急がば廻れ の商品レビュー

松田行正(著者)

2021/06/13

ギュスターヴモロー
　騎士の背景を流れるようにして速さを表した。

ナイチンゲールは統計学者
　鶏頭図　円グラフ
　エリザベス女王は数字嫌い
　クリミア戦争

キュビズム　ピカソ
　対象は静止したまま、画家の視点が移動
　多くの意味を持っているはずの抽象表現が、逆に意味の喪失を招いた
　→マズイと思って、具象よりに。
　　雑誌の切り抜きを散らばせる。
　パピエ・コレ→コラージュ

カーナビ
　コレも、直線地図。
　曲がらないで、交差点自体を回転させている

ヤンファンエイク
　絵の署名を絵画の中に

マニエリスム
　決まりきったものへの反発

フェルメールは科学者的なマインド
　同じモチーフを描くのは実験
　時を止める

2019/08/03

8つの手作業を中心としたワークショップを通じて「ひらめき」を楽しむことで、新鮮なものの見方ができるようになるはず、というのが本書の狙い。
著者は本を中心とした。グラフィック・デザイナー。
ワークショップの内容は、「記号で絵本を作ってみよう！」、「何でも円グラフにしてみよう！」などなど、ユニークなものばかり。各テーマにまつわる、ウンチクも楽しめる。図版も豊富で、文章も基本口語体なので、読みやすい。
実際にワークショップをやるかどうかは別として、読むだけでも頭のストレッチにはなりそう。
あと、著者がグラフィックデザイナーだけあって、本の小口にもこだわっているところはさすが。