サターンリターン(1) の商品レビュー
小説を読んでる感じ。好き嫌いは別れるかもしれないけど自分は好き。描写が細かい。話の展開は若干遅い気もするけど、それもまた話の内容に合っていていい空気感で物語が進んでいっている。鳥飼茜さんらしい作品。
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「女・浅野いにお」みたいな感じになっててびっくりした。『先生の白い嘘』や『地獄のガールフレンド』等を振り返ると、全体的にめちゃくちゃ影響受けてるのを感じる。 ギリギリ嫌いじゃない主人公が絶妙。ストーリー構成の面白さに漫画が追いついてなくてわかりにくい印象ではある。 そのうち映画に...
「女・浅野いにお」みたいな感じになっててびっくりした。『先生の白い嘘』や『地獄のガールフレンド』等を振り返ると、全体的にめちゃくちゃ影響受けてるのを感じる。 ギリギリ嫌いじゃない主人公が絶妙。ストーリー構成の面白さに漫画が追いついてなくてわかりにくい印象ではある。 そのうち映画になりそう。
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時系列わかりにくすぎる。会話に関係ないことを急に言い出したりするのがやらしいけれど、良かった。この人、絵描きたくないんじゃないのかってずっと思ってる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
土星の公転周期は約30年。 人生での大きな転機が訪れ、土星は禍事の象徴という 占星術の土星回帰がタイトルにつけられた作品。 どこか不穏でざらざらとした手触りの続くストーリーで 気怠い感じにはまっていく、喪失の物語だ。 「それ ほんとうに お前の人生?」 から始まり、彼の為に物語を書いて小説家になったのに その彼は宣言通り30歳になる前に自殺をする という導入から引き込まれるが、 更に小説家・加治理津子にも色々とあって 編集の小出も清廉潔白な良い人では無さそうだし 肝心の”アオイ”も同様で。 音楽を聴きながら「他人の中にはいってくるものが作れるって作ってる方も自覚があるのか」 と言っていた理津子が、作る側である作家になり でもそれで救えるかといったら救えなくて という歪な感じが苦しい。 確かに、失恋や病それ自体ではなくて、 喪失で人は死ぬのかもしれない。
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怒涛の鬱展開。人間の裏側をガンガン攻めてくる。正直疲れた。ロマンス暴風域にも見られた喪失感覚、これがどうも掴めない。
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セブンルールで紹介! 昔輝いていた夢、現在の夫婦生活、大切な人の死… 目を背けていた“喪失”の人生が 動き始める。
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発売してすぐに買って読んで、それからも惹きつけられるみたいに、繰り返し読んでしまう。息をするのも忘れるくらいに、引き込まれる、苦しい、辛い、けどその先が見たい。ヒリヒリとする傑作。その先が知りたい。
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