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ガラスの城壁 の商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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2020/03/01

「我が王国を取り戻す為に───」 私は、ミステリーや推理小説が苦手で、いつも読むのを途中で止めてしまったり、読まなかったりと避けていましたが、この本は読み始めてから文字通り一気に最後まで読み進められました。 ミステリーや推理小説が好きな方は勿論、苦手な方も楽しめると思うので、...

「我が王国を取り戻す為に───」 私は、ミステリーや推理小説が苦手で、いつも読むのを途中で止めてしまったり、読まなかったりと避けていましたが、この本は読み始めてから文字通り一気に最後まで読み進められました。 ミステリーや推理小説が好きな方は勿論、苦手な方も楽しめると思うので、是非沢山の方に読んでもらいたい一冊です。 神永学さんの本は『ガラスの城壁』が初めてなので、他の本も読んでみたいと思います。 最初にも書きましたが、やはり一番格好良く、印象に残るセリフですよね。 「我が王国を取り戻す為に───」

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2019/11/30

神永さんは、「心霊探偵シリーズ」をアニメで見て、知ったのですが、小説としては初で読んでみました。 ラノベっぽい雰囲気だけれどもサスペンス色が加わると、何とも言えない不思議な感覚がありました。 てっきり主人公の父親の冤罪事件を主軸に話が展開するかと思いきや、変化球的な方向へと進み...

神永さんは、「心霊探偵シリーズ」をアニメで見て、知ったのですが、小説としては初で読んでみました。 ラノベっぽい雰囲気だけれどもサスペンス色が加わると、何とも言えない不思議な感覚がありました。 てっきり主人公の父親の冤罪事件を主軸に話が展開するかと思いきや、変化球的な方向へと進みます。冤罪事件の真相は、あまりにあっさりとしていたので、あっけらかんとした感覚はありました。それよりも主軸は主人公だったんだと。でもこれはこれで面白かったです。 題名の「ガラスの城壁」は、中盤辺りまでは、ネットセキュリティ関係の意味かと思っていたのですが、後半になるにつれて、新たな「ガラスの城壁」の意味が登場するので、そう来たか!と思わず思ってしまいました。 物語は、主人公の悠馬、主人公の同級生、休職中の刑事の3つの視点で展開していきます。時折、同時進行なの?時系列バラバラなの?と読むうちに色んな疑問がわいてきたので、それがグイグイと物語に引き込まれました。 気づいた時には、もう後半に突入していたので、スラスラ読めました。また、主人公の成長も最初と最後ですっかり変化していて、重い話だった分、ほっとした気持ちにもなりました。

Posted byブクログ

2019/11/02

まさかの展開が続いて、ぐいぐい引き込まれた。 だって、だって、そんなことって! 悠馬の置かれた状況に胸が痛む。 中学生でしょ?そんな目に合わずに、大人に守られている時期のはずなのに。 でも、大事な味方がいてくれて本当によかった。 暁人がいてよかった。 なのに、途中から、不穏な気配...

まさかの展開が続いて、ぐいぐい引き込まれた。 だって、だって、そんなことって! 悠馬の置かれた状況に胸が痛む。 中学生でしょ?そんな目に合わずに、大人に守られている時期のはずなのに。 でも、大事な味方がいてくれて本当によかった。 暁人がいてよかった。 なのに、途中から、不穏な気配が漂ってきて、まさか、そんなわけないよねって祈るような思いで読み進めていた。 涼音ちゃんも、陣内も、好きだよ。 悠馬の味方でいてよ。 思いも寄らない結末は、前に進むためには必要だったのだろう。 悠馬、1人じゃないよ、負けないで。

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2019/10/11

最初、神永さんらしい感じがしなくて、えぇ…って思いながら読みましたが、終わりが近づくにつれて驚く展開となってきました。

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2019/10/02

久々にシリーズ以外の神永作品。相変わらずのスピード感で、最後まで一気に読ませる。 主人公の悠馬は、パソコンに強く、オンラインゲームにハマる中学生。父の誤認逮捕をきっかけにクラスでイジメられるようになる。そんな中、悠馬の周りに怪しげな男たちが現れ、父親の遺したデータを渡せと迫る。...

久々にシリーズ以外の神永作品。相変わらずのスピード感で、最後まで一気に読ませる。 主人公の悠馬は、パソコンに強く、オンラインゲームにハマる中学生。父の誤認逮捕をきっかけにクラスでイジメられるようになる。そんな中、悠馬の周りに怪しげな男たちが現れ、父親の遺したデータを渡せと迫る。悠馬は友人の暁斗とともに、身を守るため、父の事件の真犯人を探すために立ち上がる。 自分をゲームの中の勇者になぞらえ、妄想の世界に耽る悠馬に違和感を覚え、どうにも入り込みにくかった。イジメや冤罪の末の父親の死など、最初から最後まで重い話だったけれど、最終予想以上に強くなっていた悠馬の姿に、少しだけ救われる。

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2019/10/01

不思議な作品だった。氏の作品に期待して読み始めたが、そう意味では、全く期待外れだった。特に最後の方に読み進める内に、この作品の落ちはどこへ行くのだろうか?と思ったが、全く期待通りには行かなかった。マアー読みやすくはあったが…。

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2019/08/31

冤罪により父を失い、自らもいじめに苦しめられる中学生の少年。唯一の友人を得て、一緒に父の冤罪を晴らすための捜査を始める、というミステリ。だと思って読んでいたけれど、途中から結構意外な物語になってきました。うわー、そういう物語だったのか。単純に考えればそれこそ「中二病」の少年の妄想...

冤罪により父を失い、自らもいじめに苦しめられる中学生の少年。唯一の友人を得て、一緒に父の冤罪を晴らすための捜査を始める、というミステリ。だと思って読んでいたけれど、途中から結構意外な物語になってきました。うわー、そういう物語だったのか。単純に考えればそれこそ「中二病」の少年の妄想物語だと受け取られなくもないけれど。誰の人生にも多かれ少なかれ苦難があって、結局は自分で乗り越えなければいけないものなのだから。そう思えば励まされる物語です。 他にも問題を抱えて苦しむ人たちが主人公に関わってくる中、誰が味方なのかという疑心暗鬼に駆られて、読んでいる方も誰を信じていいのか分からなくなります。終盤の展開にははらはらさせられました。

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2019/08/28

中学生が遠い昔の自分にとって、中学生の大人になることを意識しながらもまだまだ子供な考えや行動ってこんな感じだよねと思わせるものでよかった。 この本は時間をかけて考えながら読むと早めに結末は見えてきてしまうかもしれない。しかし一気に読むと、あれこれは…?と感じたあたりで本が一歩先...

中学生が遠い昔の自分にとって、中学生の大人になることを意識しながらもまだまだ子供な考えや行動ってこんな感じだよねと思わせるものでよかった。 この本は時間をかけて考えながら読むと早めに結末は見えてきてしまうかもしれない。しかし一気に読むと、あれこれは…?と感じたあたりで本が一歩先回りして次の展開へと入る流れで引き込まれた。また、話の展開もじっくり進むところと、ぐっと進むところの緩急があり一気に読ませるだけの引力もある。 ただ、結構重いこと扱ってもいるので、読むぞ!という気力があるときの一気読みをおすすめしたい。

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2019/08/25

神永さんにしては意外な作品だった。いじめを受けている男子中学生が転校生と仲良くなって良かったと思いきや…。担任がひどい。

Posted byブクログ

2019/07/30

ぞくぞくした。 最後のどんでん返しが好き。 IFもちとしてはああこんな感じだな、とぜんぶわかった後に納得できることが多々。

Posted byブクログ