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「カルト」はすぐ隣に の商品レビュー

4.4

29件のお客様レビュー

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2024/06/27

ジュニア向けだがとても分かりやすく大人にもお勧めしたい。 忘れてはいけない事件だったし、これからも教訓として記録を残していくべきと思う。 「カルト」とは何か、なぜ「カルト」に引き込まれるのかを詳細に解説しており、加害者の証言は当時を知る自分にとって生々しく、悲しい気持ちにもなった...

ジュニア向けだがとても分かりやすく大人にもお勧めしたい。 忘れてはいけない事件だったし、これからも教訓として記録を残していくべきと思う。 「カルト」とは何か、なぜ「カルト」に引き込まれるのかを詳細に解説しており、加害者の証言は当時を知る自分にとって生々しく、悲しい気持ちにもなった。 巻末に紹介されている参考文献も読んでみようと思う。

Posted byブクログ

2023/12/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オウムに入信し、凶悪事件を起こしてしまう人達はなぜそうなってしまったのか。そもそもオウムがどうしてこんなに力を持つことになったのか。時代の背景から、どんな人でもそうなってしまう可能性があることなど、とても、分かりやすく詳しく書かれていた。宗教に全く関心がない私だが、もしかしたらなにかをきっかけにカルトに関わってしまう事もあるのかと怖くなった。裁判でみんなが口を揃えて言っていた「疑問や違和感を持った時に、自分を信じればよかった。それを見逃し続けることで、自分では何も考えないで言われたことを行うようになっていた。」マインドコントロールは恐ろしいことだが、実は今でも会社や学校や部活や仲間うち、そんなコミュニティでも同じようなことがどこかで起こっていると思うと、カルトと紙一重なのだ。

Posted byブクログ

2023/11/26

一言で表すのは難しい。カルトの怖さ、自分には関係ないと思っても時代の背景や自分自身の心の弱さから判断ができずにのめり込んでしまう可能性がある。 なぜ頭のいい人がオウムにハマるのか知りたくて購入したが時代の背景や自分自身の生きていく意味や人生に悩んでその回答として宗教にハマる、とい...

一言で表すのは難しい。カルトの怖さ、自分には関係ないと思っても時代の背景や自分自身の心の弱さから判断ができずにのめり込んでしまう可能性がある。 なぜ頭のいい人がオウムにハマるのか知りたくて購入したが時代の背景や自分自身の生きていく意味や人生に悩んでその回答として宗教にハマる、というのが分かった。 また小説と違い現実世界で起きてしまった出来事で読んでいて恐ろしさも感じた。 オウムではなくボランティアなどに出会えばそちらにのめり込んでいた可能性もあると書いてあり、出会いも関係するのだなとも腑に落ちた。

Posted byブクログ

2023/01/16

やっぱカルトって怖い… 何てことない人たちがちょっとしたきっかけでカルトに引き込まれた結果が犯罪者…下手すれば死刑囚って… ちゃんと疑うこととか人に相談することって本当に大事なんだなって思った

Posted byブクログ

2022/12/15

章ごとにそれぞれ分かりやすく展開されていてとても読みやすく、一日ですらりと読めてしまった。 こういった本を読むのはほぼ初めてだったが、カルト宗教、集団の存在をより身近に潜むものとして感じることが出来る本だった。 と同時に、そういったものへの対応策は一応ありはするものの、やはり誰し...

章ごとにそれぞれ分かりやすく展開されていてとても読みやすく、一日ですらりと読めてしまった。 こういった本を読むのはほぼ初めてだったが、カルト宗教、集団の存在をより身近に潜むものとして感じることが出来る本だった。 と同時に、そういったものへの対応策は一応ありはするものの、やはり誰しも迷いや悩みがあるタイミングで言葉巧みに誘われ入団してしまう可能性があり、人や場所との出会いの運によるところが大半を占めていると感じざるを得なかった。

Posted byブクログ

2022/10/24

岩波ジュニア新書ではあるが、 大人が読んでも十二分に感じ入るところのある一冊。 当時の社会情勢を知る年代であれば尚更。 カルトに感するという事より、 事件に関わった受刑者たちの半生の記録という部分が大きい。 そして、それも「反省」であったり「後悔」をしている受刑者のみ。 そこは...

岩波ジュニア新書ではあるが、 大人が読んでも十二分に感じ入るところのある一冊。 当時の社会情勢を知る年代であれば尚更。 カルトに感するという事より、 事件に関わった受刑者たちの半生の記録という部分が大きい。 そして、それも「反省」であったり「後悔」をしている受刑者のみ。 そこは読み物として興味深い。 最後の章の、カルトからの防御策が、結局ところ 「巧妙化が進み、100%見抜くのは無理」 と言い切ってしまってるのは残念であり、恐怖も感じた。 岩波ジュニア、もちろん10代の中高生にも勧めた一冊。 もし、学生生活のため親元を離れるなら、その前に読んでおいてほしい。 作中にあるように「100%防げない」カルトに対する、警戒心を少なからず持ってくれるであろうから。

Posted byブクログ

2022/09/10

壮絶な話だった。 カルトは怖い。 そして、「自分は大丈夫」という考えは危険。 本の中で何度も出てくるのが、 「自分の感性を大事に」 ということ。 論理的に判断することや、他者からのアドバイスを聞くことなども大切だけど、自分の直感を大事にすることが1番の自衛になるのだと思った。

Posted byブクログ

2022/07/20

面白くて一気に読み進めた一冊。 どんな人がカルトに取り込まれてしまうのだろうかと疑問に感じていたが、これを読んで誰でもカルトに取り込まれる可能性があるのだなと、元幹部の生い立ちを読んで思った。最初から新興宗教に対して懐疑的な目を向けていたり、立派な社会経験を積んだ人でさえも、一歩...

面白くて一気に読み進めた一冊。 どんな人がカルトに取り込まれてしまうのだろうかと疑問に感じていたが、これを読んで誰でもカルトに取り込まれる可能性があるのだなと、元幹部の生い立ちを読んで思った。最初から新興宗教に対して懐疑的な目を向けていたり、立派な社会経験を積んだ人でさえも、一歩間違ったらカルトに取り込まれてしまう、それこそ事故と変わらないもので、だからこそとにかく近づかない、おかしいと思ったらすぐ逃げるなど、関わらないことが一番の安全策であり、これ以上の対処法はないのだろうなとも思った。

Posted byブクログ

2022/07/13

善良な若者がカルトに囚われる様子がホラー小説ばりに恐ろしい オウムをたまに放送される特番くらいでしか知らない私と同世代の若者たちにぜひ読んで欲しい 特に5章の引き寄せられる前には必読だと思う

Posted byブクログ

2022/06/23

世代ではないものの今でも語り継がれる大きい事件だったので気になって読んだ。 オウム設立付近のことしか知らなかったので麻原の生い立ちやその前の立ち振る舞いなど知れてよかった。昔からお金に対する執着心と自己顕示欲と支配欲の高さからカルト以外にも罪を犯しててゴリゴリの犯罪者なんだなと...

世代ではないものの今でも語り継がれる大きい事件だったので気になって読んだ。 オウム設立付近のことしか知らなかったので麻原の生い立ちやその前の立ち振る舞いなど知れてよかった。昔からお金に対する執着心と自己顕示欲と支配欲の高さからカルト以外にも罪を犯しててゴリゴリの犯罪者なんだなと思った。 インテリの人から真面目で正義感の強い人がどんどん騙されのめり込み心身共におかしくなっていく様は恐ろしくて他人事ではないと思った。

Posted byブクログ