経理・財務担当者のための「経営資料」作成の全技術 の商品レビュー

あずさ監査法人アカウンティング・アドバイザリー・サービス事業部(編者)

2021/05/05

・5400円の価値はないと感じた。
・記載事項は、プレゼン資料の配置や言葉使いばかり。
　表題にあるような「経理・財務」職のメンバーが
　陥りがちな記述などがなく終始一般論であり、
　基礎を見直したいのであれば、半額程度の書籍でも
　十分にヒントが得られる。
・各テーマについて「違反例」と「改善例」の比較で
　展開しているが、「違反」に対して「ルール」を
　提示して検証が必要だと思うが、
　「ルール」が「よく考えて作成すること」だけであり、
　「何が違反なのかを」だらだら述べている。
　また1つのテーマ説明に3pを使い、文中に「違反例」
　「改善例」が埋め込まれており読みにくい。
　例えば「違反例」「改善例」が両開きで比較できれば
　読者の視点移動が楽で視覚的に比較ができると思うが、
　そのような読者の立場には配慮されていない。
・「経営資料」資料の定義がない。
　「報告」「説明」「意思決定を仰ぐもの」などの
　カテゴリがあり、そのための論理の構築、資料準備、
　資料作成、言葉遣いなどが考えられるが、
　一般論のみで上記のような課題を抱えている
　経理人財には適していない書籍だと思う。