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台風一過 の商品レビュー

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20件のお客様レビュー

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2024/06/17

恋人に母親を求めてしまうの、以前は自分もあったためとてもわかる。 あと、自立するって難しいなと。 植本さんの本は、色々と自分と重ね合わせて深く考えさせられる。 過去の自分はゴミ屋敷並みになってしまった家の片付けや、車で毎日送迎をしてくれたり、普段不満を抱えることもないような、...

恋人に母親を求めてしまうの、以前は自分もあったためとてもわかる。 あと、自立するって難しいなと。 植本さんの本は、色々と自分と重ね合わせて深く考えさせられる。 過去の自分はゴミ屋敷並みになってしまった家の片付けや、車で毎日送迎をしてくれたり、普段不満を抱えることもないような、本当に実母とは違う、マメな母親みたいな人と付き合ってきた。 楽しいのは楽しいが、ときめかない…となりがちで…正反対な人と勢いで(いい意味)結婚した。 おかげで、良くも悪くも実母とは全然違う結婚生活を送っていると思う。 植本さんも本当に母親みたいな人と付き合ったら、なんか違うってなるんだろうな… むしろ付き合うところまでいかないのかもだけど。 自分本位でむしろいい、というところとそうでないところ、植本さんは魅力的な人だからこそ、今までそこが合わずにぶつかっても、助けてくれる人がいてうまく回っちゃったりごまかせたりしている気がする。 それもなかなか変わりきれない原因だったりもするのか、、なんて勝手に想像したり。 邪推すぎるかもしれないが。

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2024/04/30

NHK短歌にゲスト出演された植本一子さんに興味を持ち、読んでみた。 ついつい読み終えてしまったが、私とは感性が違う、と思った。 いい意味で自分本位。 しかし、なぜか気になる存在ではある。

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2024/04/27

ECDが亡くなってからの1年間。引っ越しや新しいパートナーとの暮らしなど大きなトピックもありながら、描かれるのはその日の暮らし。前作までのとても重苦しい雰囲気を抜けて、風が吹いているような心地もある。終わり方が良かった。

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2024/03/03

恋人に母親を求めてしまうのは私も同じで、ちょうど悩んでいるところでもあったので苦しかった。他人と継続して関わることの難しさよ。

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2023/01/05

図書館にて。 この人の本はずっと出るたびに読んでいるのだけれど、読むたびに考えさせられる。 この本は夫の石田さんが亡くなった直後からの一年の日記だ。 その一年をつづった1冊に「台風一過」という題名を付けるということがそのすべてだなと思う。 台風去っていい天気ってかい…。 夫が亡く...

図書館にて。 この人の本はずっと出るたびに読んでいるのだけれど、読むたびに考えさせられる。 この本は夫の石田さんが亡くなった直後からの一年の日記だ。 その一年をつづった1冊に「台風一過」という題名を付けるということがそのすべてだなと思う。 台風去っていい天気ってかい…。 夫が亡くなってすぐ遺品をものすごい勢いで処分して、半年ほどで夫と暮らした家に別な男性が暮らすようになり、娘二人と四人の生活、しばらくしてその関係に娘二人がじんわりと傷つくくだり…。 いいとか悪いとか他人が言えることではないけれど、もうやめようよ。 そうしたけれはそうすればいいけれど、世間に公表するのはもういいんじゃないかなと思う。

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2022/07/13

石田さんが亡くなってからの一年間の日記。少しずつ日常に戻りながら、前に進んでいく過程が丁寧な心の描写とご飯の献立とともに描かれている。鳥の唐揚げという言葉だけで、食べたくなるのはなぜだろう。

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2021/11/18

お金への執着についての記述があったが、今まで読んできてあまりになので自営業は大変だものなと思っていたけど、周りの人に驚かれるくらい貯金があるとありびっくりした。自分もお金への執着が強いほうだからなんか胸が痛かった。

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2021/09/01

石田さんが亡くなってからの1年間のこと。 石田さんのことは前半は筆者がしっかり向き合ってて、半分は穏やかになりつつある日常メイン。 前作は闘病でほとんど記されてなかったような、夕飯メニューがまた戻ってきた感じ。 大変な人生 とも生きづらさも筆者感じる文章が多いが、毎日朝から晩まで...

石田さんが亡くなってからの1年間のこと。 石田さんのことは前半は筆者がしっかり向き合ってて、半分は穏やかになりつつある日常メイン。 前作は闘病でほとんど記されてなかったような、夕飯メニューがまた戻ってきた感じ。 大変な人生 とも生きづらさも筆者感じる文章が多いが、毎日朝から晩まで誰かしらと会って、よく動き、それがとても羨ましく思った。ご飯を作って持ち寄ったり、シッターとして子どもたちを任せて出張したり。もちろん、もちろん大変だと思うけど、 なんか、輝いて見えて、羨ましかった。

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2021/06/14

初めて読んだ植本一子さんの本。 日記とはいえ、本として出すもので、こんな赤裸々に自分の感情をさらけ出してくれるのかと驚くのと同時に、人のもつれた内面を知ることができて嬉しくなる。私だけじゃないんだなと。 合間合間にある写真が素敵すぎて、この人の他の本も読みたいけれど、写真集も観た...

初めて読んだ植本一子さんの本。 日記とはいえ、本として出すもので、こんな赤裸々に自分の感情をさらけ出してくれるのかと驚くのと同時に、人のもつれた内面を知ることができて嬉しくなる。私だけじゃないんだなと。 合間合間にある写真が素敵すぎて、この人の他の本も読みたいけれど、写真集も観たいと思った。

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2021/05/14

最後まで残り20ページくらいだったのに読む手が止まってしまい、長いこと放置していたのをイチから読み直し。今までの作品のように、寝るのも忘れて読んだ!とならなかったのは石田さんが出てこないからだと思う。正直、刺激が足りなくて平凡平和なのだ。なんて言うと闘病している人と家族に対して酷...

最後まで残り20ページくらいだったのに読む手が止まってしまい、長いこと放置していたのをイチから読み直し。今までの作品のように、寝るのも忘れて読んだ!とならなかったのは石田さんが出てこないからだと思う。正直、刺激が足りなくて平凡平和なのだ。なんて言うと闘病している人と家族に対して酷い!と怒られそうだが。 ミツの言う、またヒリヒリしたのが読みたいというのもこれと似た気持ちかな?著者本人のストレスを思えば平和が1番いいんだけどね笑 先日くらしちゃんが小学校卒業したと目にして驚いた。他人の子供の成長は本当に早く感じる。もちろん繊細な部分もあり、我慢してることもあるんだろうけれど、その時の気持ちをちゃんと言葉にして母親に伝えることが出来ているのが良い。2人とも賢くて言葉のチョイスが面白い、彼女たちの成長を見ていけるのがまた楽しみ。

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