鳥はなぜ鳴く?ホーホケキョの科学 の商品レビュー
誰もが鳴き声で判別できる鳥、ウグイスの鳴き声を科学的に読み解いていく内容。随所にはさまれる四コマ漫画がとてもかわいらしく、華を添えている。内容はというと、ずっと読んでいたがはっとする部分がなく、継続的に調査はしているのだが推論の域を出られていない印象。若年層向けの本であるが、気軽...
誰もが鳴き声で判別できる鳥、ウグイスの鳴き声を科学的に読み解いていく内容。随所にはさまれる四コマ漫画がとてもかわいらしく、華を添えている。内容はというと、ずっと読んでいたがはっとする部分がなく、継続的に調査はしているのだが推論の域を出られていない印象。若年層向けの本であるが、気軽に読める反面深くはなかったのが若干残念である。
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ウグイスは一日中、年中鳴いていて、それは他の鳥と比べると異質なのだそう。だからよく鳴き声が聞こえるんだなぁ。ただ、鳴き声は聞こえるんだけど、姿を認識したことがないので、今度からちゃんと見てみる。
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ウグイスのことは、ホーホケキョ と鳴くことしか知らないのだと思った。鳥の鳴き声によくよく耳を澄ませてみたい。
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ウグイスの鳴き声を軸に、ウグイスの生態について、そしてときおり、他の様々な鳥についての生態について解説した本です。 ウグイスは、基本的にはオスしか鳴かないそうなので、本当のウグイスには、ウグイス嬢はいないことになります。 また、ウグイスの鳴き声を「ホーホケキョ」と表すようになっ...
ウグイスの鳴き声を軸に、ウグイスの生態について、そしてときおり、他の様々な鳥についての生態について解説した本です。 ウグイスは、基本的にはオスしか鳴かないそうなので、本当のウグイスには、ウグイス嬢はいないことになります。 また、ウグイスの鳴き声を「ホーホケキョ」と表すようになったのは、江戸時代中期以降だそうで、民間への仏教の広がりとの関連がありそう、とのこと。 「ホーホケキョ」=「法、法華経」ということらしいので。 それから、ウグイスを語る上でかかせないのがホトトギス。 ホトトギスは、托卵といって、他の鳥の巣に卵を産んで、その鳥に育てさせる習性がありますが、托卵先がウグイスであるため、ホトトギスがいるところには、必ずウグイスもいる、という関係だそうです。 これまで、鳥の生態や習性にはあまり興味がありませんでしたが、この本のお陰で、これまでとは異なる視点から、鳥を眺められそうです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
<目次> 声の科学編 第1章 「ホーホケキョ」の意味 第2章 ウグイスは1日に2000回以上鳴く~驚きの回数とその理由 第3章 「ホーホケキョ」を音から科学する~鳥は環境に適した声で鳴く 第4章 「ホーホケキョ」は春を知らせる声~ウグイスの声で和むわけ 第5章 「ホーホケキョ」以外のいろんな鳴き方 第6章 ウグイスは本当に「ホーホケキョ」と鳴く? 日本人と鳥編 第1章 1000年以上前の日本人とウグイス 第2章 江戸時代の日本人とウグイス 第3章 近年の人の暮らしと鳥の言い伝え 番外編 <内容> ウグイスを中心に、鳥の鳴き声に特化してまとめたエッセイ。ウグイスの「ホーホケキョ」と「ケキョケキョ…」の谷渡りは知っていたが、笹鳴き(「チャチャ」ジャジャ」)は知らなかった。小さいし、藪の中なので、らしい。ほかにウグイス色の変化や、各鳥の鳴き声の癖は、聞いている子供たちに遺伝する(この場合、遺伝ではないが…)とか、声の大きさの訳とか、気にしていなかったようなことまでわかる本である。
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大好きな松田さんの鳥話しを、他の方の本棚で見つけました。ありがとう、ブクログ! イラストは「ときめく小鳥図鑑」「小鳥の草子」でお馴染みの、中村文さん。夢のタッグが実現しました。イラスト(時々マンガ)が別物で楽しめるので、鳥好きにはたまらない。2冊分が詰まったお得本になっています。...
大好きな松田さんの鳥話しを、他の方の本棚で見つけました。ありがとう、ブクログ! イラストは「ときめく小鳥図鑑」「小鳥の草子」でお馴染みの、中村文さん。夢のタッグが実現しました。イラスト(時々マンガ)が別物で楽しめるので、鳥好きにはたまらない。2冊分が詰まったお得本になっています。 この本は200ページほど、丸ごと1冊、ほぼウグイスについて書かれています。ウグイスだけで1冊?!はい、松田先生はそれだけ鳥を語れる人なのです。 鳴き声については、他の研究を引用するだけでなく、実際に、ご自分でも採集されているデータを使われる。 聞きなしについても、各地でどのように聞かれているのか、他の国では?先入観のない子供に聞かせたら?など、思いがけない発想を楽しめます。 日本人とウグイスの関係を、万葉集に見る、江戸時代に見る、地方の言い伝えに見る、さらには本当にホーホケキョと鳴いているのか?なんて事まで。 もう知識満載で、こんなに一度に語られても覚えきれません。冬の間いつもそばに置いて、好きな項目を拾い読みして、ウグイスとの、春の出会いに備えたい本です。
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たくさんの鳥の中から、日本人に馴染みのあるウグイスに焦点を当て、その生態と魅力を書いた本。 ウグイスは、なぜ日本人に馴染みがあるのか、「ホーホケキョ」と聴くとなぜのんびりするのか、著者の地道なフィールドワークによる録音データをもとに解説してくれる。 また古文書や民間伝承より、万葉...
たくさんの鳥の中から、日本人に馴染みのあるウグイスに焦点を当て、その生態と魅力を書いた本。 ウグイスは、なぜ日本人に馴染みがあるのか、「ホーホケキョ」と聴くとなぜのんびりするのか、著者の地道なフィールドワークによる録音データをもとに解説してくれる。 また古文書や民間伝承より、万葉から現代までの日本人とウグイスの歴史も紐解いてくれる。 地名(例えば鶯谷)や一枚の浮世絵(ウグイスは描かれていないのに)から推察した江戸のウグイスの生態はおもしろい。 4コママンガも微笑ましい。 ウグイスの初音が待ち遠しくなる一冊でした。
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