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子どもの本のもつ力 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2024/09/08

 私は本を紹介しているほんが好きです。自分ではあまり読まないようなジャンルの本も知ることができるところが好きです。この本は子供の本に焦点を合わせて紹介されています。  絵本から海外文学まで、私はあまり読まないのですが少し興味が湧いてきました。本って読むだけで一気に世界が広がるんで...

 私は本を紹介しているほんが好きです。自分ではあまり読まないようなジャンルの本も知ることができるところが好きです。この本は子供の本に焦点を合わせて紹介されています。  絵本から海外文学まで、私はあまり読まないのですが少し興味が湧いてきました。本って読むだけで一気に世界が広がるんですよね。この本も一冊読めば世界が広がっていきますよ!

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2024/04/02

「大人になって読む価値のない本は、子どもにも読む価値がない」と言ったのは、「ナルニア国物語」を書いたC.S.ルイスだったでしょうか。 と始まる本書。 その後に紹介される本の多彩なこと! 最近読んでいた読み聞かせの本は「意味のある」本ばかり紹介されていたけど、この本を読んでただ楽し...

「大人になって読む価値のない本は、子どもにも読む価値がない」と言ったのは、「ナルニア国物語」を書いたC.S.ルイスだったでしょうか。 と始まる本書。 その後に紹介される本の多彩なこと! 最近読んでいた読み聞かせの本は「意味のある」本ばかり紹介されていたけど、この本を読んでただ楽しむだけの本があってもいいということに気付かされた。 読み聞かせのボランティアをしていると何かしら読む本に意味を持たせたいと年数を経るごとに思うようになっていたけど、最初の頃はもっと単純に楽しいと思う本を選んでいたような気がする。 さぁ、新年度。初心に戻って心弾む絵本を選ぼうかと思った。

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2024/01/17

語り口があたたかく、はっとして心に残るフレーズがたくさん出てくる。 『「魔女を焼き殺せ!」と火刑台に押し寄せる人々の一人にならずにいるためにはどうしたらいいか』 『幾度、自身の世界の狭さを思い知らされ、カッコいいニヒリズムから救い出されてきたでしょう』 『「国際競争に勝つため」で...

語り口があたたかく、はっとして心に残るフレーズがたくさん出てくる。 『「魔女を焼き殺せ!」と火刑台に押し寄せる人々の一人にならずにいるためにはどうしたらいいか』 『幾度、自身の世界の狭さを思い知らされ、カッコいいニヒリズムから救い出されてきたでしょう』 『「国際競争に勝つため」でもなければ「この社会の勝者になるため」でもなく、時空をこえて、お互い人としてつながるために』 どうしてこんな美しい言葉が出てくるかなあ。わたしも素敵な文章をたくさん読んでいこうと思いました。

Posted byブクログ

2022/10/09

絵本や児童文学を紹介してくれる本。 今まで読んだことのない本ばかりで、見てみると子供と読みたい、自分が読んでみたいと思える絵本や文学が溢れていました。ただたんに「ためになる」ものではなく、単純に楽しめたり、子供が純粋に抱く疑問をきちんと受けとめてくれるような、目線が「型にはまった...

絵本や児童文学を紹介してくれる本。 今まで読んだことのない本ばかりで、見てみると子供と読みたい、自分が読んでみたいと思える絵本や文学が溢れていました。ただたんに「ためになる」ものではなく、単純に楽しめたり、子供が純粋に抱く疑問をきちんと受けとめてくれるような、目線が「型にはまった日本の教育」とは違った本が多く紹介されていて、読書欲を掻き立てられました。

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2022/05/24

私の好きなマーガレット・マーヒーの児童文学『足音がやってくる』『めざめれば魔女』を翻訳してくださった方の本。 書評集。 子どもの本だから、とバカにするような風潮ってまだあるの? 大人などより子どもの方がよほど道理を解ってる。大人はもうどうにもならないけど、子どもは希望だ。 ハ...

私の好きなマーガレット・マーヒーの児童文学『足音がやってくる』『めざめれば魔女』を翻訳してくださった方の本。 書評集。 子どもの本だから、とバカにするような風潮ってまだあるの? 大人などより子どもの方がよほど道理を解ってる。大人はもうどうにもならないけど、子どもは希望だ。 ハッとさせられる言葉、文章が多い。 児童文学に関わる方は特に、この日本社会のあり方や世界に対しての疑問や、正当な批判の心を持っているように思う。 先を行く方がそうした道を歩み、意見を示してくれたことには希望を持つ。こんな大人がいてくれたんだな、と。 日本の教育が以前よりよくなっているとは到底思えない。人を育む気のない日本政府も然り。 この本が広く読まれたらいいのに。

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2021/06/16

物語を紹介することの難しさを改めて知る。 それでも読みたい本がいくつか出てきた。 本当にそれでいいの?という良心が脈打っている。

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2021/03/07

清水真砂子さんの世界に引き込まれ、私も子どもだった頃のことを思い出しながら読んだ。 『生きていくことは闘いの連続…』 そういった現実に寄り添ってくれる本たちに、子どもの頃に出逢いたかったと思わずにはいられない。 とっても優しい世界観の本でした。

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2020/04/18

78歳になられた清水真砂子さんが選ぶ、子どもたちに贈りたい60冊の本の紹介。 子どもの本を「かわいい」だけではとりこぼしてしまうものに目を向け、子どもにひとり居がもたらす大切さを訴え、日々の暮らしの幸せに目を見張る。意味を持たなくとも「楽しい」それだけで十分な本だってあると訴え、...

78歳になられた清水真砂子さんが選ぶ、子どもたちに贈りたい60冊の本の紹介。 子どもの本を「かわいい」だけではとりこぼしてしまうものに目を向け、子どもにひとり居がもたらす大切さを訴え、日々の暮らしの幸せに目を見張る。意味を持たなくとも「楽しい」それだけで十分な本だってあると訴え、子どもが他者と出会う時そこになにが起こるかを想像し、現在と昔とこれからとを考える、たくさんの大切なことを60冊の本を通して語っている。 それらの本は、生きる喜びと人々への信頼に基づいて書かれている。それは清水真砂子さんが最も大切にしていることなのでしょう。 まだ読んでいない本を手に取ってみたくなりました。

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2020/02/25

八十歳に手が届こうかという清水氏の変わらぬ情熱を伝えてくれる1冊。 読み返してみようと思う本が次々と…

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