楽天IR戦記 の商品レビュー
あの大企業が、最初はこんなに手探りでIPO準備をしていたのかと思うとただただ驚きです。 現場のリアルなエピソードが満載で、面白かったです。
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楽天のIR立ち上げから様々なイベントについて時系列で書かれている。示唆に富むようなものは少なかったが、IRの現場を理解できた。
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2023年28冊目。満足度★★★★☆ 楽天という有名企業のIR部門の中心を10年以上担った経験を踏まえ書かれたもの ジャスダック時代の楽天の内部統制が想像以上に脆弱だつたこと、著者の仕事が相当激務だったことなどが印象に残るが、上場企業が公募増資などを円滑に行なっていく上で、い...
2023年28冊目。満足度★★★★☆ 楽天という有名企業のIR部門の中心を10年以上担った経験を踏まえ書かれたもの ジャスダック時代の楽天の内部統制が想像以上に脆弱だつたこと、著者の仕事が相当激務だったことなどが印象に残るが、上場企業が公募増資などを円滑に行なっていく上で、いかに腐心しているか、非常に生々しく理解できた 個人投資家に限らず、広く上場企業に関わる関係者に一読推奨
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・IR担当者やCFO含む経営陣が株を投資家に買ってもらう取り組みとして日々何をしているのかかよくわかる ・特にグローバル投資家やアナリストとの関係構築、株価と事業フェーズを鑑みた増資に向けた動きは面白い
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NECを経て2005年から楽天にてIR部門を経験した著者が楽天での経験や自身のIRや日本の財務部門への提言などを書いた一冊。 激動のIT企業にてIRを経験された著者の経験は非常に波乱万丈に富んでいて刺激を受けました。 入社から約1年後には指揮を取るようになり、クレジット事業など...
NECを経て2005年から楽天にてIR部門を経験した著者が楽天での経験や自身のIRや日本の財務部門への提言などを書いた一冊。 激動のIT企業にてIRを経験された著者の経験は非常に波乱万丈に富んでいて刺激を受けました。 入社から約1年後には指揮を取るようになり、クレジット事業などの金融事業に対する理解や株主へストックオプションの賛同を求めたり、東日本大震災などを経ての取り組みなど同社ともに成長していく著者の姿を感じることができました。 また、入社当時はジャスダック市場に上場していてそこから1部昇格を目指し、その中で内部統制を整えていくことや東証との業績予想をめぐる攻防やアナリストや記者とのやり取りや機関投資家とのロードショーやランチミーティングなど普段知ることのできない現場の雰囲気も感じることができました。 そして、三木谷社長の人となりやヤフーとの違いなども知ることができました。 そして、巻末のIR用語辞典もたいへん参考になりました。 部下の育成や巻末のコーポレートガバナンスコードやスチュワードシップコードに対する考えなどを読むと楽天をリタイヤした後も市場や投資家に関わる仕事を行う著者が本書での経験などを活かしてこの先どのような活動をしていくのか楽しみになり、企業と市場の対話について深く学ぶことができた一冊でした。
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楽天の元IR部長による、2005年から2017年にかけての楽天のファイナンス面での歩みを筆者の経験とともに時系列で振り返った本。 三木谷社長やCFOとのやり取り、IRチーム内の論議の内容、投資家とのコミュニケーションの様子などかなり詳細に描かれており、成長企業におけるファイナン...
楽天の元IR部長による、2005年から2017年にかけての楽天のファイナンス面での歩みを筆者の経験とともに時系列で振り返った本。 三木谷社長やCFOとのやり取り、IRチーム内の論議の内容、投資家とのコミュニケーションの様子などかなり詳細に描かれており、成長企業におけるファイナンス理論の実践ケーススタディとして大いに役に立った。 特に東証一部上場やグローバルオファリングの章は、社内意思決定プロセス・ロジックや、東証への説明・投資家向けのロードショーなどプロジェクトの流れが詳細に表現されており、IR業務のやりがい、大変さがよくわかったとともに、業務への興味が湧いた。 巻末に用語辞典が載っているが、この本で知識を学ぶ、というよりは知識を学んだ上でその定着のために読むと非常に効果的だと思う。
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楽天で12年間IR業務を務められた方による、TBSへの統合提案に始まってグローバルオファリングに至る各種イベントを振り返った記録。 楽天のIRってこんな感じなんだ…と、シンプルに人の仕事ぶりを見ることができた時点で興味深い本でした。 成長期の楽天だからこそでしょうが、IRの仕事...
楽天で12年間IR業務を務められた方による、TBSへの統合提案に始まってグローバルオファリングに至る各種イベントを振り返った記録。 楽天のIRってこんな感じなんだ…と、シンプルに人の仕事ぶりを見ることができた時点で興味深い本でした。 成長期の楽天だからこそでしょうが、IRの仕事がほぼ網羅されていて、この仕事について具体的に知りたいという人には一番良い本じゃないかと感じました。 ある意味では「教科書的」ではあると思うのですが、仮にどの会社であっても内実なんてドタバタすぎて書けないはずですし(笑 資本主義社会の中にいながらも、普通の会社員だと、自社が上場していたとしても、「なんでそんな数字出さないといけないの?」的な反応になったりするものです。 本著が優れているなと感じたのは、IRの業務を説明しているだけでなく、「なぜIRをしないといけないのか?」を考えているところ。 IR側は、どういう戦略に基づいて、どの情報をどういうパッケージングで見せるかというのは考え抜かないといけないことですが…。 著者が体調上の理由で楽天を退職されてしまったのは残念ですが(経歴を見ると、IR部長になられたのは休職の直前か休職中…?)、著者のような経験をされてきた方が情報発信をされているのは日本のマーケットにとって非常にポジティブなことだと感じました。
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IRという仕事が非常に興味深いことがわかる本です。臨場感があって、公募増資のエピソードは痺れました。金融を志す人はぜひ読んでみてください。
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正味1時間ほどで読了。IRの内幕を平易に説明してるのは貴重。特に新たな気付きはなし。著者の退職の経緯とか苦労してそう。
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企業IR担当の中の人がどのような行動をしていたのかが追えるようになっている。そこについて全く知らなかったこともあり、非常に面白い。 ではこうやって形成される株価とは何なのかという思いも抱くようになった。市場のコンセンサスの形成ってこうやって作られるんだという話は、個人投資家は本...
企業IR担当の中の人がどのような行動をしていたのかが追えるようになっている。そこについて全く知らなかったこともあり、非常に面白い。 ではこうやって形成される株価とは何なのかという思いも抱くようになった。市場のコンセンサスの形成ってこうやって作られるんだという話は、個人投資家は本当になにも知らないでやるしか無いんだという感想になる。
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