ビビビ・ビ・バップ の商品レビュー

奥泉光(著者)

2024/09/16

色々ごちゃごちゃしてて面白かったです． JAZZとかはあまり知らなかったのでちょいちょい調べながら読んでました． 始めはなかなか文章になじめなかったですが，徐々にすいすい読めるようになっていき，情景を思い浮かべるのが楽しかったです．

2024/08/10

読むのにめちゃめちゃ時間がかかったけど、楽しい作品だった。
パンデミック前に書かれた、パンデミックを予想していたかのような作品。
関連する登場人物が出てくるという鳥類学者のファンタジアも読んでみたいな。

2024/05/31

『シューマン』以来、奥泉作品二作目。ＳＦジャズ落語ミステリィ…と、何でもありの破茶滅茶エンタメ作品(笑) 文庫本800p以上と超大作だ。夏目漱石のように始まり、古今東西の有名人など多数出てきてとても楽しい時間でした！星三つ半。

2024/01/01

くどい文体で話が進まない
　冒頭は、死後の仮想空間の依頼人と、その設計者との情報や会話がえんえんとつづき、長くてうんざりする。奥泉光は『ゆるキャラの恐怖　桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活3』も、あひだにどうでもいい情報をつらつらと書きつらねて、しかもそれは結局ミステリとはまったく関係ない情報だったのでうんざりしたが、その再来である。かういふ作家なのであらう。『吾輩は猫である』や『坊っちゃん』の影響を受けたとしても、雲泥の差である。

2020/11/30

これはひどい。ひどくおもしろい。「『吾輩は猫である』殺人事件」と「プラトン学園」が、ぐちゃぐちゃに混ざって全く新しい物語になったというか、久しぶりに筆者の破天荒なSFを読みました。それにしても800ページは長い。ジャズは詳しくないですが、ワクワクしてしまうのが不思議。60年代新宿のシーンはドキドキです。

2019/06/16

文庫化で再読。
ありとあらゆるものを詰め込んだおもちゃ箱のような長編。けっこう分厚いのだが余り長さを感じない。
それにしても猫は可愛い。