自民党 の商品レビュー
9人の政治家の生い立ち、取り組み、政治的思想をポイントで説明し、マトリクスでどの思想ポジションにいるかをわかりやすく解説してくれている。終盤におおまかな思想の変遷も説明してくれており勉強になった。
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わかりやすい。自民党議員9人の過去の著作や発言を約20ページにまとめてポジションを図に落とし込んでいる。野党バージョンが存在するなら読んでみたい。
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本人の著作、対談、インタビューから価値観と政治役割の認識を整理。 単純化してはいるがわかりやすく、俯瞰的な位置づけを把握するのによい。 関心の第一歩。
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政治に素人の私には、サラサラっと読めて、「XXさんって、何々な人だからね」って知ったかするにちょうど良い感じでしょうか。 4分割分析されてしまう程度の方々が日本のリーダーとされるのでは、日本の将来は非常に厳しいと思わざるを得ない?!
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安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎の9人の政治信条、文献、思想をキレイにまとめた一冊。
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『自分ごとの政治学』を読んで、そういえば『自民党』が積読されっぱなしだったことを思い出して読む。 お金(リスクの社会化・個人化)と価値(リベラルとパターナル)をそれぞれ縦軸、横軸にして、9人の自民党の政治家の立場を、それぞれの著書もしくはインタビュー記事などを通して、分析したも...
『自分ごとの政治学』を読んで、そういえば『自民党』が積読されっぱなしだったことを思い出して読む。 お金(リスクの社会化・個人化)と価値(リベラルとパターナル)をそれぞれ縦軸、横軸にして、9人の自民党の政治家の立場を、それぞれの著書もしくはインタビュー記事などを通して、分析したもの。 今の首相も官房長官ももちろん対象になっている。 今の自民党は、パターナル・リスクの個人化に突き進む人が中心になっていることがよくわかる。でも、そうでない政治家もいるわけで、人柄ではなく、ヴィジョンとともに、「合意形成のための人間的な『プラクティカル・ナレッジ』(実践的な知)」を持ち合わせた人であるかを見極められるようになりたいし、自分自身も、合意形成に努力できる人でありたいと思った。 とはいえ、自分と違う意見や考えの人の話を「聞く」ことはできるけど、そこからどう合意形成していけるようにするかって、実はとても労力も忍耐も必要なことだ。内田樹さん(だったかな?)が、それぞれに不満は残ってもほどほどのところに着地点をおくことが必要というようなことを何かで書いていたけど、それを見つけることが難しい現実。でも、嘆いていないで、うまくいかないからと、失敗したからとあきらめずに、試行錯誤することが大事なんだよね、と言い聞かせてみる。
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いまの自民党の有力政治家を著書、論文、インタビューをもとに分析。経済について「リスクの社会化/個人化」(縦軸)および価値の問題について「パターナル/リベラル」(横軸)の4象限にわけ、上の政治家を位置づけている。 自民党は経済について「リスクの社会化」価値について「パターナル」から...
いまの自民党の有力政治家を著書、論文、インタビューをもとに分析。経済について「リスクの社会化/個人化」(縦軸)および価値の問題について「パターナル/リベラル」(横軸)の4象限にわけ、上の政治家を位置づけている。 自民党は経済について「リスクの社会化」価値について「パターナル」から価値について「リベラル」を経て、「リスクの個人化」を通り、現在、経済について「リスクの個人化」、価値の問題について「パターナル」な立場をとる者たちが中心に運営しているという(田中から大平を経て中曽根を挟み小泉から安倍へ)。
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中田敦彦のYoutube大学で何度か登場した本 あっちゃんおすすめのとおり2つの軸での政治家の分析がわかりやすかった。この2つの軸は今後も自分の軸にしたい。 ・リスク(お金)(社会化か個人化か) ・価値(リベラルかパターナルか) ■安倍晋三 最大の特徴はアンチ「左翼」やアンチ...
中田敦彦のYoutube大学で何度か登場した本 あっちゃんおすすめのとおり2つの軸での政治家の分析がわかりやすかった。この2つの軸は今後も自分の軸にしたい。 ・リスク(お金)(社会化か個人化か) ・価値(リベラルかパターナルか) ■安倍晋三 最大の特徴はアンチ「左翼」やアンチ「リベラル」 →標的は、朝日新聞と日教組 ・靖国 →公式参拝でなければ合憲 →→軍国主義と直接結びつけるのが見当違い →国家は命を投げ打ってでも守ろうとする国民がいなければ成立しない だとすれば国のために命を捨てた人の顕彰がなければ、国家は成り立たない ・親米 →アジアよりも米国との連携を第一 →→アジアとは価値観が違いすぎるから ・沖縄 →可能な限り基地を減らしていく →普段の沖縄集中の不平等と向き合うべき 心情倫理として問題があっても、結果責任を取ることで免罪される、と考えている ・経済(縦軸) →リスクの個人化を志向 →小泉政権を継いだため →本人としては横軸(価値)が重要 ■石破茂 ・小さな政府を志向 →何でもかんでも公助では国が成り立たない →自立と持続可能性が重要 →だから小泉政権を評価 ・TPPに賛成 →国は余計なことをしない →関税は撤廃し、農業も世界に出るべき 生活保護政策は基本を現物支給にすべき →◉これは大賛成、ギャンブルや酒に使う人もいる ・年金見直すべき →年金は贈与ではなく保険 →危機を回避できた人は、もらうべきでは無い ・財政再建 →国債は限界 →財政健全化のための消費税増税 ・原発賛成 →再稼働かさいせいかのうえねるぎかという二分法的問いは、時間軸を無視しておりナンセンス →◉これも賛成 ・沖縄 辺野古移設 →ベストでは無い、ベターとも申さない。ワーストでは無いという言い方しかできない ■河野太郎 ・小さな政府 →企業活動活発化のため解雇規制の緩和もやむを得ない →→◉確かに危機感も必要。そして自分に合ったところで再チャレンジすることもよい ・敗者と弱者を混同してはならない →敗者には再チャレンジを促進するための制度を整えるべき ■岸田文雄 あいまい ■加藤勝信 婿養子 阿部さんのお母さんと加藤さんの義母が仲がいい リスクの社会化、制作に詳しい ■小渕優子 二児の母 ■小泉進次郎 農業改革を試みたが反対に遭い失敗 →敵に仕立て上げすぎた? ■まとめ 自民党の本流 →中道保守 →田中派→経世会→平成研究会 田中角栄 →リスクの社会化 →福祉元年というスローガン →列島改造という社会基盤整備 →大平も同じ オイルショック、高齢化少子化により、小さな政府論へ →竹下登 →→消費税導入へ 中曽根内閣 →国鉄、電電公社、専売公社の民営化 →リスクの個人化 小泉純一郎 →リスクの個人化
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安倍さんの次の総裁選の時にお勉強として。 こういうタイプの本読んだことないけど、各政治家の思想がまとまってて分かりやすい!
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総裁選の前に関係のある人だけを読み、その後読了。 自民党の政治家を、リスクの問題としてのリスクの個人化と社会化、価値の問題としてのリベラルとパターナル(初めて知った)で、分類しており、非常に分かりやすかった。 選挙の際には、読み直したいと思う。
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