1,800円以上の注文で送料無料

アメリカ人のみた日本の死刑 の商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/09/15

第三者からの意見は非常に参考になると思う。日本における司法の問題点が淡々と記載されている。 典型的な日本のだめな文化。臭いものを蓋をする。が随所に現れてて嫌になるが、かといってこれを読んで死刑制度に反対するかと言われたら反対はしない。むしろ、消極的賛成から変わらない。 なぜだろ...

第三者からの意見は非常に参考になると思う。日本における司法の問題点が淡々と記載されている。 典型的な日本のだめな文化。臭いものを蓋をする。が随所に現れてて嫌になるが、かといってこれを読んで死刑制度に反対するかと言われたら反対はしない。むしろ、消極的賛成から変わらない。 なぜだろうと考えるとやはり最終的には被害者の感情が最優先されるんだよね。確かに冤罪や事件の真相や被告人を援護する仕組みが整ってない、死刑制度は犯罪発生率が低下しないなど問題点はあるんだろう。 だけど、シンプルに人の命を奪ってる人がなぜ生きているのか。 という疑問が溶けない。

Posted byブクログ

2021/07/12

 やや偏りすぎだが、アメリカの死刑制度との比較で、日本の死刑制度の問題点がよくわかる。  死刑でレポートを書く大学生にも便利そう(笑)。

Posted byブクログ

2021/02/08

アメリカと日本を除くほとんどの先進国で廃止された死刑制度について、その問題点を丁寧に論じた良書。冤罪の可能性や国家による残虐行為という問題点は確かにあるがそれでもオウムのような重大犯罪者を死刑にしなくて良いかという感情論を考えれば判断が難しい問題。一般人向けの本ではない。

Posted byブクログ

2020/12/08

死刑制度の廃止根拠の1つに冤罪抑止を掲げているのは理解できるが、その他、死刑は野蛮で残虐であるからとか、先進国では死刑廃止が主流であるからといった、上から目線かのような考え方が好きではなかった。 死刑制度についてもっと市民は知り、議論を深めるべきと指摘するが、そもそも廃止論者の考...

死刑制度の廃止根拠の1つに冤罪抑止を掲げているのは理解できるが、その他、死刑は野蛮で残虐であるからとか、先進国では死刑廃止が主流であるからといった、上から目線かのような考え方が好きではなかった。 死刑制度についてもっと市民は知り、議論を深めるべきと指摘するが、そもそも廃止論者の考え方の根底には死刑廃止以外には選択肢はなく、賛成派の考え方に歩み寄ろうとする意識が感じられず、議論が成り立たないのではと疑念を感じた。 ただ、第6章にある、日本が死刑存置する理由として憲法9条の観点から考察しているのは興味深かった。

Posted byブクログ

2020/05/02

死刑廃止論者から、日本の死刑制度に対する疑問。 「死刑の選択は慎重に行わなければならない。」 アメリカでは、陪審員1人でも死刑に反対すれば死刑は選択できないし、自動的に上訴される。他方で日本は…という話。 とはいえ、何が正しいかは分からない中、筆者も、死刑廃止への一番の近道は「世...

死刑廃止論者から、日本の死刑制度に対する疑問。 「死刑の選択は慎重に行わなければならない。」 アメリカでは、陪審員1人でも死刑に反対すれば死刑は選択できないし、自動的に上訴される。他方で日本は…という話。 とはいえ、何が正しいかは分からない中、筆者も、死刑廃止への一番の近道は「世論を完全に避けて通ること」であることを、他国から得られる教訓として認めます。 最近ようやく観た去年のNNNドキュメント「裁判員裁判10年~死刑判決はなぜ覆るのか」では、「裁判員裁判で死刑を選択したのに上訴審でひっくり返される。一審裁判員と被害者遺族の憤り」が主題で、従前の裁判官裁判の思考を継ぐ上訴審が死刑を回避する仕組みが働いていることが描かれていた。 そういうところも踏まえると、裁判員制度に対して、刑事司法制度全体との関係では「一石を投じ、さざ波を波及させている」と評価しているものの、死刑制度の賛否との関係では、どういう評価を、筆者がするのかは難しいところ。 この本でも番組でも千葉地裁の堅山被告の事件が出てきました。 筆者は裁判中に裁判長に手紙送ったらしい。

Posted byブクログ