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140字の戦争 の商品レビュー

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15件のお客様レビュー

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2022/12/27

法律変わって、ネットの情報を安易に信じて拡散するとあっさり訴えられる時代になりましたね。 イーロン・マスクのお陰でtwitterの環境が変わってからこの本読みましたが、テロリスト・カルト信者・反政府主義者なんかは、多分この環境にも適応して信者増やそうとするのかなぁとうんざりした気...

法律変わって、ネットの情報を安易に信じて拡散するとあっさり訴えられる時代になりましたね。 イーロン・マスクのお陰でtwitterの環境が変わってからこの本読みましたが、テロリスト・カルト信者・反政府主義者なんかは、多分この環境にも適応して信者増やそうとするのかなぁとうんざりした気分になりました。 自分だけは騙されないと考えないで用心しなきゃね。 追記 一般社団法人colaboの不正会計問題でホモ・デジタリウスな動きをする人が出てきてますね。

Posted byブクログ

2022/07/29

戦争でそれぞれ当自国が正当化するために、個人がSNSでそれぞれ宣伝していくかの事例である。  イスラエルとパレスチナ自治区、ロシアとウクライナまではよかったがISについてはSNSとあまり関係ない勧誘の事件まで入っていた。  どれかひとつ、例えば、ロシアとウクライナについてだけの話...

戦争でそれぞれ当自国が正当化するために、個人がSNSでそれぞれ宣伝していくかの事例である。  イスラエルとパレスチナ自治区、ロシアとウクライナまではよかったがISについてはSNSとあまり関係ない勧誘の事件まで入っていた。  どれかひとつ、例えば、ロシアとウクライナについてだけの話でも十分に1冊の本になるであろう。

Posted byブクログ

2022/07/16

ロシアのやってることはずっと変わっていないんだな、と思いました。 逆に今、行われているウクライナの戦争を考えると生き急いでる感じがしてなんで?と思う。

Posted byブクログ

2022/03/03

しばらく積読になっていたものを自分の休暇というタイミングで手に取り、その途中でロシアがウクライナに侵攻してしまった。なんとなく感じていたSNSの影響力、それが戦争で果たす役割についてガツンと事例で殴られながら思い知らされる感覚であった。

Posted byブクログ

2020/12/05

借りたもの。 現在進行形で、SNSの世論への影響の深さとそれが戦争にどのような影響を与えるのかをまとめた一冊。 ジョン・キーガン『情報と戦争』( https://booklog.jp/item/1/4120051285 )は戦争の勝敗を左右する情報収集・情報戦の話が主体だったが、...

借りたもの。 現在進行形で、SNSの世論への影響の深さとそれが戦争にどのような影響を与えるのかをまとめた一冊。 ジョン・キーガン『情報と戦争』( https://booklog.jp/item/1/4120051285 )は戦争の勝敗を左右する情報収集・情報戦の話が主体だったが、こちらはプロパガンダに関連する内容だった。 パレスチナ、ウクライナ、IS問題を通し、SNSが人々を繋げるだけでなく、分断することを指摘する。 著者が‘ホモ・デジタリス’と定義する、インターネットを介して世界的なネットワークを築き上げ、影響力を発揮する現代人。 報道と異なる、リアルタイムでその危機を中継・訴える。その臨場感。 それらは感情に訴えてくる――死の恐怖、子供の死――。それは誘発する、怒りを。 ‘中央集権化した国家権力に対峙するのは、分散化した市民の力である(p.214)’ それが大きな大きなうねりとなり、窮状の改善を訴え、反対運動などが起る…… しかし、それらは必ずしも良い方向に転ばない。 興味深かったのは、ロシアによる情報戦に関する検証。 外交にも内政にも“情報戦”の扱い方を心得ていることを感じさせる。 トロール(荒らし)工場と言える、ウェブメディアのフェイクニュース生成会社の存在を紹介。 2014年7月17日のマレーシア航空17便撃墜事件のロシア側の嘘を、一般人がネットを用いて暴いた等…… SNSの二面性、両刃の剣である事例が挙げられてゆく。 著者はこれを新たな力、新たな脅威として捉えていることが伝わってくる。それは市民、国家権力双方に。 どちらも言えることは、「正しい情報を、ありのまま伝えよ」という所か。 プロパガンダがSNSによって大きく変わる可能性があるのは事実だろう。 しかし……SNSがもたらしたこれら世論が、どれだけ世界情勢、戦争の結果を左右する影響を与えたのだろうか?ロシアは結局クリミアを併合したし、パレスチナとイスラエルの問題は解決しない。 状況が固定されると、既成事実を覆すことはできなかった。 そうなる前に事を改善できないという事実があった、という事だろうか。 過去の事例の検証に関しては、非常に興味深い話だった。未来に関しては、この本からは何もわからない…… 戦争の仕方が、これで変わるとは思えない…… そこから疑問を持つ。 「“戦争”とは何か?」と…… 短絡的に“武力衝突”が「戦争」というイメージもあるが、こうした情報戦による既成事実の生成、主導権争いそのものが“戦争”ではないか、と。 対立・分断の空気を醸造し、S&TOUTCOMES『民間人のための戦場行動マニュアル』( https://booklog.jp/item/1/4416519354 )でもあった、戦争が始まる前の予兆そのものだった。 flier紹介。( https://www.flierinc.com/summary/2045 )

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2020/08/10

新しい戦争の正体、それは140字で語られる戦地の個人の叫びに呼応してできる見過ごせない「うねり」。冷徹な政治判断や戦地での作戦が、多くの人の感情的な「いいね」やリツイートによって曝かれるだけでなく、そもそも戦争の作戦として利用されている現実を知らずに、今の世界や平和について語るこ...

新しい戦争の正体、それは140字で語られる戦地の個人の叫びに呼応してできる見過ごせない「うねり」。冷徹な政治判断や戦地での作戦が、多くの人の感情的な「いいね」やリツイートによって曝かれるだけでなく、そもそも戦争の作戦として利用されている現実を知らずに、今の世界や平和について語ることはできないと感じた。

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2020/05/26

SNSの登場が二十一世紀の戦争にもたらした影響について、パレスチナの紛争、親露派との戦いが続くウクライナ、ISが蹂躙する中東におけるそれぞれの立場、それぞれのケースを取材して明らかにする。 SNSは、人と人とを繋ぐ一方で社会を分断する相反する性質と、個人に国家に対抗する力を与え...

SNSの登場が二十一世紀の戦争にもたらした影響について、パレスチナの紛争、親露派との戦いが続くウクライナ、ISが蹂躙する中東におけるそれぞれの立場、それぞれのケースを取材して明らかにする。 SNSは、人と人とを繋ぐ一方で社会を分断する相反する性質と、個人に国家に対抗する力を与え、一方官僚組織は有効にこれを活用できないという実態がある。 SNSの登場により、誰もが発信し、誰もがどこで起きた出来事でも即座に知ることができるようになったことで、戦争におけるアクターの正当性を示すナラティブの重要性は格段に高まり、これをめぐるナラティブ戦が、戦争において展開されるようになった。ナラティブ戦を戦えないものは、現実での戦争も継続することができない。

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2019/12/23

Flierで要約版を読了。 SNS(Twitter)を使うことで、今まで国やメディアに隠されていた真実を暴露された事例が紹介されている。 本書では戦争にクローズアップされているが、日本の日常においてもSNSでいろいろなことがばれるのは日常茶飯事であり、メディアに対してのSNSの在...

Flierで要約版を読了。 SNS(Twitter)を使うことで、今まで国やメディアに隠されていた真実を暴露された事例が紹介されている。 本書では戦争にクローズアップされているが、日本の日常においてもSNSでいろいろなことがばれるのは日常茶飯事であり、メディアに対してのSNSの在り方を考えさせられる。

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2019/11/20

戦争や紛争は今やSNS抜きには語れない。 ただしそこには嘘の情報や、誤った情報、そして一面的な情報に溢れていて、事実を見極めるのが困難になってきている。 虚偽のデータを流すアカウントは削除されるようになってきているようだが、完全には無くせないだろう。アメリカ以外のSNSでは削除も...

戦争や紛争は今やSNS抜きには語れない。 ただしそこには嘘の情報や、誤った情報、そして一面的な情報に溢れていて、事実を見極めるのが困難になってきている。 虚偽のデータを流すアカウントは削除されるようになってきているようだが、完全には無くせないだろう。アメリカ以外のSNSでは削除もされないだろう。 アクセス数を稼ぐためだけに派手な情報を垂れ流す輩も数多くおり、ますます事実を見極めるのが難しい。 今こそこの時代に適応した、ジャーナリズムに則ったメディアが必要である。

Posted byブクログ

2019/08/31

ソーシャル・ネットワークが変えた世界で、直接現地(ガザ地区からシベリアまで)に出向き、対象者と向き合って話を聴くというアナログな取材で得られた真実の重さ。これが本書の強みである。武力とは異なる“ナラティブ(語り)”の応酬が21世紀の戦争の姿であり、著者が“ホモ・デジタリス”と呼ぶ...

ソーシャル・ネットワークが変えた世界で、直接現地(ガザ地区からシベリアまで)に出向き、対象者と向き合って話を聴くというアナログな取材で得られた真実の重さ。これが本書の強みである。武力とは異なる“ナラティブ(語り)”の応酬が21世紀の戦争の姿であり、著者が“ホモ・デジタリス”と呼ぶ人々(デジタル・ネイティブ?)がどのように関与しているか、非常に興味深く読んだ。なかでも、マレーシア航空機がウクライナ上空で撃墜された事件を調べる“安楽椅子探偵”のような仕事にビックリ!

Posted byブクログ