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アトリと五人の王 の商品レビュー

4.1

13件のお客様レビュー

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2024/04/12

最初に嫁いだ先の王に与えてもらった知識や愛情がアトリ(主人公)の芯になって、その後嫁いだ王達に影響与えていった話。 だいぶ前に読んだので細かい部分は忘れてしまったのですが、悲しくて優しい話でした。

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2023/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大きなうねりのような運命に翻弄されながらもハッピーエンド。とはいえ、完全解決みんながハッピーというわけではないビター加減もいい感じ。小さい頃に読んでも、大人になってから読んでも、数奇な人生をワクワクしながらページを捲ることができる。いい本。 登場人物それぞれが、多面的で複雑な心情を持っているところが、特にいいです。

Posted byブクログ

2022/12/20

主人公のアトリが健気で、辛いことがあっても立ち止まらず進む姿が大好き。自分も頑張ろうって思える。 全てが上手く行く訳じゃない、でも中で幸せを見つけていくんだ!って思うえるようになった一冊。 辛いことがあったときに読むより、ちょっと落ち着いてから読むのがオススメ。 大変な時期に読...

主人公のアトリが健気で、辛いことがあっても立ち止まらず進む姿が大好き。自分も頑張ろうって思える。 全てが上手く行く訳じゃない、でも中で幸せを見つけていくんだ!って思うえるようになった一冊。 辛いことがあったときに読むより、ちょっと落ち着いてから読むのがオススメ。 大変な時期に読むと涙が止まらない。そこまで泣ける話ではないけども。

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2022/05/10

楽しいだけのファンタジーでなく、辛いことも描かれていて良かった。 夢見るファンタジーを読みたいときには向かないけれど…。 周囲の評価に捉われず、自分の目で物事を判断できるようになりたいと感じた。

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2021/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かわいい表紙からは思いもよらない展開なくらい激動なお話。 読者としては、それぞれの王に愛着が出てきた頃、結構なお別れになるので辛い面もあるけど、それも含めて好きな話でした。 妹のカティンや、従者の2人が、アトリについていてくれてよかった。

Posted byブクログ

2020/11/19

ソニンと同じく、賢く思慮深い女の子の物語。雪虫さんの描く賢くやさしく平らかな目を持つ女の子は大好きです。 東琴の第一王女アトリは、第一王女でありながら城で虐げられて暮らしていました。 まともな教育を受けることすらなく、人との関わりもほとんどなかったために言葉を発することもなく内...

ソニンと同じく、賢く思慮深い女の子の物語。雪虫さんの描く賢くやさしく平らかな目を持つ女の子は大好きです。 東琴の第一王女アトリは、第一王女でありながら城で虐げられて暮らしていました。 まともな教育を受けることすらなく、人との関わりもほとんどなかったために言葉を発することもなく内気に育ちます。 厄介払いのごとく、僻地の領主でありながら病床にある「月王」のもとへ弱冠9歳で嫁がされることになりますが、その「月王」との出会いがこれからのアトリを大きく変えるのでした。 「月王」によって"知識"と"常識"と"愛情"を与えられ、人間として大きく成長するアトリ。 生い立ちゆえに、結果的に早く自立せざるを得なかったということはありますが、聡明なアトリは継母へ、自分の尊厳を傷つけることはない、と言い放つ様はとても気高い。 幸いなのは、継母に溺愛されていたはずの義妹も、正しい目を持ち、アトリの良き理解者となってくれたこと。 誠意を持って仕えつづけてくれたエンジとロルモも、アトリにとってはなくてはならない存在でした。 思慮深いアトリの言葉には、大人のわたしもはっとさせられることが多かったです。菅野雪虫さんの他作品も、もっと読んでみたいと思います。

Posted byブクログ

2020/09/06

〈東琴〉の姫君・アトリは、生まれてすぐに母である王妃が亡くなったために、現在の王妃から疎まれ、王女らしい扱いも教育も受けないまま育った。 アトリが九歳の時、アトリを厄介払いしたい王妃の決めた縁談により、辺境の貧しい国〈柚記〉の領主・月王に嫁がされることになった。 月王は三十才を...

〈東琴〉の姫君・アトリは、生まれてすぐに母である王妃が亡くなったために、現在の王妃から疎まれ、王女らしい扱いも教育も受けないまま育った。 アトリが九歳の時、アトリを厄介払いしたい王妃の決めた縁談により、辺境の貧しい国〈柚記〉の領主・月王に嫁がされることになった。 月王は三十才を越えている上持病で寝たきりだったが、愛情も知らず放置されて育ったアトリの将来のために、“知識”と“常識”と“愛情”を教えようと考え、その導きでアトリはぐんぐんと賢く、優しい少女に成長してゆく。 月王の死後、〈東琴〉に戻ったアトリは、そののち次々に気性も考え方も違う五人の王に嫁ぐことになるのだが… 『天山の巫女ソニン』シリーズが良かったので、また手にした。 9歳の少女が主人公の、小学生から読めそうなファンタジーながら、十分に読み応えがあり面白かった。 忠実な従者のエンジとロルモ、そして異母妹のカティンがいい味出してる。

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2020/04/10

知識、常識、愛情、何も持っていなかった幼い姫が それらを得て、世界を知り、成長してゆく物語。 ちょいちょい泣いちゃったので、涙もろい人は 外で読まないほうがいいです☆

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2020/03/05

5人もの夫と婚姻を結んだお姫様の奮闘記 でも、それはお姫様がちゃんと”人間”として成長するための物語 菅野先生といえばビルドゥングス・ロマンですが、これも一つのそれだよな~~~~・・・ 思い通りにならない人の心よ・・・自分も、他人も・・・

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2019/11/01

辺境の国“東琴”の姫君・アトリは厄介払いとして、九歳にして病を得た王のもとに嫁がされる。それを皮切りに、五人の王に嫁ぐ不思議な運命をたどることに。聡明な「少年王」、粗暴な「盗賊王」、厳格な「真の王」、そして…。従者のエンジとともに国を渡り歩き、それぞれの王から黒の指輪を授かるたび...

辺境の国“東琴”の姫君・アトリは厄介払いとして、九歳にして病を得た王のもとに嫁がされる。それを皮切りに、五人の王に嫁ぐ不思議な運命をたどることに。聡明な「少年王」、粗暴な「盗賊王」、厳格な「真の王」、そして…。従者のエンジとともに国を渡り歩き、それぞれの王から黒の指輪を授かるたび、アトリは優しく、賢く成長してゆく。内気なひとりの少女が人々の希望になる物語。

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