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文豪たちの悪口本 の商品レビュー

3.2

50件のお客様レビュー

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2024/10/29

ここまで悪辣に人の悪口を言えること、それを雑誌などに投稿してしまえる人柄や時代に驚きつつ楽しむ。悪口ならまだかわいいもので「刺す」なんて今の時代ならやばいレベル。でも、その言葉の使い方や言い回しが今にはないものでどこか親しみを覚えるし悪口なのに文学的に感じるのが不思議。太宰の女性...

ここまで悪辣に人の悪口を言えること、それを雑誌などに投稿してしまえる人柄や時代に驚きつつ楽しむ。悪口ならまだかわいいもので「刺す」なんて今の時代ならやばいレベル。でも、その言葉の使い方や言い回しが今にはないものでどこか親しみを覚えるし悪口なのに文学的に感じるのが不思議。太宰の女性へのだらしなさは虚弱も影響があるのか、それでも残念な最期。中原中也の自由で破天荒で人に絡む性格の悪さすら面白い。谷崎潤一郎と佐藤春夫が1人の女性を巡って書簡で言い合いにも驚かされる。物書きはプライドが高いなぁと端々に滲み出ている。

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2024/08/30

『何だ、おめえは。青鯖が空に浮かんだような顔しやがって,,』こんなことを言ったのは中原中也です。この本を読むまでは中原中也のことも知らなかったのに、今は大好きです。何でそんな発言をしたんだ?と思うこともありますが、とても面白かったです。SOY

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2024/08/20

作家様のそれぞれの悪口を 中央揃えで余白をたっぷりのこして 配置したページが良いです。 口頭の悪口はもちろん 書き言葉である手紙や日記も良いです。 私は SNSでこのような悪口の表現を 見たことがありません。 絵文字も顔文字も一切なし、 日本語しか頼れない。 普通、悪口は自...

作家様のそれぞれの悪口を 中央揃えで余白をたっぷりのこして 配置したページが良いです。 口頭の悪口はもちろん 書き言葉である手紙や日記も良いです。 私は SNSでこのような悪口の表現を 見たことがありません。 絵文字も顔文字も一切なし、 日本語しか頼れない。 普通、悪口は自分が関係無くても 聞きたくない不快なものですが なぜかこの本は笑いが起きます。

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2024/06/05

毒にも薬にもならないというか、大人の喧嘩を他人が見てもあまり愉快ではないなぁ。(なら、なんで読んだんだよって自分でも思うけど) 現代の、Twitterのリプ欄で言い合いしてるよりは少しは高尚なのかもしれないけど、似たようなことは時代を問わず繰り広げられてるなあと思った。 これらの...

毒にも薬にもならないというか、大人の喧嘩を他人が見てもあまり愉快ではないなぁ。(なら、なんで読んだんだよって自分でも思うけど) 現代の、Twitterのリプ欄で言い合いしてるよりは少しは高尚なのかもしれないけど、似たようなことは時代を問わず繰り広げられてるなあと思った。 これらの作家のファンの人なら楽しいのかも。

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2024/05/10

最後はかなり斜め読み。 作家どおしのあからさまな、しかも公の場を使っての悪口の応酬はなんとも…。 今時の作家さんたちではあまり見かけないなとも思いつつ、いや、たまにあるか…。 作家だからといって悪口も文学的と言うわけではない。 たとえ著名な作家が書いたものであっても、悪口は下卑て...

最後はかなり斜め読み。 作家どおしのあからさまな、しかも公の場を使っての悪口の応酬はなんとも…。 今時の作家さんたちではあまり見かけないなとも思いつつ、いや、たまにあるか…。 作家だからといって悪口も文学的と言うわけではない。 たとえ著名な作家が書いたものであっても、悪口は下卑ている。

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2024/04/29

現代なら炎上案件? 学校で習った、とっても偉いお方々にこういう面もあったのね、となんだかほっこりします。 しかし、もう亡くなっているとはいえ、手紙がこうやってさらされるなんて…。

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2024/04/08

有名人で文才もあり、時に社会的地位も金もあるのに他人への恨み辛みに時間と労力と才能を注ぎ込む作家たち。  流石のハイセンスな悪口は日常生活で使ってみたくなるものばかりだが、やはり読み物として図書館や個人の本棚にあるのはちと具合が悪く、かといって歯医者や美容室の待合に置くのは本が可...

有名人で文才もあり、時に社会的地位も金もあるのに他人への恨み辛みに時間と労力と才能を注ぎ込む作家たち。  流石のハイセンスな悪口は日常生活で使ってみたくなるものばかりだが、やはり読み物として図書館や個人の本棚にあるのはちと具合が悪く、かといって歯医者や美容室の待合に置くのは本が可哀想。他人に勧めるのも気が引ける。 星3.5としたいところを3で。 【見習いたい言い回し】 太宰治が若き日の志賀直哉写真を見て「薄化粧のスポーツマン」 檀一雄が太宰治の死に際し坂口安吾を訪ね「貧乏すれば贅沢をし、たんまり金があれば20円の手巻きタバコ」といいつつ高価なタバコを差し出す 坂口安吾「現世的な俳優の仕事とは違い、文学は歴史性のある仕事」「親がなくても、ではなく、あってもだ」「時間は無限ではなく生まれてから死ぬまでだけだ。原爆は学問ではなく制御と平和利用を考える、限度を考えるのが学問だ。学問は限度の発見だ」 菊池寛「13人よれば1人のユダ」 佐藤春夫から谷崎潤一郎 「どんな無情な行人でも、君が僕を打つほど残忍であるかどうか僕には信じられない」 「惚れた女に優しくするのは悪魔でもする」

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2024/03/21

今ならSNS上での中傷合戦という感じでしょうか。 そして志賀直哉と菊池寛の嫌われっぷりは中々凄い。 曲者揃いの文豪達だからさもありなんと言う気がするけれども、現在のSNS上の罵詈雑言の応酬と違って、話し言葉ではなくちゃんと文章での応酬であるため、やはり文筆家なんだなぁと。

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2024/02/25

文豪なのに悪口はシンプルなものもあって、面白かった。 作品しか知らず、個人的に意外な組み合わせで仲が悪くておどろいた

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2024/01/29

文豪版BEEF。昔の作家は本当に仲が悪い。笑 しかも文才があるので、その愚痴、喧嘩をも作品にしてしまう力がある。 個人的には中原中也の悪口がストレートな物言いかつユーモアがあって好きでした。

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