ナオタの星 の商品レビュー
自分が思っている以上に欲しいものは手に入らない。けど、実は手に入れているものは必ずある。自分が気づいていないだけで。 失うものもあるけど、得られるものもきっとあると思わせてくれる日常のかすかな希望を感じられる一冊。
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小野寺さんの作品は、普通の、強いて言えば冴えない男のうだうだ感が上手いなぁと思う。 周りの人達のさりげない温かさも心地よい。 冴えない中に前へ進もうという気持ちがある事にホッともさせられる。 きらびやかさのないこの感じに惹きつけられる。 今回は売れてもいないシナリオライター。 同...
小野寺さんの作品は、普通の、強いて言えば冴えない男のうだうだ感が上手いなぁと思う。 周りの人達のさりげない温かさも心地よい。 冴えない中に前へ進もうという気持ちがある事にホッともさせられる。 きらびやかさのないこの感じに惹きつけられる。 今回は売れてもいないシナリオライター。 同じアパートの住人、同級生のゴタゴタに巻き込まれながらも、シナリオライターであり続ける姿勢が良かったな。
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『ライフ』にもでてきたが二階の足音騒音問題って 作者にとって結構重要なんだなぁ 下の人にどういう風に伝わってるか 想像しなければいけないから シナリオライターという職業柄 その予定調和とスカシをどううまいバランスで 本に落とし込んでいくかを 優しすぎる彼はまだ悪戦苦闘 こんなご都合主義、、、とおもっていても 観客は案外そういうのを求めていたりして ただハッピーエンドは一通りではないって気がした
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本と雑談ラジオの課題本で枡野さんにお借りして読んだのだけど、とても面白い。同級生のマドンナ的存在だった女性が収まるべきところに収まって安心した。野球選手の同級生も連れ子の素敵なお父さんになるに違いない。最後涙が出た。 主人公は決定的に手を汚さずに安全な場所にいて、意地悪な人や悪人は出ない世界なところは少し不満であった。
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シナリオ作家を目指す小倉直丈。 コンクールに落ち続けても 自分の進む道はそれしかない! というような、力みも感じられないし 大きなうねりのようなものもない。 淡々とストーリーは進んでいくのだが そこがいい。 登場人物のセリフが ココロの隙間にちょうどよくはまり込む。 小野寺さん...
シナリオ作家を目指す小倉直丈。 コンクールに落ち続けても 自分の進む道はそれしかない! というような、力みも感じられないし 大きなうねりのようなものもない。 淡々とストーリーは進んでいくのだが そこがいい。 登場人物のセリフが ココロの隙間にちょうどよくはまり込む。 小野寺さんの描くキャラクターは ひとり一人の輪郭がはっきりしていて読みやすい。
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