ムーミンパパの思い出 新版 の商品レビュー
トーベ・ヤンソンさんは、いま自分を理解してくれる人がいなくても、いつか友達ができて、自由に自分の好きなように生きていけるんだよ、という想いをムーミンパパにのせて描いているように感じた。何にも縛られずに生きるキャラクターたちに力をもらえる。
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大人になれない男性への皮肉(これだから男は!) もしくは芸術家への風刺(まったく芸術家ってやつは!) なんてふうにも読めてしまうけどどうだろう。 トーベ・ヤンソンは父親や自分自身もお話に投影して、くすりと笑い、同時にちくっと刺しているのかな。 もちろん冒険譚としても、とてもおもし...
大人になれない男性への皮肉(これだから男は!) もしくは芸術家への風刺(まったく芸術家ってやつは!) なんてふうにも読めてしまうけどどうだろう。 トーベ・ヤンソンは父親や自分自身もお話に投影して、くすりと笑い、同時にちくっと刺しているのかな。 もちろん冒険譚としても、とてもおもしろいのだけれども。 小さなスナフキンが自分の両親について知りたがるところは、ちょっとぐっとくる。 トーベの人となりにも興味が出たので、自伝も読んでみたい。
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物心ついた頃からアニメを見て大好きだったムーミン。 スナフキンは間違いなく僕のキャンプや登山好きに影響を与えています。 でも原作は『ムーミン谷の彗星』と『楽しいムーミン一家』ぐらいしか読んでいませんでしたが、今回、『ムーミンパパの思い出』のパペットアニメーションをするとのことで、...
物心ついた頃からアニメを見て大好きだったムーミン。 スナフキンは間違いなく僕のキャンプや登山好きに影響を与えています。 でも原作は『ムーミン谷の彗星』と『楽しいムーミン一家』ぐらいしか読んでいませんでしたが、今回、『ムーミンパパの思い出』のパペットアニメーションをするとのことで、原作を読了後観に行くことにしました! ムーミンの物語って、ワチャワチャしてて、物語の一貫性に欠ける気がしてましたが、前2作に比べて今作は物語の世界観も深まってきていて、今までで一番楽しみました。 映画の方も、ハチャメチャに展開していくストーリーを、短時間に上手くまとめていて、あっと言う間に時間が経ちました。 今回、リトルミィがスナフキンより年上だったと知ってビックリ。 異父兄妹とばかり思ってましたが、姉弟やったんです! ムーミンの世界観にパペットアニメーションは合ってあるように思いました。その動きを見ているだけで楽しめます。
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私の大好きなムーミンパパの昔の話。 アニメ『楽しいムーミン一家』を見てから、ずっと原作を読んでみたいと思っていました。 原作とアニメ(平成版、昭和版)それぞれ違う雰囲気のキャラクターとして描かれていると事前に知っていたので 楽しめました。 スナフキンのパパ、ヨクサルのお話や、スニフのパパ、ママ、ロッドユール、ソースユールとのお話、何でもかじってしまうニブリングたちや、オバケとの出会い、ムーミンの世界の住人たちが皆 自由に暮らしているように、この作品もとても自由に描かれている作品でした。 また、装丁や挿絵も美しいので他のシリーズも読んでみたいです。
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ムーミンのキャラクターの中で、一番可愛くて好きなミムラねえさん。 やっと出てきたのに… なんだか嘘つきで変わった子だった。 タイトル通り、ムーミンパパの若き頃の思い出のお話しでした。 風邪をこじらせたパパが、もう自分は死ぬんじゃないかと心配になり、子どもたち(ムーミントロール、スニフ、スナフキン)にまるで遺言のように「お前たち、本物の冒険家として生きるのだよ。」なんて言い出し、ママに勧められて、思い出の記を書くことになります。。 よく分からない部分があり??だったけれど、 翻訳者の畑中さんいわく、 トーべはふんわりと書いて矛盾が多く、翻訳泣かせだったようで、校閲からおかしいと指摘されたほどだったそう。 特に、3場面に渡って登場するヘムレンさんについては、あれ?さっきと同一人物なの?とハテナが飛び交いますが、 これがへムル族の習性だから…という畑中さんの解説に納得できました。 ムーミンのお話においては、属性が大事なのです! スニフは孤児だと思ってたのに、しっかりパパとママが登場し、最後にムーミンママですら、しれっと 「だけどね、ママがいるのはあたりまえでしょう」 なんて言ってのける。 スナフキンのパパ、ヨクサルは、スナフキンによく似ている自由人なはずなのに、ムーミンパパの手記ではどうも怠け者のように描かれる。それがまた面白い。パパって、ちょっと俺俺なキャラで、だめなところありますから。 川船の海のオーケストラ号が、最終的に潜水しちゃうところなんかはカオスでした。。 もっとすごいのはラストのママの登場です! ムーミンパパがこの手記を子どもたちに読んで聞かせた後、奇跡が起こります! 私たちのかわいいスニフちゃんが幸せなのが何よりでした。 ムーミン谷の仲間たちのことをよく知ることがでる、全員集合祭りといったたのしさもあったので、俺俺なパパの手記もまあ面白かったことにしましょう。 もひとつ気になるのは… ここで判明しちゃうんですよね、チビのミイはスナフキンより先に生まれているって事が!! ムーミンのお話は、トーべによるイラストが素晴らしいですが、自分の中にベースとしてあるアニメも、(いや、昔はアニメなんてら言葉すらなかったな)テレビ漫画のムーミンの、あの岸田今日子さんのアンニュイなムーミンの声も、 本を読む上で邪魔にならず、とても自然に入ってくるのです。 内容は覚えてなくとも、子ども時代の自分の中に大きな存在だったんだなぁと つくづく感じます。 そしてこの面白さは、ちょっと他の児童文学にはないなぁ。。
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ムーミンパパの回顧録が主 一人称の自分大好き文章で読むのに難儀 合間に挟まれる現代三人称の挿話が読者のツッコミを代弁する形になってるので、作者の意図通りの感想をもって読んでいるのだなぁと 苦労して読んだ後の最終章とエピローグは、パパの自意識を凌駕していて心地よい読み心地 人物相関...
ムーミンパパの回顧録が主 一人称の自分大好き文章で読むのに難儀 合間に挟まれる現代三人称の挿話が読者のツッコミを代弁する形になってるので、作者の意図通りの感想をもって読んでいるのだなぁと 苦労して読んだ後の最終章とエピローグは、パパの自意識を凌駕していて心地よい読み心地 人物相関がようやくわかった アニメ見た記憶はあるけど謎の人物しかいないから何も分かってなかった
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ムーミン3冊目。若かりし頃のムーミンパパが結構虚言癖&妄想癖あって驚いたw ヘムレンおばさんはまっとうだと思っていたけれど、確かにムーミンパパに助けられた時のヘムレンおばさんはうざかった。どうなるかなって思ったけど、最後はやはりハッピーエンドで良かった。スナフキンが昔からムーミン...
ムーミン3冊目。若かりし頃のムーミンパパが結構虚言癖&妄想癖あって驚いたw ヘムレンおばさんはまっとうだと思っていたけれど、確かにムーミンパパに助けられた時のヘムレンおばさんはうざかった。どうなるかなって思ったけど、最後はやはりハッピーエンドで良かった。スナフキンが昔からムーミンの知り合いのような書かれ方になっていて「えっ?」って思った。
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ムーミン谷の子どもたちが生まれる前のムーミンパパの物語。 ムーミンパパが書いた回顧録という体で話が進み、所々でムーミンパパが子どもたちに読み聞かせているシーンが入ります。ムーミンパパだけでなく、スナフキン、スニフのパパも登場し、語られる物語に夢中になるムーミンたちがかわいい。 ム...
ムーミン谷の子どもたちが生まれる前のムーミンパパの物語。 ムーミンパパが書いた回顧録という体で話が進み、所々でムーミンパパが子どもたちに読み聞かせているシーンが入ります。ムーミンパパだけでなく、スナフキン、スニフのパパも登場し、語られる物語に夢中になるムーミンたちがかわいい。 ムーミンパパが自分を特別なムーミントロールだと信じて旅立ち、仲間たちと冒険をする様子が挿絵とともに生き生きと描かれていて楽しいです。 ヘムレンおばさんにまつわることや王様の園遊会のシーンにはユーモアも溢れています。
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ムーミンパパがいつものんびりとパイプをくゆらせているイメージしかなかったのに、冒険家だったとは知らなかった。 アニメの刷り込みが激しいからか、原作の世界に浸れない。
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ムーミンの好きなところは、人間がいないところ。 みんな自分の心地よさとポリシーで生きている。とても自由。 気持ちいいくらいにとっ散らかり、だけどなんやかやで認め合って前に進んでいく。 パパ世代はそれが引き立つなぁ…笑 羨ましい!
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