旧友再会 の商品レビュー
きついわ。 老いとか、介護とか泣けるというよりも 読んでいてきつくて、辛くなったわ。 心が弱っているときには読むことさえしんどいわ。 でも、これがこれから生きていく現実なんだろうな。
Posted by
旧友と再会したら、どんな気分になるのか? 同窓会にも興味を持てないあたし、旧友と再会することもなさそう。
Posted by
50代の男性って、こんなに切ない?同じ立場の女性の物語ならもっと、悲喜交々あっても明るいんじゃないかと思った。 友だちとの関係や、親の介護やら、子ども、背負うものも大きいのかもしれないけど、読んで楽しくはない。 共感もない。 なんか、つら…苦笑い。 となる。 コロナで気が滅入って...
50代の男性って、こんなに切ない?同じ立場の女性の物語ならもっと、悲喜交々あっても明るいんじゃないかと思った。 友だちとの関係や、親の介護やら、子ども、背負うものも大きいのかもしれないけど、読んで楽しくはない。 共感もない。 なんか、つら…苦笑い。 となる。 コロナで気が滅入ってるから余計に。
Posted by
団塊世代を書くのが得意な作家さんですよね。 昔は団地ラッシュだったのが いまはさびれて高齢者ばかりとか、 中年の男性が昔を振り返るとか なんか物悲しい。 「どしゃぶり」 悔しがることができたとか、 うーん、それをいまの若い世代に 押し付けるのはどうかな。 ピンチヒッターで中学の野...
団塊世代を書くのが得意な作家さんですよね。 昔は団地ラッシュだったのが いまはさびれて高齢者ばかりとか、 中年の男性が昔を振り返るとか なんか物悲しい。 「どしゃぶり」 悔しがることができたとか、 うーん、それをいまの若い世代に 押し付けるのはどうかな。 ピンチヒッターで中学の野球部の監督を 短期間頼まれて 引退試合で思い出作ろうってときに 根性論みたいなのを持ってこられても そんなの中学生がうけいれられる訳ないじゃん。 自分の人生と、中学生の部活の引退試合を 一緒にされてもね。そりゃ迷惑よ。 と、小説の中の保護者と同意見(笑)
Posted by
短編5編。 あの年の秋/旧友再会/ホームにて/どしゃぶり/ある帰郷 どれも苦い、にんげんドラマ。いちど、学校や部活などで同じ時間を過ごしていた“ともだち”と、かなりの間を置いて再会する。再会が目的で会う旧交をあたためるかんじでなく、別れてそれぞれの人生を生きていたら、また、たま...
短編5編。 あの年の秋/旧友再会/ホームにて/どしゃぶり/ある帰郷 どれも苦い、にんげんドラマ。いちど、学校や部活などで同じ時間を過ごしていた“ともだち”と、かなりの間を置いて再会する。再会が目的で会う旧交をあたためるかんじでなく、別れてそれぞれの人生を生きていたら、また、たまたまそれぞれの人生が偶然クロスした、みたいな、そんな再会の物語たち。年齢も、時代も、環境も、それぞれが要素になって価値観を矯正していくから、むかしの記憶があるぶんの苦味がせつない。すくなくとも40代以降におすすめかな、若い頃に読んだらまだ伝わらないだろう。そしていま40代でこれを読んだ私は、またあらためて生きていれば80代とかで再読したら、いまとは違う胸の疼きがありそうな気がする。 オトナに沁みる短編集。
Posted by
大人になって学生時代の友人に会うと懐かしくなり当時の思い出が蘇る。 子育て、離婚、定年、介護‥様々な境遇に置かれた友人との再会。そして自分自身の生き方も変化していっているなと思った。
Posted by
「どしゃぶり」を読みながら あぁ、こういう感じ 今の子供たちには分からないんだろうなー ってなんだか切なくなってしまった。 無駄なことや、理不尽なこと 昔はいっぱいあったけど そんなに嫌じゃなかったよなー。 当たり障りなく生きるって なんか違うなーって 思っちゃうのよ、おばさ...
「どしゃぶり」を読みながら あぁ、こういう感じ 今の子供たちには分からないんだろうなー ってなんだか切なくなってしまった。 無駄なことや、理不尽なこと 昔はいっぱいあったけど そんなに嫌じゃなかったよなー。 当たり障りなく生きるって なんか違うなーって 思っちゃうのよ、おばさんも。
Posted by
5つの物語が収録されています。その中から2つ。 「ホームにて」「どしゃぶり」、どちらも昭和の高度成長期を生きてきた50代後半の方の生き様ぶりを少しノスタルジックな視点から書き描かれています。私はその世代ではありませんが、父親はこんな気持ちでいたんだろうなぁと思えるような内容でした...
5つの物語が収録されています。その中から2つ。 「ホームにて」「どしゃぶり」、どちらも昭和の高度成長期を生きてきた50代後半の方の生き様ぶりを少しノスタルジックな視点から書き描かれています。私はその世代ではありませんが、父親はこんな気持ちでいたんだろうなぁと思えるような内容でした。 「どしゃぶり」は中学時代の野球部仲間3人がひょんなことから再会する話ですが、その中で、同じ中学で野球部に所属する主人公の息子の発言で、『自分と勝負したら、必ず自分が負ける』、この発言はとても奥深いものだと思います。私も小学生の頃に、少年野球部に所属していましたが、当時は根性、精神論が横行していて、またそれが強くなるためには当たり前のことだと思っていましたが、この物語を読むと、当時のような考え方で運営されていない野球部が果たして幸せなのかそうでないのかを考えさせられました!
Posted by
色々な人々の 色々な形の再会 ◯あの年の秋 次兄から珍しく飲みに誘われた三郎は、次兄の長男の受験が終わるまでの約束でしばらく母の面倒を見る事に。 認知症の気配に怯える三郎夫婦だが・・ 折しもパンダで賑わう動物園で再会したのは… ◯旧友再会 父親のタクシー会社を継いだ青田の車...
色々な人々の 色々な形の再会 ◯あの年の秋 次兄から珍しく飲みに誘われた三郎は、次兄の長男の受験が終わるまでの約束でしばらく母の面倒を見る事に。 認知症の気配に怯える三郎夫婦だが・・ 折しもパンダで賑わう動物園で再会したのは… ◯旧友再会 父親のタクシー会社を継いだ青田の車に乗り込んできたのは、小・中学校の同級生・川村だった。 懐かしがる川村を他所に、実はそんなに親しい間柄ではなく、むしろ苦手としていた事に戸惑う青田だった。 川村は両親の介護の為の帰郷だったが、川村の滞在中青田の会社に警察から徘徊老人捜索の協力要請が入る。 ◯ホームにて 定年を迎えた父親が駅の立ち食い蕎麦屋に勤めると言い出す。 ある日、一人のサラリーマンの投稿により、父と思しき人物の美談が新聞に掲載される。 息子がふらりと店を訪ねるとチェーン店の社長が厨房に立っていた。 ◯どしゃぶり 郷里の、衰退したアーケード商店街で家具屋と介護用品の代理店を営む伊藤の元を、30年ぶりに中学時代バッテリーを組んでいた松井が訪れる。 認知症の兆候が出だした母親を引き取る為だった。 もう一人の同級生、現在中学校の教頭を勤める小林の要請で急遽監督代行を務める事になった松井だが、そのやり方に部員・保護者の猛反発が起こる。 一度もバッタボックスに立った事のない伊藤の息子のラストマッチの行方は… ◯ある帰郷 廃線になった鉄道の駅にツバメの巣を求めて訪れた父と息子は、夫婦の離婚を機に離れ離れになる。 姿を消していた巣を求めさまよう二人だが…
Posted by
重松さんの本は、いつも同世代に向けて書かれているような気がする。 最初にビタミンFを読んだのはもう20年近く前だったかもしれない。 少し前、以前凄くいい本だと思った「流星ワゴン」を読み直してみたら、最初、新刊で読んだとき、どこにそこまで感動したか思い出すことが出来なかった。 ある...
重松さんの本は、いつも同世代に向けて書かれているような気がする。 最初にビタミンFを読んだのはもう20年近く前だったかもしれない。 少し前、以前凄くいい本だと思った「流星ワゴン」を読み直してみたら、最初、新刊で読んだとき、どこにそこまで感動したか思い出すことが出来なかった。 あるいは対象世代でなくなれば、重松さんの本は、伝わるものがなくなるのではないかと感じた。 自分は重松さんより若干若い。 でも、20年前より今の方が、数才の差の持つ意味が一層薄れて、同世代といっても違和感はなくなってきていると思う。 最新刊の「旧友再会」。意気の上がらない本である。 「ずいぶん遠くまで来てしまったな。」というような台詞をどの短編だか覚えていないが、登場人物が言う。 たまに、自分自身同じことを心の中で言っていて… 意気の上がらない毎日だったりする。 そんな人も多いのかな。
Posted by