全版。晶文社では全一巻だったが、こちらでは二分冊になり、これが上巻。 鮎川氏がメジャーでは無い探偵作家の家を訪ね、インタビューする内容の本だが、晶文社版では収録されなかった作家もいて、今回はそれらも...

かつて晶文社から出版されて、現在入手し難くなっている同タイトルのインタビュー集の完全版。晶文社では全一巻だったが、こちらでは二分冊になり、これが上巻。 鮎川氏がメジャーでは無い探偵作家の家を訪ね、インタビューする内容の本だが、晶文社版では収録されなかった作家もいて、今回はそれらも余すところ無く収録した上に、関連するエッセイや資料等も大幅に加えたとの事。尤も、鮎川氏は死去されているので、日下三蔵さんの編集で作られた完全版という形。 労作には違い無く、読めた事自体は良かったのだが、上巻の約半分を占めている「鮎川哲也アンソロジー解説集」は必要だったのだろうか? 晶文社版には無いページで、編者はそれを「付録」と言っているけど、本文と同じボリュームの付録ってアリかな?

Posted byブクログ