マハーバーラタ入門 の商品レビュー
初めて接する分野だったこともあり、名前と用語がなかなか覚えられないことが一番難儀した。入門でこの難しさとは……。 戦争のくだりは分からないなりに一気に読んでしまったので、理解できるようになるとかなり面白いのだろうなと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本はインドの大叙事詩『マハーバーラタ』の概要を知れるおすすめの入門書です。 そして『マハーバーラタ』といえばインド思想の最高峰『バガバット・ギーター』がこの大叙事詩の中で説かれていることでも有名です。 『バガバット・ギーター』については次の記事でお話ししていきますが、この珠玉の思想が生まれてきたのも『マハーバーラタ』の物語があったからこそです。 私もこれからこの叙事詩と『バカバット・ギーター』を読んでいきます。あまりに長大なこの叙事詩の全体像を掴むのに本書は非常に役に立ちました。初学者でも安心してその流れを学んでいけるおすすめの入門書です。インドに興味のある方にぜひおすすめしたい作品です。
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インド映画のRRRにはまりインド神話にも興味がわいた。登場人物が多いのと名前が難しくて混乱しそうになるが、あらすじや人物一覧があったので振り返りながら読めてよかった。RRRに出てきた野生の戦士ビーマより、アルジュナの方がメインっぽいのが意外だった
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https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shizuoka_university/bookdetail/p/KP00020505/
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インド神話もなかなかすごいよなぁ… 神様がこっちにもたくさんいるし、他種族?も、たくさん普通に出てくる…
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長大で難解なマハーバーラタがわずか200ページでざっくりわかる入門書。 本編と挿話をポイントを絞ってダイジェスト化して解説していくスタイルなのでマハーバーラタについてまったく知らない人でも無理なく話の流れを追いかけることができると思う。 神学的視点での解説もしっかりと入ってい...
長大で難解なマハーバーラタがわずか200ページでざっくりわかる入門書。 本編と挿話をポイントを絞ってダイジェスト化して解説していくスタイルなのでマハーバーラタについてまったく知らない人でも無理なく話の流れを追いかけることができると思う。 神学的視点での解説もしっかりと入っているのでそれぞれのエピソードに関しての解釈を考えるのも楽しい。世界の神話との類似点などについての解説は興味を広げてくれる。
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「マハーバーラタ」とは古代インドの叙事詩で,原典の長さは聖書の4倍に相当する。本書はそれらを,主に本筋を取り出して要約したもので,ところどころ神話学的なコラムがついている。入門と書いてはあるが,あらすじが凝縮されている分全くの初心者では厳しいかもしれない。
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マハーバーラタの概要を知りたいなら良本で、入門解説書。 内容が比較的時系列で書かれている点や、ギリシャ神話や日本神話など、各国の神話と比較して似ている点の解説が書かれているので理解が深まります。ギリシャ神話との比較を通して、インドもヨーロッパ民族の一員であることに気づかされたのは...
マハーバーラタの概要を知りたいなら良本で、入門解説書。 内容が比較的時系列で書かれている点や、ギリシャ神話や日本神話など、各国の神話と比較して似ている点の解説が書かれているので理解が深まります。ギリシャ神話との比較を通して、インドもヨーロッパ民族の一員であることに気づかされたのは面白かったです。 また、物語の中のエピソードが、「これは〇〇のイニシエーションを意味する」などと言った形で、単なる叙事詩としてだけでなく、そのイベントが神話的に何を意味するのかを考察されています。 ただ…逆に「物語」として面白いか?と言われるとイマイチで、表現が短調なのと一つ一つのエピソードを要約しているので、いきなり結論が書かれていて、「もっとこんなエピソードやシーンがあったはずなのに…」と、面白さが欠けてしまっています。 前回山際先生のマハーバーラタを読みましたが、物語はこちらの方が面白かったかな?ただ、山際先生のマハーバーラタは、逆にメインテーマであるカリ・ユガのクルクシェートラ大戦争の話がほぼ欠落していたり、面白い部分だけを抽出しているため、全体感が全然わからなかったです。 なので、「とりあえずマハーバーラタってどんな概要か知りたい!」という方はこちらを、「神話を物語として面白く読みたい」という方は山際先生の本をオススメします。
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