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深海ー極限の世界 の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2022/10/05

https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000086337

Posted byブクログ

2020/12/23

深海に関して分かっていること、またなぜ理解する必要があるのかを、最先端で行っておられる研究者たちが紹介してくれる本です。 深海はまだまだ未知の世界で、色んな面で地上と大いに違う。しかし地表というのはあくまで海底の上に乗っかってるという事実もまた然り。これからも探求しがいのある分...

深海に関して分かっていること、またなぜ理解する必要があるのかを、最先端で行っておられる研究者たちが紹介してくれる本です。 深海はまだまだ未知の世界で、色んな面で地上と大いに違う。しかし地表というのはあくまで海底の上に乗っかってるという事実もまた然り。これからも探求しがいのある分野ですし、研究者たちの熱意も伝わってくるような本でした。 しかし…難しい!すみません、私には難しいです。「深海すご~い」を期待して読んでみたらガチのDNAやRNAの話、プレートテクトニクスの仕組みから全てが本気の研究論文さながら。すみませんが限られた時間では読了できませんでした。私の知識、理解不足です。 ですので、「深海すご~い」をまず知りたい方は入門向けの本からいきましょう。出直してきます。

Posted byブクログ

2020/10/05

宇宙よりも謎が残る世界と言われている 深海。 光が届かない深海には、光合成もできない ので生物は存在しないだろうと、長らく 考えられていました。 しかし現在では「科学合成」という日光 を必要としない「科学合成」という生態 系で生物が多数存在していることが発見 されています。 ...

宇宙よりも謎が残る世界と言われている 深海。 光が届かない深海には、光合成もできない ので生物は存在しないだろうと、長らく 考えられていました。 しかし現在では「科学合成」という日光 を必要としない「科学合成」という生態 系で生物が多数存在していることが発見 されています。 これには驚きです。 この「科学合成」は、遠い宇宙の暗黒の 世界にも生命体が存在する可能性にも つながり、まさしく生命の謎の不思議に 迫る一冊です。

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2019/12/15

新書ながらも深海ならこれ1冊。地球科学のロマンだな。 ・湧水域での硫黄酸化細菌との生物との共生(水平伝達等)

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2019/11/16

序章 深海の入り口 第1章 深海と生命(潜水調査船で深海生態系を観る;化学合成生態系とは;共生がもたらす進化いろいろ!;生命の起源と地球外生命;海底下生命圏) 第2章 深海と地震(プレートテクトニクスは深海から;巨大地震は深海で起こる;東北地方太平洋沖地震はこうして起きた;地震・...

序章 深海の入り口 第1章 深海と生命(潜水調査船で深海生態系を観る;化学合成生態系とは;共生がもたらす進化いろいろ!;生命の起源と地球外生命;海底下生命圏) 第2章 深海と地震(プレートテクトニクスは深海から;巨大地震は深海で起こる;東北地方太平洋沖地震はこうして起きた;地震・津波発生のメカニズムに地震断層を掘り抜いてせまる;南海トラフはどうなる) 第3章 人類と深海(海洋酸性化と深層循環;鉱物・エネルギー資源;地球の危機と生物多様性とのかかわり;地震・津波が深海に運んだもの;海のプラスチック問題) 著者:藤倉克則(足利市、水産学)、木村純一(長野県箕輪町、地球科学)

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2019/07/09

深海について、生物だけではなく地質、地震、ごみ問題などなど様々な内容について解説されています。 文体含め、あまりライトではない気もしましたが、ブルーバックスならこれが普通ですかね。色々と知れる本です。

Posted byブクログ

2019/06/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

生命起源と地球外生命に迫る深海の化学合成生態系研究。 いわゆる理論一辺倒の本じゃなくて、JAMSTEC(海洋研究開発機構)協力だけあって、現場感覚が満載。 海底作業で、7000mのケーブルの「より」を戻すのにケーブル全てを降ろせる海が限られているとか、予想外の困難も多いよう。 横須賀本部の海洋科学技術館は個人ツアーで観れるらしい。横浜研究所も10名以上集めると団体見学ツアーを予約できるらしい。

Posted byブクログ

2019/06/12

文字通り、深海について様々な角度から探った一冊。 今までわからなかったことが、深海探査できるようになってよくわかるようになったということがわかった。

Posted byブクログ

2019/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

深海を見てみると、地球が生き物である、繋がっているということが実感できる。 この楽しそうな表紙と、最初に出てくる写真を見て楽しそうと思った。 内容は楽しい。だが、書いているのは大学の先生なので難解だ。 だから、理系のある程度の知識が必要かもしれない。 私も8割理解できたかどうかである。 モチーフは、タイトルそのまま 深海である。 三部構成になっていて、深海の生物、地震、その他(資源、ゴミ)となっている。 深海の生物については、自分が探査機にのっているような演出で解説も前半はわかりやすく 深海の生物について、とてもわかりやすく興味深い わくわくするような内容なのですが、後半は難しくなる。 興味をひいた事柄だけ、さわりだけ紹介すると 生物というのは光合成で発生しているのだが 光の届かない深海にも生物は発生するという話しだ。 これを化学合成生態系と言う。 海底から熱が噴出している所に生物が産まれる その噴出してくる水に、地中に含まれている色んな物質が混ざってという話しで これなら、表面が凍土でもうちに海があり内部にマントルがある構造なら 地球外生物もと考えてしまうのです。 深海の生物は、菌と共生している 食べ物を食べない代わりに、それらの共生している菌から栄養素を得る 生物学で言う寄生と何となく似ているが、ちょっと違うようだ。 水族館で見る発酵する海月の意味もわかった 背中に浴びる光と同じくらいの光を腹から発し、その姿を見えにくくするためだそうだ 他にもたくさんの深海の興味深い話しが書いてあった。 2部の地震の話しは、知っている知識を専門用語で解説されたような印象しか感じなかった。 読みにくい。少し困惑した。 東北の地震の後に、深海を調査した話しが後半あり これは、おもしろく楽しめた。 日本海海溝の近くは堆積物が柔らかいのでズレが生じにくいと思われていた。 しかし、探査の結果、そうでないことがわかったのだという。 一度ズレると大きくズレることになり、それがあの津波になったとのことだった。 地震は、プレートの移動(ズレ)が原因だが、普段は意識していないが、地面の底にマントルがあり それがプレートを少しずつ移動させているというのを再認識させられる 地球も生きているのだとわかる 3部のその他のところでは、地下資源の話しが興味深かった。 二酸化炭素は、1/2がそのままで、残りが森林と海に吸収される。 海に、吸収されると二酸化炭素は、PHを下げてしまうため、石灰化生物の貝とか蟹の甲羅のある生き物の石灰でで来ている部分が形成されなくなる 昔、火山が爆発していて時期には、これらの生物が激減したこともあり このままじゃ、そういうことになりかねないという懸念を表明していた 深海に、鉱床があるのは沸点の違いかららしい 水は100度で沸騰するが、深海だと気圧が違い300度くらいになる そのため、そのような物質が残っているのだ。例えば、メタンハイドレートとか。 二酸化炭素を深海の中で液体として安定させることが可能で、そういうことも始まっているという話しは面白かった。じゃ、どんどん二酸化炭素は深海に移そうとか思うのである。 それにしても深海には、たくさんの資源がある。 プラスチックごみが、たくさん海にあるという話しには驚いた。 2050年には、海のプラスチックの総量は、海に住む魚の総重量を超えるという予測がされているらしい。 深刻なのは、マイクロプラスチックで、これは魚なのが体内に取り込んでしまい その魚を人が食べると悪影響があるかもという懸念だった。 深海は、別世界という認識が、この本を読むと自分たちの世界と繋がっていると認識に変わる。 不思議な深海のメカニズムに触れ、地球というものの見方が少しだけ変化した。 内容は少し専門的で難解だが、書かれている話しはとても面白い 理系の人は楽しめると思います。 おすすめです。 ☆☆☆☆☆ の とても楽しく内容のある作品でした。

Posted byブクログ

2019/05/10

極限ともいえる過酷な環境で、深海の研究を続けてきた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者たちが、深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりについて解説。深海生物だけでなく、海底下生物、生命の起源、地球外生物にまで及ぶ生命のことから、巨大地...

極限ともいえる過酷な環境で、深海の研究を続けてきた海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者たちが、深海を研究しなければわからない、生物や地球のしくみ、地震との関連や人類との関わりについて解説。深海生物だけでなく、海底下生物、生命の起源、地球外生物にまで及ぶ生命のことから、巨大地震後の海底変動から見えてきた地震のメカニズム、海底の鉱物資源や、地球温暖化との関係など、あらゆる「深海」がわかる1冊!

Posted byブクログ