今昔百鬼拾遺 河童 の商品レビュー
再読です 前作よりも理解しにくい 男の尻をのぞく犯人を探す 何ともミステリーという感じではなく読み進めた 時代背景があるのでそんなこともあるのかという気にはさせられた このシリーズは好きなのでまだまだ面白いものが出てくることに期待
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河童だから尻という単語が異常にでてくる。 人名、地名がたくさん出るから理解するのに時間がかかってしまう…
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思ったより内容が河童だった 冒頭の上品な女子高生たちの河童談義が面白くて、かわいい。そのあとの益田くんのおちゃらけ語りがうざいオッサンに感じられるのは、計算通りなのか計算外なのか。 令和にもなると、人のいない集落などは人里からずいぶん離れてしまったようだが、戦後数年という時代で...
思ったより内容が河童だった 冒頭の上品な女子高生たちの河童談義が面白くて、かわいい。そのあとの益田くんのおちゃらけ語りがうざいオッサンに感じられるのは、計算通りなのか計算外なのか。 令和にもなると、人のいない集落などは人里からずいぶん離れてしまったようだが、戦後数年という時代では存外にたどり着けるところにあるのだな、と思った。 河童とは?と古くから知っている馴染みの妖怪の存在を改めて考えた。 ミステリー部分ももちろんの面白さ。 でも、ついつい河童の越し方に思い巡らせてしまうのも、計算どおりなのかどうか、京極夏彦先生に訊いてみたい。
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前作と同じ出版社じゃない!?え?どゆうこと?三作目も出版社違う?え!え? 装丁もタイトルも同じなのに、ほぼ同時期に別の出版社から刊行されてる。この謎が気になって、本編に入る前にググりました。 さてさて、鬼の次は河童です。やっぱり蘊蓄語れる人が出てきた。よく喋る研究者だなぁ。中禅...
前作と同じ出版社じゃない!?え?どゆうこと?三作目も出版社違う?え!え? 装丁もタイトルも同じなのに、ほぼ同時期に別の出版社から刊行されてる。この謎が気になって、本編に入る前にググりました。 さてさて、鬼の次は河童です。やっぱり蘊蓄語れる人が出てきた。よく喋る研究者だなぁ。中禅寺敦子と美由紀のコンビは読んでて楽しい。校長先生の外孫といい、団子屋の女将といい、女性がたくさん出てくる。京極夏彦の女性感が卓越してて、書き手が男性なのに読んでて違和感を感じない。女性の心理(しかも現代の!)よくわかるなぁ、、、この人。
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「調べますよ。仕事ですから。僕ァ依頼されれば何でもしますからね。法律に触れない範囲でですが。その上に、敦子さんのご依頼とあらば通常の三倍は働きますよ。何たって下僕体質が身に沁みてますから、もう身を粉にして――」 2020/4/19読了。 鬼は『怖い』、河童は『下品』、天狗は『傲...
「調べますよ。仕事ですから。僕ァ依頼されれば何でもしますからね。法律に触れない範囲でですが。その上に、敦子さんのご依頼とあらば通常の三倍は働きますよ。何たって下僕体質が身に沁みてますから、もう身を粉にして――」 2020/4/19読了。 鬼は『怖い』、河童は『下品』、天狗は『傲慢』と各章を似た言葉で始める所、京極風です。しかし、”通常の三倍”とか、益田さん、あなたはシャアですか?
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久々の京極夏彦!!! 堪能しました。あーーさすがの京極夏彦さんです!期待したとーり、楽しませてもらいました!!! 以前に比べると四字熟語が減ったかな?笑 そんな感想から、会話がとにかく面白く、ふと赤川次郎のミステリーを連想しそうになるものの、京極夏彦のほうが、リズムがいい。 ...
久々の京極夏彦!!! 堪能しました。あーーさすがの京極夏彦さんです!期待したとーり、楽しませてもらいました!!! 以前に比べると四字熟語が減ったかな?笑 そんな感想から、会話がとにかく面白く、ふと赤川次郎のミステリーを連想しそうになるものの、京極夏彦のほうが、リズムがいい。 会話のリズムと、言葉のチョイスが秀逸で、話しを前に進みつつ、軽快に解決に導くヒントが、みんなのそれぞれの言動から拾って導かれている感じが読んでて気持ちいい!!!!!! たまに、関係ない話もあるんだけど、そんな話に惑わされずになんとかゴールに辿り着けた暁には、思わずニヤリとさせられます。 なんだろ、ほんと気楽に読めて楽しめる妖怪ミステリー。カッパ。 京極夏彦ならではです!!!!おススメ! 一気読み必須!
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京極作品はかなりご無沙汰していた。 ここ半年ほど、ひたすら図書館通いが楽しくなり 今まで読んだことのないような作家さんに走っていたところ たまたま目に入って手に取った。 気にはなっていた作品ではあるものの、わざわざお金を出す勇気が無かったので渡に舟と読んでみた。 スピンオフと...
京極作品はかなりご無沙汰していた。 ここ半年ほど、ひたすら図書館通いが楽しくなり 今まで読んだことのないような作家さんに走っていたところ たまたま目に入って手に取った。 気にはなっていた作品ではあるものの、わざわざお金を出す勇気が無かったので渡に舟と読んでみた。 スピンオフと言うだけあって、多少は軽く(?)はなっているとは思うが相変わらずだなぁ。と思った。 前半で諦めたくなる話題のくどさや 河童伝承なんかが絡みつつのの、 結局やたら人間臭い結末であるところ。 まぁでも久しぶりに楽しめた。 ただ、図書館で見つけた棚がなぁ。。。 京極作品一冊だけ異彩を放ってたから出逢えたんだけど。 これって『ライトノベル』かしら??l
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面白いんだけど、色々ピースを散らかしすぎて、ひとつずつ説明してくれてもそれが嵌ってるのかそれで全部なのかが最早わからなくなってしまって、それで疲れた。
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★3.5 刺激の強いミステリーを続けて読んでいる時、箸休めとしてちょうど良い作品だった。できれば元のシリーズものを読んでから読み始めたかったけれど。
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尻、尻、尻...と何度もお尻というワードが本の中で散見される。 どこにでもありそうな女学生のおしゃべりのシーン。しかし内容はお尻の話題から...なんだなんだと思って読んでみるとどうやら河童の定義について話しているらしい。呉美由紀という女の子もその話をしている一人である。確かに河...
尻、尻、尻...と何度もお尻というワードが本の中で散見される。 どこにでもありそうな女学生のおしゃべりのシーン。しかし内容はお尻の話題から...なんだなんだと思って読んでみるとどうやら河童の定義について話しているらしい。呉美由紀という女の子もその話をしている一人である。確かに河童は尻子玉を抜くと言われているが...。あらからしゃべり倒した後にやっと本題の浅草界隈を騒がせている覗き魔の話へ。女学生だし、こういう物騒な話には敏感だよね、と思っていたらどうやらその覗き魔のターゲットは男性らしいのだ。まぁ、いなくはないだろうけど妙な話...。 場面は変わって京極敦子の話へ。薔薇十字探偵社の下っ端、益田から宝石泥棒を探す手伝いをしてほしいと依頼がくる...泥棒はお尻に刺青をした男だとか...ここでも尻である。 その調査の線上で起きる連続水死事件。死体はみんなお尻を出して死んでいたと言う。またお尻である。どこを見ても尻、尻、尻...まるで河童が犯人かのような奇妙な事件。 その後、美由紀と敦子の物語が交錯していき、そこにまたメーワクな民俗学者、多々良勝五郎先生までが登場し拡大していく。さて、この事件の行く末は? と一貫したテーマをリフレインしていくのがお得意の京極さんの作品、今作も最後の最後までテーマを貫き通しててめちゃよかった。今回はネタバレしてもいいかなー!?と思うくらい犯人を言いたいのだけど我慢。いやほんとに見事に最後まで書ききってます。そして数々のキャラの描き分けが好き。理知的な敦子、どこか要領の悪い益田、はちゃめちゃな多々良...etc. セリフの選び方や人物描写が読んでいてとても楽しい、頭の中でどんどんイメージが固まっていく感じ。 あぁ、やっぱり犯人言いたい...我慢我慢。
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