怪奇骨董翻訳箱 ドイツ・オーストリア幻想短篇集 の商品レビュー
ドイツとオーストリアの怪奇小説。 人形編とか屋敷編とかに分かれて、三編ずつ入ってます。一部長編の抜粋で話が掴みにくい部分もありましたが、特に問題無く楽しめました。 装丁がとにかくしっかりしてて、ゴツくて重い。流石国書刊行会✨✨と頷ける一冊です。外側も凝ってますが中身も中々…他では...
ドイツとオーストリアの怪奇小説。 人形編とか屋敷編とかに分かれて、三編ずつ入ってます。一部長編の抜粋で話が掴みにくい部分もありましたが、特に問題無く楽しめました。 装丁がとにかくしっかりしてて、ゴツくて重い。流石国書刊行会✨✨と頷ける一冊です。外側も凝ってますが中身も中々…他では読めない作品揃いだと思います。
Posted by
訳本ではあるが、私が今年読んだ本の中でこれを超える名著はない!と3月も半ばに確信した。本邦初翻訳&初公開の物がほとんどと思われる。 遥々日本の地にやっては来たが、翻訳もされず古書店で眠っていた主にドイツ、オーストリア(しかも怪奇・幻想作品ばかり)の文学作品を集めた奇特なア...
訳本ではあるが、私が今年読んだ本の中でこれを超える名著はない!と3月も半ばに確信した。本邦初翻訳&初公開の物がほとんどと思われる。 遥々日本の地にやっては来たが、翻訳もされず古書店で眠っていた主にドイツ、オーストリア(しかも怪奇・幻想作品ばかり)の文学作品を集めた奇特なアンソロジー的短編集。 難解なものもあるにはあるが、幻想奇譚がほとんどなので、現代人こそ先入観を持たず(持っているからこそ?)楽しめるロマンあふれる一冊。原書を読むのは限りなく困難であろうが、翻訳がかなり優れていることが推察できる。 訳者のあとがきによれば、古書店で入手し積んだままの状態で、読んでみれば面白い、ということらしいが、このドイツ語に堪能な著者に拾われた異国の書たちということにもロマンを感じざるを得ない。 恥ずかしながらこの本で国書刊行会という出版社を知ったのだが、こちらもなかなかに粋な出版社様だと存じあげ目が離せない。
Posted by
ドイツ・オーストリアの幻想短篇アンソロジー。 こうやって集められると、ドイツっぽさ……というか、『ドイツ語圏っぽさ』というのはあると思う。矢張り『分身』には惹かれてしまうな。
Posted by
- 1