奇跡をひらくマインドフルネスの旅 の商品レビュー
日本のマインドフルネス界の中心となっている島田啓介氏が、幾多もの挫折を重ねて世界を旅し、さまざまな体験を経た中で「気づき」に導かれ、マインドフルネスにたどり着いた半生を語る本。 悩みもがき苦しみながら現在に至るまで、まさに修行の道を歩まれています。 敬虔なクリスチャンである島田氏...
日本のマインドフルネス界の中心となっている島田啓介氏が、幾多もの挫折を重ねて世界を旅し、さまざまな体験を経た中で「気づき」に導かれ、マインドフルネスにたどり着いた半生を語る本。 悩みもがき苦しみながら現在に至るまで、まさに修行の道を歩まれています。 敬虔なクリスチャンである島田氏が仏の教えと出会い、自分の中で融合させていく過程が丁寧に語られると共に、要所要所で「20のマインドフルネスレッスン」が紹介されます。 マインドフルネスとは「世界の中で人間としてどう存在するのかという相対的なあり方」だとする氏。 「習慣」「仲間(サンガ)」「意図(菩提心)」が、マインドフルネスを支える三つの柱だそうです。 マインドフルネスの「評価せずにただ観る」ということは、実際には非常に難しい行為ですが、「子供のような<初めての驚き>をもって世界と出会うこと」と説明してもらうと、ぐっと身近なものに感じ、手に届きやすい気づきのように思えます。 このように、困難に思える気づきの実践を、20の視点から解き表してくれているため、マインドフルネスにアプローチしやすくなっています。 中でも島田氏と「クサマさん」との鮮烈な出会いが印象的。 氏同様に私も、クサマさんの生き方から自分なりのやり方で、自身や社会に向き合っていくことの大切さを学びました。 今すでに持っている豊かさを知ること。 すべてをありのままに受け止めること。 自己肯定と他己肯定。 マインドフルネスのレッスンとして、こうした意識を持ち続けていこうと思います。
Posted by
- 1