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私のイラストレーション史 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2020/09/12

小学校の頃から、中学、工芸高校、美学校を出て、雑誌「ガロ」の編集長になって、最後にフリーになるまでが書かれている。南伸坊さんて今70歳とっくに越しているぐらいかなあ。面白おかしく、自分の好きなことを思い切りやった70数年だったんだなあ。読んでるだけでこちらも楽しくなってくる。和田...

小学校の頃から、中学、工芸高校、美学校を出て、雑誌「ガロ」の編集長になって、最後にフリーになるまでが書かれている。南伸坊さんて今70歳とっくに越しているぐらいかなあ。面白おかしく、自分の好きなことを思い切りやった70数年だったんだなあ。読んでるだけでこちらも楽しくなってくる。和田誠、水木しげる、横尾忠則、澁澤龍彦、白土三平、つげ義春、赤瀬川原平、木村恒久、長井勝一、佐々木マキ、鈴木翁二、渡辺和博、安西水丸、花輪和一ほか、錚々たるイラストレーターたちのことが、実際に接した者として書かれていて臨場感満載。イラストもたくさんあって、もうとにかく無茶苦茶面白い。

Posted byブクログ

2019/08/08

タイトル通りのイラストレーション史であるが、同時に著者の半生記でもある。相変わらずの読みやすい文章で、当時のアーティストの凄さを淡々と語っている。個人的にはガロの編集者時代の話をもっと読みたかった。あと、本書内のイラストは当然著者なわけであるが、紹介されているアーティストの作品の...

タイトル通りのイラストレーション史であるが、同時に著者の半生記でもある。相変わらずの読みやすい文章で、当時のアーティストの凄さを淡々と語っている。個人的にはガロの編集者時代の話をもっと読みたかった。あと、本書内のイラストは当然著者なわけであるが、紹介されているアーティストの作品の模写であるところがユニーク。著者の高い画力と、各作品への思い入れが感じられた。

Posted byブクログ