ゴールデンカムイ(18) の商品レビュー
前は12巻まで読んでレビューした。その時は「もうすぐ三つ巴の戦いに決着がつきそうだ、その時にまた書く」と言ってしまっていた。でも待っても待っても終わりそうにない。痺れを切らせて、実に久しぶりに紐解けば、なんと三つ巴の大乱混戦の、網走監獄の戦いは14巻目でいつのまにか終わっていた。...
前は12巻まで読んでレビューした。その時は「もうすぐ三つ巴の戦いに決着がつきそうだ、その時にまた書く」と言ってしまっていた。でも待っても待っても終わりそうにない。痺れを切らせて、実に久しぶりに紐解けば、なんと三つ巴の大乱混戦の、網走監獄の戦いは14巻目でいつのまにか終わっていた。しかもアシリパのお父ちゃんが出てきて、普通はココで終わるはずの展開だった。なのに、何故か続いてしまっていた。 明治の男たちの群像を縦糸に、アイヌの世界を横糸に紡いできたこの名作は、ここから一挙に明治時代の樺太に舞台を移して未知の世界を描いている。ロシア皇帝殺害事件に、まるまるアシリパのお父さんとキロランケまで関与していたと言う衝撃の展開、それに金塊の行方と言う伝奇物語王道の展開を含みつつ、少し風呂敷を広げすぎかもしれないと、心配もしつつ、まだまだ終わりそうにないので、この辺りで、ちょっと中間報告をしておきたい。 でも、言いたいのは一言。 9割方、現代日本人の知らない世界を描いているし、人物像はアイヌや囚人やら、元新撰組やら、狂気の軍人やら少しいかれた人たちが多いけど、それでも、これもたった100年ほど前の日本だった。多くは歴史的事実を基に描いていると信頼していいと思う。 読書は世界を広げる。 それはマンガでも、マンガだからこそ、可能なのである。
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土方さん強すぎ。 鶴見中将が日本軍のロシアに向けたスパイやったと。 ほんでそのときにソフィア達と接触していた。 ソフィアは革命を目指していて農村の啓蒙をしていた。 皇帝への絶対視、神格化を解くため。 しかし、それが叶わなかったので暗殺に。 最後のコマのあの犬みたいなやつなんやった...
土方さん強すぎ。 鶴見中将が日本軍のロシアに向けたスパイやったと。 ほんでそのときにソフィア達と接触していた。 ソフィアは革命を目指していて農村の啓蒙をしていた。 皇帝への絶対視、神格化を解くため。 しかし、それが叶わなかったので暗殺に。 最後のコマのあの犬みたいなやつなんやったか忘れた。
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キャラが使い捨てじゃないところがいい。 そしてしぶとく生きようとするところがいい。 あとおもっくそ狂ってるのがいい。でもさすがに姉畑せんせいには参った。
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少しずつ近づく二人の距離と金塊の謎。杉元はアシリパを追い、アシリパは父の軌跡を辿る。鶴見は、刺青の暗号に挑み、土方は、凶悪な囚人に挑む。そして、意外に意外と大活躍! 門倉&キラウシ、おっさんずモブコンビが阿寒湖を疾走する…ノンストップ・タイムリミット・アクション!!! 息切れ必至! 息継ぎマストの第18巻!!!!!!!(Amazon紹介より)
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※このレビューにはネタバレを含みます
本誌掲載時が丁度フィギュアシーズンだった事を思い出す…あの踏み切りはアクセルですねチ●ポ先生… それにしてもキロちゃん達の過去と鶴見中尉が繋がった瞬間鳥肌が立った。 そして若き鶴見と杉元のキャラデザ寄せてる気がするのは気のせいなのか意図的なのか。
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人間兵器・怪人オベンチョ! 名探偵・門倉! みんな憎めない奴らばかり。 まさかの、鶴見とキロちゃんとの接点を知れる。
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YJ連載だけに、刊行ペースが速いけど、このテンション維持力の高さは異常。だからこその人気作なんだけど、ほんと脱帽す。土方とか額オバケの超人ぶりが久しぶりに発揮されて、そっち方面のファンにも満足のいく内容。北上とともに、物語も徐々に核心に近づいている感じで、ますます目が離せない。
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【帯より】 海千山千駆け抜けて 既刊続々大重版!! シリーズ累計10,000,000部 堂々突破!! (いっせんまん部)って数字にカナふってあった。
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メインは門倉とキラウシが活躍する土方救出作戦。 氷の張った阿寒湖をスラップスティックに奔走する二人の掛け合いが絶妙で痛快。 「どこに隠すんだ?」のやりとりには吹いてしまった。大事なことだから二回言ったのに門倉あんたって人は……。 今回の死刑囚は神の賽を信じて運を委ねる毒殺のプロ...
メインは門倉とキラウシが活躍する土方救出作戦。 氷の張った阿寒湖をスラップスティックに奔走する二人の掛け合いが絶妙で痛快。 「どこに隠すんだ?」のやりとりには吹いてしまった。大事なことだから二回言ったのに門倉あんたって人は……。 今回の死刑囚は神の賽を信じて運を委ねる毒殺のプロフェッショナル、関谷。 ゴールデンカムイの囚人はどれも変態的で強烈なキャラ立ちをしてるが、彼もまた賭けに取り憑かれた静かな狂気を感じさせる。そうなってしまった背景を思うと切ない。 オベンチョこと牛山とチヨタロウ、即席コンビの主従愛にも心和んだ。土方はさすがの貫禄、胆が据わっている。薬屋の知恵が生きてくる展開は上手い!と唸った。老人がカッコイイ漫画はよい。 しかしなんといっても後半のキロランケの回想編で明かされる過去が見所。 皇帝暗殺後に逃亡生活を続ける、若き日のウイルク・キロランケ・ソフィアが、日本語を学ぶために現地の写真技師・長谷川に接触するのだが…… まさか長谷川の正体があの人だったとは! キロランケの過去だと思って気構えせず読んでいたので、完全に騙されてしまった。衝撃。 おそらくゴールデンカムイの登場人物の中でもトップといえる不気味な存在感と複雑な人間性を秘めた怪人物だが、若き日の団欒を見ると胸が痛い……赤子を抱く姿が以前のエピソードとフラッシュバックして涙腺が弛む。 やがて訪れる悲劇に何を思ったのか……彼にはまだまだ語られざる過去がありそうだ。名前も経歴も全部嘘だとすると、D機関のようなスパイ養成所で訓練を受けたのだろうか……。 個人的には公けの目を欺くためのカバーではなく、本気で奥さんと子どもを愛していたと信じたい。 妻の写真を撮るシーンや赤子を抱きながらの授業風景、そして最後の別れなど、涙こそ一滴も流してないが、深い絶望が黒々と穿たれた虚ろな目がすべてを物語る。 人間だれしも心底哀しい時に泣けるとは限らないよね。 ゴールデンカムイの回想編では、本人が何らかの形で罪悪感を覚えた人物の顔が巧みに隠されるか黒塗りになる傾向がある。尾形視点の勇作しかり、月島視点のえご草ちゃんしかり……すると赤子の顔が黒塗りだったのは……妄想が膨らむ。 今もって謎多く腹の底を見せない男だが、壮絶な過去の一端を知り、その背負うモノの重さ、失くしたモノの大きさに絶句。今後の掘り下げが楽しみ。 一方でソフィアも切ない。赤ん坊を抱いた時の幸せそうな微笑みとの落差が……本来は愛情深い女性だったのだろうと思うと、哀しみを耐えての決断が胸に迫る。アシリパさんと会ったら実の娘のように可愛がりそう。 笑い所も多かったのだが(門倉の「剥けるー!」や魚の放流など)最大のツボは単行本後ろのあらすじ「おっさんずモブ」。秀逸なパロのうえ語呂が良すぎる……。
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門倉とキラウシの土方さん救出話と、キロランケが語る過去話。最後思わぬところで関わっていた人物にびっくり。 さて、そろそろ杉元とアシリパさん会わせてやってよ〜
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